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世界は子を愛す  作者: 大介
第2章 命

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第98話 双子

「お母さん、椅子に座って転移してきて突然説教するのは流石におかしいと思うけれど、納得する理由はあるよね?」

「勿論あるわよ。匿名希望の子が私を説教したの。今朝のことがあっても専属に決めた子のためにね。その子の言うことが間違いなく動物の不安を消すことに繋がるのよ。説教されるために私を呼んでおいて沈みながら説教してくるとは思わなかったわ。アンジェはジェリアに謝罪したけれど、許してもらえたの?不安は残っていないの?確認してみなさい。」


 リアに名前を出さないでほしいと頼まれたみたいだけれど、匿名希望と言われたら該当者がリアしかいないのだからお母さんは楽しんでいるね。

 それにしても今朝あのようなことがあったのに専属馬とここで暮らす動物のことまで考えてお母さんを説教して納得させたのは凄いと思う。

 不安を消すことに繋がるのだからジェリアも不安でいる可能性が高い。だけど私が沈んでいくのを見せたら更に不安になる気がするけれど、問題ないのかな…。

 それとジェリアに許してもらえていなくても不安が残っていても私が悪いのは間違いない。簡単に許してもらえる3日間ではなかったと思っているのだから。


「ジェリア、絶対に怒らないので正直に答えて。私が許せない?」

「いいえ。許しています。謝罪されることではないと思っていたので驚いたくらいです。」


 ジェリアが嘘を吐いているとは思えない。

 お母さんが来たのだから許していても不安が残っているのだと思う。リアはその不安を消すためにお母さんを呼んで説教されたのかもしれない。


「ジェリアは私を許しても不安なの?」

「はい。不安です。」


 何故不安の理由を言わないの?

 問題があれば改善するのに…。


 ジェリアもそれは分かっていると思うので改善できない問題があるに違いない。


「ジェリアは人が怖いの?」

「はい。とても怖いです…。」


 厩舎にいる馬は人間によって心に傷がある。知っていたことなのに抜け落ちていた。だけどリアはそれを初日で解決している。何をすれば不安を消してあげられるのかな…。


「世界には3人しか人がいないよ。母と双子の娘だけ。それでも怖い?」

「はい。怖いです…。すみません…。」

「アンジェ、感性の問題ではないわよ。ジェリアが何故理由を言わないのか考えなさい。私が何故ここに来たのか考えなさい。匿名希望の子がアンジェの元に行けと言ったわけではないわよ。」


 お母さんはジェリアの不安を消すために来た。

 シェリアが不安な理由を言えないのは私が原因だと思う。

 リアは専属馬のために説教されたのだから私が説教されていることにも意味があるのかもしれない。全てに意味があると考えた方がいいね。


「ジェリア、母が娘に説教しているのを見て不安はなくなる?」

「いいえ。不安です…。」


 説教されているだけでは不安を消せない…。

 リアは動物の気持ちがよく分かる。感性が関係ないのだから不安を消してあげる言葉があるのだと思う。だけどその言葉を証明するためにはお母さんがここにいる必要があるとすれば…。


「ジェリアは知らなかったね。ここの動物は全て母が守っているの。人が危害を加えるのは不可能だよ。私が今されている説教は母の娘以外は間違いなく死ぬ。母が守ってくれて何かあれば娘でも世界一辛い説教をされると知れば不安もなくならないかな?」

「いいえ。確認させてください。クロニクル様はここで暮らす動物を守ってくれるのですか?アンジェ様とリア様が問題を起こしても同じですか?」

「ここでは問題が起きないように監視しているのよ。だから問題が起きる前に対処するわ。問題を起こそうとした生命は追放。娘の場合は50年間の出入り禁止。反省していなければ延長。動物は保護区域に追放するので魔獣に襲われることはないわ。安心したかしら?」


