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世界は子を愛す  作者: 大介
第2章 命

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第105話 勝者と敗者

◇◇◇

リア。


 ジェニー、今はどこに記憶しているの?

【リアの精神に記憶領域を作った】


 敵への対策?

 だけど私の思考を把握していたよ。

【是、リアを直接思考把握するのは制約違反。今は一旦私が確認した後に問題ないと思われるものを表に出している】


 ありがとう。

 世界の核は生命の思考や感情を自動記録していないの?

【是、魂の名と言動。自動記録で問題ありと判断した場合は監視。リアは世界の希望で私たちの家族だから守る。私たち世界も努力中!】


 記録は太陽が新しい記録と入れ替えたことで変化はあった?

 ジェニーが確認した記録だけでいいよ。

【否、変化なし】


 保険をかけておくよ。

 6人の精神を複製して封印してから魔石に入れて鮮血湖に落として。

【了】


 ジェニー、5人を消して。

【了、何故?】


 敵から送り込まれた精神だから仲間だと確信できていない。

 それに世界の思い込みを壊すので絶対に漏らされたくない。

【是、理解】


 世界が魂を生み出す行為は自動記録される?

【否、世界の行動は同世界で記録されない】


 魔獣の魂が少しは核にあるかな?

 元々存在していた魔獣は残っているよね?

【是、魂を送ったばかりなので【プリムス・コンティネント】と【ボア】×2の3つ】


 敵の核をここから封印するのは不可能だと思っているけれど、ジェニーなら可能かな?

【否、無防備でも遠すぎる。監視されているので不可能】


 敵は核の座標を知られる事と封印魔法は確実に警戒している。だけど世界の核へ最高権限で追記するときは太陽も核から行っているはず。そのときに逆探知を仕掛ける。必ず追記されると知っていればジェニーならできそうだけれど、どうかな?

【是、事前に知っていれば可能】


 それでは世界の思い込みを壊そう。

 この宇宙に制約はない!

【疑】


 ジェニーが必ず確認する古い記録の上に誰かが転移したときと同じように追記して。そして追記した転移の座標を好きなように変更して。

 そのあと追記した記録を消して。


 私が死んだ後に敵は記録を参照して確かめると思う。だけどできると知っていることが武器になるときがあるかもしれない。

【惑、追記可能、変更可能、消去可能…。リアが死んで負け?】


 不愉快だけれど、今回は勝てない。

 星魔力を知っている私を太陽は近づけない。

 だから次回のために太陽の警戒心を緩める。


 訓練に星魔力は使える?

【是、魔力器に世界の力で入れる】


 アンジェと訓練中に星魔力を使って魔獣を生み出して。

 生み出す魔獣は任せるよ。


 ジェニーを入れる魂を作る分と仮想体を強化する分と訓練で使う分の星魔力だけ残して魔獣を生み出して。そのどさくさに紛れて仮想体を強化する星魔力を核に移動させておいて。


 敵は私の足掻きを楽しんでいるので動かない。

【迷、私を魂に入れる?負けるから?】


 私が死ぬ少し前に魔獣のいる森から落ちる魂に記憶と精神を入れる。私から世界の力が外れたときに仕掛けが作動して魂が解ける。そのとき仮想体をすぐに強化して。

 間違いなく私は数え切れないほど死んでいる。それでも自分で作戦を考えるので何度も負けているのだと思う。だからこれ以上の指示はなし。


 全て任せるので次の私の精神に入ってきてね。

【絶対!】


 とても心強いね!

 それでは茶番を始めよう。


 訓練は仮想体でする?

【是、精神で世界と訓練】


 アンジェに仮想体を送る?

【是】


「アンジェ、精神で世界と訓練するよ。世界の仮想体を送るけれど、いいかな?」

「本体の仮想体だけにするので待って…。準備できたよ。」


 ジェニー、お願い。

【是、ボコボコ!】


 何故当たり前のことを主張したの?

 簡単に勝てると思うほど勘違いはしていないよ。

【リアの想定よりボコボコ!】


「アンジェ、ボコボコにされるみたい。何故かボコボコにこだわっているよ。」

「リアの影響を受けすぎだよ。世界が人をボコボコにしたがるのはおかしいからね。」


 確かに私の影響を感じるけれど、ボコボコにした人はほとんどいないからね。

【是、0人ではない】


 確かに…。


 突然魔力が極端に減った。

 8割から9割の魔力を使っているね。


 模擬戦で仮想体を消しているの?

【否、訓練に必要な人数を要請】


 空けた魔力器に星魔力を入れるんだね。

【是、星魔力の仮想体を要請。通常魔力では弱い】


 アンジェも私と同じ状態?

