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分かれと門出と新天地。
そうまさにあれは運命の日。
何を隠そう下腹部にはカテーテルが施してあり体を少しでも動かせばジリジリと痛む。
そしてオムツを履いている。
ICUから一般病棟へ移ることとなり下腹部の管を抜くことに。
開放感である。
ただ呆気ない事に一瞬で長きを共にした管は去っていきオムツだけが残された。
オムツに関しては一般病棟でもまだまだお友達なのである。
そして、部屋間の移動は圧巻だった。
寝かされていたのもありベッドごとの移動。
仰向けから見える世界は目まぐるしく移り変わり建物の間取りも頭にないので今は何処へ向かうやも分からぬまま部屋に通された。
後で分かった事ではあるけど病院に運ばれて10日程の事でした。
ここからまた新たな日々が始まる。