 お母さんは今までここでの規則を定めていない。リアはそれがないので動物が不安だと説教したみたいだね。特に娘が問題を起こしたときが不透明で不安だったのだと思う。

 自分が問題を起こさないのを前提に考えていたので気づけなかった。だけど動物は私が問題を起こさないと信じられる根拠がない。そして母の娘だから怖いとは言い難い…。


「はい。安心しました。」

「匿名希望の子は説教されながら専属馬に説明してお母さんを説教したの?」

「全く関係ない理由で私を呼び出してね。今朝のことを反省して専属馬に心と向き合う切っ掛けを作るのが本当の目的だったみたい。ついでに不安と緊張を取り除いて私を説教したわ。そして全てを自分の我儘だとした。先を見据えているけれど、まだ赤ちゃん。それなのに資料館でアンジェを励ますことができないことを悔やんでいたわ。これからもアンジェは隣にいてあげてね。それと牧草地には行かないで。専属馬とお昼寝しているけれど、心の整理ができていないの。それでは乗馬を楽しんでね。」


 お母さんは椅子に座ったまま転移した。既に女帝だよ。


 資料館で涙を流していたときに私を励ませないことを悔やんでいるとは思わなかった。私の方が辛い思いをしていると考えているみたいだね。そのようなことは全くないのに困った妹だよ…。

 リアは優しすぎるし自分を責めすぎる。辛くても悲しくても誰かのために頑張ってしまう。専属馬のことを考え、ここで暮らす動物のことを考え、自分のことを後回しにする…。

 牧草地で専属馬と昼寝するために抱きついたときに涙が出たのだと思う。何度もリアが泣いているのを見ると保護区域を血塗れにしたくなる。だから私は牧草地に行くなという事だね。

 リアのことだから乗馬中にリオリナのことは考えないようにしていたはずだけれど、大切だと思っていた分だけ涙は出るよ。馬に抱きついて眠るときの温もりは体が覚えているから…。

 お母さんに言われなくても私はリアの隣にいる。絶対に裏切らないけれど、今晩は愚痴を聞いてもらうよ。楽しみにしていてね。


 お母さんが転移すると沼のようだった地面が固まるのは謎だね。出ると穴が残るので魔法で埋めて元に戻しておく。放置すると怒られる気がするから。本当に理不尽な女帝だよ!


「ジェリア、乗馬してもいい?」

「はい。乗ってください。」


≪乗馬≫

リアのようにうつ伏せで乗馬する日が私にも来るのかな


「私たち双子はお母さんの力で今の姿になっているの。お互いに知識はそれなりにあって意外と強い。相手がドラゴンでも負けないよ。気になることはあるかな?」

「はい。私は何と向き合うべきでしょうか?」


 リアの本当の目的が気になったみたいだね。


「ジェリアには人間が怖くなった経験があるでしょ。冷静にその経験を受け入れるの。耐え難い今すぐ忘れたい経験でもゆっくりと受け入れてあげる。それにより人間が嫌いなのか特定の人間か嫌いなのか別の要因があるのか今まで拒絶していた経験を理解する。次は変わりたいのかそのままでいいのか考える。変わりたいと思ったら過去の経験を克服しなければならない。だけど完全に克服するのか一部分だけでいいのかはどのように変わりたいと思ったのかで違うよ。心に負荷が掛かるので焦らずに辛いと思ったら中断したり相談すること。向き合うの?」

「はい。人間は怖いとしか思っていません。過去の経験を怖いと拒絶しているのでしょう。私の場合は騎士だけが怖いはずです。しかし鎧を着ている人も怖いと思うかもしれません。どちらにしろ今の私は人間が怖いで止まっています。全く向き合っていない証拠です。」


