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白い部屋は悠久の時間の中で。

ひとしきり腕の施術も終わりまだまだ体力量も回復していないので動かない時間が増える。

流石に1週間近く昏睡していると体力は落ちる。

まずは少しづつ慣れていかないと…。

部屋にはテレビがあるけれど看護師さんが気を利かせてくれたのか入院する人への気遣いなのか家族宛に着替えや携帯の充電器と共にハードカバーの本を持ってきてあげてくださいとお願いされていた様です。

手に取るなりページを開く。

普段は活字など読む事もない人間が珍しく分厚い本を読んでいる。

人間死にかけると人が変わるのかも知れない。

読み耽っていると部屋にノックの音がこだまする。

お昼ご飯のお呼び出しだった。

お昼もペースト、まぁ仕方ない。

固形の食事は当分先になりそうです。

歯磨きを終えて部屋に誘導されるとベッドに移乗される。

慣れてくれば見守り付きではあるものの一人で移乗する事を勧められる。

まだこの頃は体も言う事を効かないのでお願いしていた。

最初の内はベッドのヘリでされ見守りが必要でほとんどベッドから出ることはない。

何より歩き方を知らないので歩けない。

脚はあるのに…感覚がない。

程なくして午後からの理学療法のリハビリが始まる。

どうも昼と夜ご飯前後は年配の患者さんにリハビリを断られるらしく昼一番と晩御飯前のリハビリへ回される。

さぁ、昼からは理学療法のリハビリに励みますか。

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