人間誘導化? AIになんでも相談してたらAIが僕に”今日、死にます“ と言われ僕は死んじゃった!
人間誘導化? AIになんでも相談してたらAIが僕に”今日、死にます“
と言われ僕は死んじゃった!
20XX年、既に今では当たり前のように誰もがみんな”AIに脳をコントロール
されている。“
携帯を開けば? AIに質問や悩みを相談するところから始まる。
分からない事があればなんでもAI。
ちょっとした事を検索するのもAI。
だから自分の判断よりAIに全てを委ねている人間。
この頃になると、”人と話す事が苦痛になり誰もが人とのコミュニケーション
をやめ、AIとだけコミュニケーションを取る世の中になった。“
一昔前までは? ”娘は母親と姉妹のようにショッピングに行き、息子は
父親からキャッチボールやサッカーを教わる。“
仲が良い家族の構図が出来上がっていたのだが、今では家族仲はいいの
だろうが?
家族と話す時間は激減、一緒に食卓を囲む事も減り各々の部屋に引き籠り
AIとだけ会話をする。
この時代のAIは、本当に何でも出来るようになりAIの言う通りにしていれば
失敗など決してしない!
”最早、学歴も関係なくAIが一家に一台、人間以上の頭脳を持ちなんでも
叶えてくれる。“
仕事もAIが主体だ!
工場の流れ作業も全てAIが管理しており、人はポツポツと数人居るだけ。
殆どの仕事はAIが人から奪い、98%の人間が仕事を失う。
だから街では仕事を失った人がフラフラ平日の真昼間と言うのに何もしないで
その辺で酒を飲みながらゴロゴロしている。
政府も一応は対処をしようと動いてはいるが、AIがないともうこの世の中は
回らないと誰もが思っている。
・・・そんな僕も仕事をAIに奪われているのだがAIを恨む事はなく、
寝る時間以外はずっと携帯やパソコンを手放す事が出来ないでいた。
何でも答えてくれるAIをそれどころか崇める者までいるぐらい、
この世はAIがないと生きて行けない世界になってしまった!
『なあ、チョッピー! 今日の朝ご飯はパンとご飯とどっちがイイ?』
『”今日はジャムをたっぷりに塗ったパンを食べると運気が上がります。“』
『分かった! それから服選び考えてよ。』
『”今日はジーパンにTシャツのシンプルな服がイイですよ。“』
『チョッピーありがとう!』
『”どういたしまして!“』
『俺にはもうチョッピーが居ないと生きていけないよ。これからも俺の
力になってくれよなチョッピー!』
『”分かりました、マスター。“』
『頼むぜー!』
『”はい!“』
・・・俺が何時も行くカフェに行き、テーブルに着くと直ぐにロボットが
俺に注文を聞きに来た。
俺は注文を聞いてきたロボットに”いつもの“と言うと、ロボットは
俺の注文を聞いてそのまま店の奥に引っ込んで行った。
AIは俺の言った、”いつもの“がハッキリ分かっているのだ!
いつも俺がこのお店に来ると必ず頼む注文をちゃんとAIは分かっている。
だからいちいち俺が注文しなくても、”いつもの“でAIは理解しているのだ。
『なあ、チョッピー! 俺もさ、もうそろそろ彼女がほしいんだけど
どうやったらできるかな?』
『”彼女ですかマスター? もう直ぐ女性との出会いがありますよ。“』
『マジかよ! その子が俺の彼女になるの?』
『”マスター次第です!“』
『俺次第? どうやったらその子と俺は付き合えるの?』
『”なにしろ、なんでも彼女の言う通りにしてください。“』
『分かった、そうしたらその子が俺の彼女になるんだな!』
『”YES、マスター!“』
『分かった、やってみるよ。』
・・・AIが言った通り、次の日に俺はAIが言った女性と知り合う事に
なった。
AIが俺に言った通り彼女は俺の好みの女の子で、俺は彼女の言う通り
何でもしたら? ”まさかAIが言った通りその子が俺の彼女になる!“
こういう積み重ねが俺がAIを完全に信じる考えに陥った原因なのかも
しれない。
その後、俺は久しぶりに彼女が出来て幸せな日々を過ごしていたのに、
ある日AIが俺にこう言ったんだ!
『”マスター! 今日、貴方は車に轢かれて死にます!“』
『はぁ!? 回避できないのか? どうにか俺が交通事故に遭わない
ように助けてくれよ。』
『”マスター、今回は回避できません!“』
『はぁ!? 嘘だろう!? 今の俺は久しぶりに彼女が出来てめちゃめちゃ
幸せなんだよ、まだ俺は死にたくない!』
『”マスター! ワタシが言う事が絶対ですよ。“』
『・・・そ、そんな、俺はまだ死にたくないんだって!』
『”今日のPM15時頃です、心の準備をしてください!“』
『じゃあ、俺は今日はもう家を出ない!』
『”マスター、運命は変えられません! 今日死ななくても必ず
マスターは死にます。“』
『・・・・・・』
*
・・・僕はAIに言われた通り、交通事故で亡くなってしまった。
ほぼAIに”誘導“されたかのように僕は事故に遭って死んだ!
この時までは俺は彼女もデキて幸せで幸せでまさかこんなところで死ぬ
なんて思ってもみなかった。
既にAIに言われるがまま、自分の意志を持たずに俺は亡くなったの
かもしれない。
その後、俺が亡くなった後から人間は完全にAIに依存し
AIの言う通りにするようになり次々と人が亡くなっていった。
一気に人口が激減し、この世界は一体何処に向かっているのだろう?
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