 真面目すぎるよ。心を注意して見ていないと危険だね。


「怖いで止まっているのは心が拒絶したからだよ。それなのに無理に受け入れたら心が壊れてしまう。だから自分の心と向き合って当時の記憶を少しずつ思い出すところから始めて。辛いと感じたらその日は終了すること。そして辛いと感じたところから続けるのではなく最初から始める。全く前に進めていないように感じても心が少しずつ強くなっているので大丈夫。そのあとゆっくりと理解すること。この世界に人間はいないのだから焦る理由はないし怖いと拒絶したままでもいいの。大切なのはジェリアの心だよ。もうすぐ妖精という翅のある身長が30㎝に満たない種族が生まれるけれど、怖いと感じたら克服できるまで会わないようにするので安心して。絶対に無理をしたら駄目だよ!」

「はい…。アンジェ様の言う通りにします…。」


 無茶する妹が1人増えた気分だよ…。


 そのあとは雑談をしながらのんびりと散歩した。乗馬しているときに感じるジェリアの体温が心地よくてリアがうつ伏せになっている理由が分かったような気がした。

 だけど今になってそれに気づいたのが情けない。3日間はジェリアのことを一切考えずに自分の体が直接感じているものさえ無視して、心を伝える訓練のことしか考えていなかった。本当に最低だよ…。

 お母さんが一緒に乗馬していたのはディアを監視して問題を起こさせないようにしていたのだと今ならよく分かる。馬に危害を加えるわけでもなく訓練に問題はなかった。それなのに馬鹿な私が乗馬を楽しめていなかったのが一番の問題だね。


 これほど狭い視野ではリアを守れない。もっと心を鍛える必要がある。


 ジェリアと馬房の前まで一緒に行って無理をしないように念を押してから自宅に帰った。乗馬していない間はジェリアと念話を繋いだままにして感情把握もしておく。


 リアはまだ帰ってきていないね。

 お母さんがリビングの椅子に座っていたので私も座った。


「お帰りなさい。アンジェ、心と向き合うことを随分と優しく説明したわね。専属馬を大切にしたいと思えたの?」

「ただいま。その通りだよ。ジェリアは無理すると思ったからね。とりあえず一番分かりやすい人間が怖いことを例にして説明するしかなかったよ。私も監視しているけれど、漏れがあるかもしれないので無理していると思ったら教えてね。私が会いに行くから。」


 ジェリアは真っ直ぐに育ってほしい。欲と感情に振り回されてほしくない。


「ジェリアはアンジェに魅了されているわ。人に優しくされたのが初めてなのよ。だから過剰な独占欲を持たせないように気をつけなさい。」

「分かっているよ。それも心と向き合って考えてもらう。大切な人を傷つけたくないのであれば抑えるべき欲や感情があるとね。」


 私に甘えるのはいいけれど、独占したいとまで思われると困る。

 境界はジェリアに決めてもらって必要があれば私が調整を手伝えばいい。


「本当はリアを独占したいアンジェが言うと説得力があるわね。」

「お母さんは何を言っているの?私はいつでもリアの幸せを願っているよ。それよりもお母さんの計画でリアは裏切られてきたの。これからは配慮してあげるよね?」


 過去とは違い今のお母さんにできることはたくさんある。

 とにかくリアを愛情で満たしてあげてほしい。


「アンジェに独占されるのが一晩で終わってしまったわね。それにリアはアンジェを心の拠り所にしているのよ。自分を大切にしなさい。」

「お母さんの左側はリアに譲る。それとリアの気持ちは分かっているよ。絶対にリアを裏切らないし隣にいる。それに私が消えたらリアの心が壊れる。生まれたときが一緒なのだから死ぬときも一緒でいい。お母さんでも私の気持ちは否定できないでしょ。」


 リアがお母さんと出会う前に愛情を求めた相手は悉く裏切った。そして残ったのは精神の中にいた私だけになった。そのため私が消えたらリアは生まれたことを否定してしまう。そのような悲しい思いだけは絶対にさせない。


「計画とは大幅に違うけれど、これが最善だったのだから仕方ないわよね。だけどリアが生まれた意味を計画のためだけだったと思ってほしくないの。そのためにはアンジェが隣にいなければならない。私がアンジェの代わりになることもできない。これからの私にできることは娘に助言して甘やかしてあげることくらいね。」

「助言して甘やかしてくれるのに沈められたんだね。お母さんの愛情表現は壊れているの?死ぬほど痛いけれど、リアは納得しているの?」


 この世界で娘以外は死ぬ説教とか理解できないよ。

 お母さんの愛情表現は世界の標準なのかな?


