詩 宿る若木
頼りない命
小さな命
寄る辺をなくして
彷徨い続けた
小さな旅路の果てに
命が尽きるその寸前
その命は 新しい場所を見つけた
それは偶然見つけたものだった
枯れ木
今まさに命が尽き果てようとしている
その身に宿す力は 消える寸前のろうそくの火
けれども小さな命にとっては十分な力
「私はあなたの中に宿る」
「あなたを選び」
「あなたの命を奪うでしょう」
ーーそれでもその枯れ木は
ーー新しい命を迎え入れた
継ぐために
繋げるために
明け渡すために
ただただ続けていくために
読了ありがとうございます。
ネタバレとかでうっかり自爆するのと、活動できない時間が多いとか、もろもろの事情があるため、感想の返信はできませんが、もらったら全て読ませてもらっています。
ありがとうございます。