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世界は子を愛す  作者: 大介
第1章 現実

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第26話 新しい力

 お姉ちゃんがクローディアだと自覚してくれた。主を守るのも妹を守るのもお姉ちゃんには変わらない。いつでも私を最優先にしてくれる。だから何も心配してない。

 それに体を乗っ取るつもりだったらいつでもできたはずだから。加護と能力が自分の影響を受けていると理解もしてたはずだし私がお姉ちゃんに勝てる気がしない。

 

 流石お姉ちゃんだよ。クローディアの姿に戻れた。私は3年後に向けて勉強するのみ。

 強くなるのはお姉ちゃんと仲間たちに任せる。


≪加護:今の状態でドラゴンに変身できるのか確認して≫

<かしこまりました>


 どんなドラゴンになるかな。普通に考えれば黒竜だと思うけれど。


<これは…。原初のドラゴンである可能性が高いです。光り輝く白い体に神聖な雰囲気があります。そしてあらゆるものを畏怖させる力強さも感じます。魔法、今なら神聖魔法が使えるのではありませんか?>


 原初のドラゴン…。そんな存在が本当にいたのか疑わしい。人体実験してたドラゴンが偶然に見つけて名付けたのかな?それくらいしか考えれない。


<粘土板に残っていた誰も使えない魔法だぞ…。そのような甘いものじゃないようだぜ。今の俺は全属性使える!俺にへばりついていた汚れも取れたからだと思う。今は何ができないのか分からねえ。クロア、少し人をはみ出したぞ>


 ゴミの影響で能力も全力を出せていなかった…。それは他のドラゴンも同じではないの?これは秘密にするべき情報だね。


<魔法は今すぐ全属性で考えられる最強の結界を張ってください。そして今後も実験し続けて上を目指してください。クロア、流石にまずいことになるかもしれません。極秘にしてください>


 まずいこと…。記憶を消されてることに関連しそうだね。お姉ちゃんも気づいてるはず。人間の感覚で聞いてたから違和感を覚えなかった問題が残ってる。


≪加護:人型に戻って今すぐ部屋に戻って≫

<かしこまりました>


「ディア、ニョロ母さんを念話で呼んで付与してもらって。その後に底までの追記と器を魔力で満たして。私たちの姿が戻ったのは精神の奥にクローディアが残っていて、あの人の力を排除するために指示を出してきたと嘘を吐いて。自己回復はニョロ母さんが付与したときに力の欠片を回収できる?」


<問題ありません>


 お姉ちゃんも全てのドラゴンに関連してる問題だと考えた。私が馬鹿したから世界最強を維持しなければならない。力関係が変わったときに同じ態度を取るとは限らないから。

 相手がドラゴンなら猶更だよ…。


 お姉ちゃんが気づいた秘密を私が話してどうするの。

 先のことを何も考えてなくて情けないよ…。


「ディア、私は大丈夫だからお願い。それに何もまずいことは起きない。確信があるから。あとで記憶を見るか分からなければ説明する。」

「その前に確認させて。加護と全能力が嘘を吐いてないとすれば1万年前に記憶を全消去されてるよね。ドラゴンは1万年生きれるかもしれないし、無理だとしても祖父母くらいの世代差しかない。それなのに狂った自己回復が話したドラゴンの歴史は短すぎる。たった3世代で目も能力も固定できないよ。」


 お姉ちゃんの表情が変わらないからやっぱり気づいてた。それでもまずいことが起きない確信がある。どこまで先を見てるのかな?


「ディアが気づいているのに天才たちは気づいていない。それを今から説明するところだったから安心して。これからの日々を一緒に楽しんで一緒に死ぬのは変わらない。ディアに新しい目的ができたけれど、私がディアを守るのは変わらない。だから大丈夫だよ。」

「分かった。強くなるのはお姉ちゃんと仲間たちに任せるよ。」


 抱っこから下ろされて頭を優しくなでられた。ずっとここにいたくなる…。


「行ってくるよ…。食事にブレンダさんを誘ってみる。」

「分かった。ディア、楽しんでね…。」


 甘えを振り切るように自己回復の部屋から出た。


「加護、代わって。」


<かしこまりました>


 はぁ!?大きな鏡の前に全裸で立ってるのは私だよね…。つまり加護は死にたいわけだ。


【お姉ちゃん、加護を死刑にして。私たちの全裸を見て楽しんでた気がする。】

(詳しく状況を教えて。死刑の方法を考えないといけないから。)


【全身が見える鏡の前に全裸で立ってた。加護さんは少女の全裸を見たかっただけなのかな?記憶共有が必要だと思う。】

(分かった。加護、今すぐ全能力と記憶共有。私たちの全裸を共有しなかったら拷問だから。判決は家族に任せる。)