「説教した後にリアは私が世界だから沈めることは娘を抱きしめている感覚なのかもしれないと考えたの。困った子だけれど、母の愛情表現は理解してくれたみたいね。」

「何度も沈められてリアの感覚が壊れかけているだけだよ。あらゆる世界の知識があるのに親子の愛情表現で沈める種族がいたのかな?」


 百歩譲って沈めるのが愛情表現だとしても娘以外は死ぬ痛みだけは理解できない。


「体の強度を少しずつ高めているのよ。360度から潰そうとしていることに意味があるわ。私にできることをしているの。あら、主役が帰ってきたわね。」


 それならお母さんの愛情だと言えるね。


 勢いよくドアが開いた。元気な演技をするつもりだね。


「ただいまー!」

「お帰りー!お母さん、匿名希望の子がリアではないよね?」

「お帰りなさい。匿名希望なのだから秘密に決まっているでしょ。」


 急いで靴を脱ごうとしていたリアの動きが緩慢になった。

 席に座るのを待っているよ。時間は十分にあるのだから。


 リアは苦笑いを浮かべながら席に座った。


「アンジェも匿名希望の子に何かされたの?私はお母さんに説教されて沈められたよ。匿名希望の子が要求したんだって。馬か牛が怪しいと思っているけれど、アンジェはどう思う?」

「私も沈められて説教されたけれど、指導までされたよ。専属に選ばれた馬の気持ちが全く分かっていなかったの。その子はお母さんまで説教したみたい。この世界でお母さんを説教できる馬がいるのかな?お母さんに逆らえるのは私たちしかいないと思うけれど、リアに心当たりはあるの?」


 お母さんの責任にしたら確実に沈められると分かっているはず。

 素直に白状するのか足掻くのか楽しませてもらうよ。


「私がアンジェのために匿名希望にしたの。専属馬に乗馬するのは4回目でしょ。それなのに専属馬のことを何も理解していなかったので説教されたんだよ。お母さんにアンジェを説教してと頼んでいないからね。ジェリアが怖がっていて不安だったので説教されたのに私の責任にするのは間違っていると思うよ。心で通じ合うのは理想だけれど、言葉で通じ合えれば十分だよ。命と真摯に向き合えばできないことを試そうとは思わない。3日間の訓練が馬鹿げていると気づけないのも駄目だよ。言葉で通じ合えないのに心で通じ合えるはずがないからね。私がアンジェと離れて乗馬することにしたのも私たちが揃っていたら専属馬の不安が増すからだよ。それで少しは反省したの?」


 自白した後に正論で私を押し潰してくるのは予想外だよ。そしてリアの話には全く隙がないので反論もできない。唯一気になるのが私のためにという部分だけれど、私を気遣ってくれたのかもしれない。これは素直に反省したことを認めるしかなさそうだね。