<お待ちください。私は姿が変わったことを確認していただけです>


 相当焦ってるね。余計なことをしてたと証言してるようなものだよ。


<胸の防御力を確かめていたのですか?これは断固死刑です!>

<加護、お前何やっているんだ。胸が攻撃される角度でも考えていたのか?死刑だ!>


 何をしてたのか想像するだけで殺意が湧いてくるよ。


<違います!私も女性ですから胸が大きくなったなと確認していただけなのです>


 父親面してると思ってたら母親面してたんだ。


(ディア、加護の死刑は決まったから大丈夫だよ。あとは任せて。)

【何をしてたのか想像できるね。処刑は任せるよ。】


 着たくないけどゴミの服を着ないと…。今後は私たちの脱皮した皮で服を縫うと思う。そういえば脱皮できるのかな?考えても分からないからお姉ちゃんと仲間たちに任せよう。

 改めて鏡を見ると綺麗な女性が立ってる。艶のある癖のない黒髪は腰まで伸びていて、黒い目は愛嬌が感じられる丸みがある。そしてゴミのときより女性らしい体になってる。だけどニョロ母さんには勝てそうもないね。

 アデーレがお嬢様なら私たちはお姫様。お姉ちゃんも私もあえて生贄について聞いてないけど人間の国のお姫様だったのかもしれない。


≪加護:生きてるならニョロ母さんに念話を繋いで≫

<かしこまりました!>


「ディアだよ。時間が空いてるなら部屋に戻ってきてほしい。待ってるね。」

「居間に集まって話しているだけよ。すぐに戻るわ。」


 ドアを開けられても居間からは見えないように部屋の奥に行く。今気づかれると騒がれそうだから。色々聞かれるのは全てが終わってからにしたい。


 ドアが開いてニョロ母さんが立ち止まった。停止してるみたい。


「ディアだよ。ドアを早く閉めて!」

「放心していたわ。それが本当のクローディアなのね。」


 幼い頃の面影が残ってるのかな。


「そうだよ。ニョロ母さんに残りを付与してほしい。今の私はドラゴンにもなれるから付与できる器も大きくなったよ。」

「また何か移植したのね。ベッドで横になって。話は聞かせてくれるの?」


 同じ失敗はしない。お姉ちゃんに迷惑をかけない。


「勿論だよ。ニョロ母さんには秘密にしない。だけど皆には誤魔化して。」

「分かったわ。」


 ベッドにうつ伏せになるとニョロ母さんが私のお尻に座った。大きな能力を書くから正面から背中を見たいんだね。


「新しく付与できそう?」

「ええ、私の最強の能力を付与できるわ。早速付与していくわね。」


≪自己回復:力の欠片の回収をお願い≫

<お任せください!>


【お姉ちゃん、ニョロ母さんのことを今ならお母さんと呼んでもいいよね?】

(そうだね。ニョロ母さんが好きな方で呼ぶよ。聞いてみて。)


「話をする前にニョロ母さんに聞きたいことがあるんだ。ニョロ母さんはお母さんと呼ばれたい?それともニョロ母さんと呼ばれたい?」

「そうね…。ディアは私のことを怒ってニョロニョロと言っていたのよ。機嫌が直ったらニョロちゃんに変わっていたわ。私はあの頃のディアが大好きなの。そしてニョロと言われると許されないことをしたと実感できる。やはり自分を許すことができないの。ニョロ母さんと呼ばれると嬉しさと同時に罪深さも感じるわ。それと今回の話は関係するの?」


 被害者を悩ませ続ける最低なゴミたち。処分したいけど実験の継続に必要だから。


「するよ。ニョロ母さんと呼んでたのは2人を区別するためだったけど、ゴミが母ではないと知ってからもお姉ちゃんがニョロ母さんと呼んでたのは過去と今を切り分けようとしてたからだと思う。お母さんと呼んでしまうとゴミの顔が浮かぶのは仕方ないよね。13年間も依存させられていた相手だからさ。」

「つまり2人の顔を思い浮かべたくないから呼び方を変えていたの?」


 お姉ちゃんは純粋にニョロちゃんが好きなだけだと思う。あのとき即死を防ぐことしかできなかったことも理由を知れば仕方ないと思える。人質に取られて守ってきた眷属たちがゴミだったことは相当きつかったはず。ニョロ母さんは強いね。


「それだけじゃないと思う。ゴミの顔が浮かぶとお姉ちゃんは痛みに苦しむ。ゴミ夫妻はお姉ちゃんに拷問の記憶を植え付けた。記憶が痛みを覚えていてお姉ちゃんはそれを実際に経験してるから痛みまで同時に思い出してしまう。だけど今なら大丈夫な気がするから聞いてみたんだ。ニョロ母さんがお母さんと呼ばれたいなら変えてもいいとね。」

「なるほどね。痛みの記憶が実際に痛みを感じさせるのは私もよく分かるわ。今の姿になった理由も関連していそうな話ね。お母さんと呼ばれたいけれど、ニョロちゃんを忘れてほしくないとも思っているわ。」


 ニョロちゃんは忘れない。2日しか一緒にいれなかった私でも覚えてたし大好きだから。


「分かった。ニョロ母さんの思いは伝えるよ。ところでクローディアは私とお姉ちゃんのどっちだと思う?」

「ディアでしょ。そのために保護されていたのだから。」


 やっぱりそう思うよね…。だけど狂った自己回復の自己満足でしかない。


「実は精神には自己回復でも操作できない部分があるんだ。複製された私は勿論だけどお姉ちゃんも操作できない部分を複製して作られた精神なんだよ。そうすると私とお姉ちゃんの精神を綺麗にしたら対等だと思わない?」

「確かにそうだけれど、ディアの方が本物に近いのではないの?」


 順番なんて関係ないよ。本物を選ぶのは本物だから。


「ニョロ母さん、精神のその部分がこの体をクローディアだと決めてるという事は分かってるんだよ。私とお姉ちゃんのどっちをこの体の主だと決めたと思う?」

「あなたがそのような事を言うのであればクロアなのね。」


「その通り。耐えてきたお姉ちゃんを心と体は裏切らなかった。少し前に能力たちにも聞いたんだ。私のことを主と呼ぶけどお姉ちゃんの影響が強いからどっちが上なのかと。曖昧にしてるみたいだけどお姉ちゃんの方が上だった。2人とも主で呼び方を変えるのが面倒だからそのままにしてるだけみたい。そのことが私は嬉しかった。だけどお姉ちゃんは悩み続けてた。精神の奥にいるクローディアがお姉ちゃんにだけ何かを訴える。今まで訴えてきたのはゴミの排除だったりするけど新しく訴えてきたのは主だと認めろというものだったと思う。その後にお姉ちゃんが体を乗っ取ったと謝ってきたし、私に返す方法がないか考えようとしたから、私は妹でいいと言った。クローディアの妹のディアでいいとね。少ししてお姉ちゃんが落ち着いて自分自身がクローディアだと認めたら最初にすることは1つしかない。精神の奥にいるクローディアの指示を聞いてあの女をこの体から排除したみたい。今までお姉ちゃんが拒み続けてたから聞こえなかった声もお姉ちゃんを通せば聞こえる。ようやくクローディアが目覚めたんだよ。お姉ちゃんが最強なのは分かってたけど最強すぎるよね。」

「クロアの精神がようやく1つになったのね。だけどドラゴンに変身できなくならないの?」


 お姉ちゃんが隠したい部分だね。嘘を吐くのは心苦しいけどお姉ちゃんは今までそうやって戦ってきた。絶対に勝てないと思える敵にも勝ってきた。私だけ我儘を言うことはできない。


「お姉ちゃんはゴミを排除してもドラゴンの力だけは消さないと確信していた。実際にその通りになったんだよ。だけどドラゴンの体になってもドラゴンになれないのは知ってるでしょ。だからゴミから奪った。全身を検査させていて人間とドラゴンの体の違いを探してたみたい。そして移植に成功したらゴミ夫のドラゴンに必要な臓器を破壊した。お姉ちゃんを敵に回すとこうなっちゃう。それに器を大きくする方法がドラゴンに変身するしか分からなかったから仕方ないよ。」

「人間を人体実験していたあの女はドラゴンに変身もできなくなたったのね。徹底的に利用しているじゃない。クロアは何で強くなりたいの?もう十分世界最強なのよ。」


 私が何も言わなければこんなにも早く決断してないと思う。


「力を持つと人は変わるじゃない。本当に私は馬鹿だった…。能力と話せるアイダが私と同じことをするだけで私より強くなる。強くなっても同じ態度で接してくれるか分からない。お姉ちゃんが何かを決断するときはいつも私が原因だよ。アイダが能力と話せた直後にドラゴンに変身するのはおかしいじゃない。全部私のためだよ…。私が楽しく過ごすために誰にも邪魔させないのがお姉ちゃんだから。」

「そうね。クロアが強くなろうとする理由はそれしかないわね。立派な姉だわ。」


【お姉ちゃん、ニョロ母さんに能力と話す機会をあげないと平等じゃないよね。問題なさそう?】

(確かにあの人と差をつけるのはよくない。帯電と念話を使って話すようにして。)


【それとニョロ母さんはお母さんと呼ばれたいけどニョロが入っていることで自分を許さずにいられるみたい。まだ自分を責めてるよ。】

(それならお母さんと呼んであげたいね。ディアからもそのように言っておいて。)