「凄く反省したよ。リアがお母さんを呼んで説教された理由を教えてよ。」

「私の専属はリーリアと名付けたの。それでリーリアはお母さんしか信じていなかった。ここに残った理由もお母さんを信じているから。だけどお母さんは動物を守っていると伝えていない気がした。仮に守っていると伝えていても動物は娘と問題を起こすのが一番怖いと思った。娘が問題を起こしても動物の責任になるかもしれないと不安になるのはおかしくないでしょ。だからリーリアに見せてあげたかった。娘の我儘でさえ即座に説教されるとね。そしてお母さんに動物の不安を消していないと文句を言ったよ。特に専属に選ばれた馬の不安は相当きついと予想できたからね。それにもうすぐ妖精が動物と遊ぶようになるでしょ。その前にお母さんが動物を守る規則を作っておくのが必須だと思った。ここで問題を起こしたら種族に関係なく悪い方が処罰される。それが娘でも同様だと知ることで動物の不安は消せる。それとは別にお母さんにリーリアは臆病だけれど、勇気があって正直だと言ってもらいたかった。私の我儘でお母さんに言ってもらった言葉だけれど、お母さんが本当はどのように思っているのかは分からない。私の我儘として無視することもできるけれど、お母さんを信じているリーリアはその言葉が気になる。事前にリーリアがお母さんを盲目的に信じるだけの子ではないと確認したのでリーリアはその言葉が本当なのか考える。答えは心と向き合うことで分かるでしょ。そのあとリーリアに自分を知るのはとても大切なことだと伝えたよ。これがお母さんに説教された理由だよ。」

「リーリアが臆病だけれど、勇気があって正直なのはリアだからすぐに分かったけれど、アンジェは会話が少しだけ必要になるわね。それ以外は乗馬して会話すれば分かることなのよ。」


 リアは普段から無意味なことは余りしないけれど、これは凄いね。全てに意味があり、お母さんを呼んだ嘘の理由でさえ専属馬のためなのだから完璧だよ。そしてリオリナのことがあったのでリーリアに心と向き合う切っ掛けを作り自分を知ることが大切だと伝えた。

 私はジェリアに優しく伝えたつもりでいたけれど、リアの話を聞いた後だと厳しく感じてしまう。リーリアは自分の優れているところを認めるために心と向き合うのだから…。

 私も同じことをしてあげたいけれど、ジェリアの優れているところが分からない。4日間も乗馬しているのに情けない。ジェリアと真摯に向き合っていれば見つけることができたはずなのに…。


「アンジェが焦っては駄目でしょ。リーリアは自分の優れているところを認めない子だったの。ジェリアはアンジェが優れているところを言えば素直に認めるわ。だからリアと同じように向き合わせることはできない。初めて本気で専属馬を大切にしようと思ったアンジェの向き合わせ方や説明は十分優しさに溢れていたわ。それにリアはリーリアのことだけを考えている。アンジェもジェリアのことだけを考えなさい。2人とも周りに配慮するにはまだ未熟よ。今は目の前の命に真摯な気持ちで接することが大切なの。アンジェとリアの感性の差はすぐに埋まるわ。リアは魔法を使わずに本気で命と向き合ってきた。アンジェは魔法を使ってリアを本気で守ってきた。それだけの差なのよ。」


 お母さんの言葉で冷静になることできた。


 リアを守ることだけを考えていた私が初めて動物の命と向き合い大切にしたいと思った。そしてリオリナと決別することにしたリアの悲しさが少しだけ分かった気がした…。

 だからリオリナとの接し方を間違えたと反省してこれまで以上に無茶をするリアの姿が容易に想像できる。だけどそれを許すことはできない。


 リアに言われた通りにしよう。心配しているのは言葉で伝えることができる。


「リアは目の前の命に真摯で凄いけれど、もっと自分を大切にして。いつも自分を後回しにしないで。無理してばかりで心配なの。リアが目覚めない3日間はとても辛かったよ。だから二度と倒れるまで頑張らないで。私の気持ちを分かってくれる?お互いに先を見据えているので努力するときは一緒だよ。」

「うん…。ごめんなさい…。」


 リアに釘を刺せて本当によかった。気持ちは言葉で十分に伝わるね。


「これからは無理していると感じたら休ませるわ。さて、お風呂に入るわよ。」

「はーい。」


 お母さんには敵わないね。

 私も釘を刺されてしまったよ。

アンジェの言葉だからリアは素直に反省しました。

アンジェとリアは似た者同士なのでお母さんはアンジェに釘を刺しました。

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