「私の最強能力の雷化と思考速度強化を付与したわ」

「ありがとう、お母さん!早速能力との会話を体験しないとね。ゴミにしたことでお母さんにしてないのはそれくらいだから。隣に座ってよ」


 ベッドに座ってお母さんも隣に座った。


「お姉ちゃんもお母さんと呼んでいいと思ってるよ。お母さんが自分を責めてるから猶更ね。能力と会話してみようよ。生意気だったら私が泣かすから!」

「もうお母さんと呼んでくれるのね。何だか気恥ずかしわ。それにしても綺麗になったわね。あの女より余程綺麗だわ。アデーレが同じ髪色と目の色なのに負けているのを悔しがりそうだわ。それと能力との会話を体験するのは結構怖いのね。本性が出てしまう。まあ、あなた達に隠しても仕方ないわね。お願いするわ。」


 お母さんの背中に手を当てた。


≪加護:新しい能力の強化と器を魔力で染めるのをお願い。その他も含めて全て任せるよ≫

<お任せください!>


≪帯電:私を経由して念話の声をお母さんの帯電に届けてあげて≫

<かしこまりました>


「お母さんは念話で私に話しかけて。私を経由してお母さんの帯電に話しかけるから。」


≪帯電【母】:私はあなた達と会話したいと思っているの。何が足りないのか教えてくれないかしら?≫

<主が自分自身を許さない限りは私たちと話せません>


≪帯電【母】:許すとはクロアの拷問を見ていたことかしら?≫

<その通りです。ご本人が許すとあえて言ってくださいました。それでも自分自身を許さないのは彼女の心を踏みにじる行為だと考えています>


≪帯電【母】:その言葉の通りだと思うわ。だけど何故あなた達と会話できない理由になるの?≫

<私たちは主と同じ存在だと考えています。自分自身を許していないという事は私たちのことも許していないという事になるのです>


≪帯電【母】:あなた達には精神があり個性もある。それなのに私と一緒だというの?≫

<その通りです。私たちの在り方も主により異なるのです。そして私たちは主と同じ考えを持ち同じ方向を向きます。主が自分自身を許せないと考えているとき私たちも自分自身が許せないと考えているのです。お互いに許せない相手ですから会話できるはずがありません>


≪帯電【母】:よく分かったわ。ありがとう。直接話せる日がかなり近づいた気がするわ≫

<主が罪人だと思うのも当然の日々でした。一番辛い経験をした娘が許すと言いそれを乗り越えようと努力しています。主は自分を責めて終わりにするのですか?直接お話できる日をお待ちしております>


≪帯電:ありがとう。何で私はこんなにも悲しいのかな?≫

<末っ子の宿命です。諦めてください>


「お母さんの能力凄いね。一体感がまるで違うよ。私は聞いてるうちに悲しくなったから帯電に聞いてみたよ。末っ子の宿命だから諦めろと言われたけどね。主なのに泣けるね…。」

「あなた達の話を聞いていたけれど、ここまで違うのね。能力に末っ子だから諦めろと言われる環境が想像できないわ。あなた達は普段どのような会話をしているの?」


 お姉ちゃんは自分に厳しいから能力たちにも厳しい気がする。それも含めて皆で楽しんでると思うけどね。


「お姉ちゃんと能力たちが煽り合いをしてるよ。天才能力たちを煽って馬鹿にして心をへし折れるのはお姉ちゃんしかいないね。私では泣かすのが精一杯だよ。」

「クロアが能力を煽るの?全く想像できないわ。何故普段とそこまで違うのかしら?」


 信じてないから。お母さんは人を信じれるの?


「私に関係することなら同じだと思う。殺すから煽り合いが見れないだけだね。」

「能力たちにクロアを守るように指示を出してるわけね。外だとディアを馬鹿にしたら殺されるでしょうからまず見れないわね。凄く納得できたわ。それに私も能力に説教されたから。確かに許せない相手から話しかけられても無視するもの。体験は違うわね。進む道を示してもらえたわ。」


 お母さんの性格は一緒に真っ直ぐだね。裏切られたから余計に一緒に歩んでくれる人がほしいのかもしれない。


「私はこのあとブレンダさんの予定を聞いて問題なければ会ってくるよ。お姉ちゃんが初めて受けた依頼の依頼主なんだけど変わり者の善人なんだ。会えたら昼食の時間だし一緒に食べてくる。お姉ちゃんが初めて知り合った人間だから凄く大切にしてる。私が念話で話しかけたらすぐに別人だと分かった人だよ。一緒に住むことはないと思うけど隣に移住してほしいね。お母さんも行く?」

「面白そうだから私も一緒に行くわ。」

加護は脱皮した皮で服と下着を縫うことになりました。

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