【是、発言注意】


「アンジェ、疑問等があれば世界に聞いて。世界も努力中だから付き合ってあげてね。」

「なるほど。偽物の印象が強すぎたみたい。やはり本物は違うね。」


 世界は努力しないと思ってしまうよね。

【反省して!】


 ジェニー、アンジェは実戦で星魔力を使えないけれど、それでもいいの?

【是、2人の体を変える準備】


 その発想はなかったよ。

 驚きだね!

【当然!】


「アンジェ、私より弱くなっても言い訳なしだよ。」

「リアが私より弱いままなのが確定して嬉しい限りだよ。」


 1時間ほど雑談をしながら訓練。

 そろそろいいかな…。


 本番開始!

【是!】


 太陽と念話を繋いで。

【了、リアは負けない!】


◇◇◇

念話中。


「こんにちは。面白い作戦を思いついたよ。太陽が全ての世界の自動記録を止めて。そしてこの世界だけ思考把握と感情把握と索敵しておいて。それで太陽がここだけを守っていると印象付けることができる。別の世界は索敵だけして洗脳して索敵に反応があれば座標を発言する。洗脳が解かれたら自動記録が止まっているので無言はあり得ない。これで何かあれば太陽の核に自動記録されて敵の居場所が分かるし、身動きが取れなくなる可能性が高い。世界の自動記録と太陽の自動記録が連動しているのであれば無理だけれど、違うのであれば問題ないでしょ。」


「連動はしてねえ。俺が新しい記録を随時読み込んでいるからな。だが敵を追い詰めすぎてねえか?殺しに来るかもしれねえぞ。」


 逆探知を準備して。

 封印できないと油断している敵には隙がある。

【是!】


「それなら太陽とこの世界の一番上の記録に『リアが殺されたので自動記録の停止は中止でやり直し』と追記しておいて。私を囮にして敵を消してよ。そのあと蘇らせて。世界の6人についても精神を複製して封印してから魔石に入れておいた。敵を逃がすとかあり得ないでしょ?」


「本気のようだな。万が一そのようなことがあればお前の覚悟は無駄にしねえ。敵は必ず消してやる。絶対に動かねえと思うが用心しろよ!」


念話終了。

◇◇◇


 自動記録と逆探知はどうだった?

【自動記録停止。逆探知成功】


 敵の監視を確認できる?

【是、リアの要望通り】


 ジェニー、魔力の動きは監視してね。

【是】


 私が死ぬときに動いて。

 記憶も全て消してね。

【是…】


「お母さん、アンジェ、残された時間が不明で敵も不明で何度殺されたのかも分からない。だから太陽に頼んで全世界の自動記録を止めてもらった。そして私が死んだらやり直しと追記してもらった。これで殺しに来るなら残された時間はなかった。来ないのであれば強くなればいいけれど、敵より強くなる前に殺される。お母さん、アンジェ、今回は死ぬ可能性が高いの。ごめんなさい…。」


「リアが死ぬと感じたのであれば仕方ないよ。敵と戦闘することになると思っていたけれど、確実に勝てるときに殺しに来るからね。私たちの努力を見て楽しんでいるよ。お母さん、私たちの方が強くなろうと思うとリアのしたことでもまだ足りない。太陽を封印できるくらい強くならないと駄目だから。」


「それは厳しいわね。それでリアが何に気づいたのかは秘密なのかしら?」


【お母さんの洗脳を確認。敵は太陽】

 やはり洗脳してきたね…。


「何故私たちで遊ぶのか教えてくれたらいいよ。」


「無力で無知な世界に生み出された分身と全てを憎み自殺した人間を組み合わせたら面白いだろ。お前はわざと殺されるように動いたな。俺の楽しむ時間を短くするとは思わなかったぜ。だが終わらせねえよ。願い通りに蘇らせてもらえると思うか?最初からやり直した。死ねたら幸せなのは間違いねえ。魔石は砕いてやるから嬉しいだろ。次のお前には記憶がねえから無意味だがな。お前みたいに用心深くて誰も信じねえ奴を騙すのが最高に楽しいぜ。最後に1つだけ願いを叶えてやってもいいぞ。」


 お母さんの顔と声で話すのは不愉快だよ。

【怒】


「自殺して。そろそろ自分が死ぬ番だと思うよ。」


「お前はつまらねえ。毎回同じことを言うから聞き飽きた。宇宙最強が自殺するはずがねえだろ。足りない頭で少しは考えろ。」


「クロアたちの悪意は太陽のせい?リオリナが独占欲に支配されたのは太陽のせい?クローディアの最終実験から始めるのでしょ。魔石は砕かずに精神を再利用だね。大量に魔獣を生み出した私は過去にいたのかな?いつどのような仕掛けが発動するか不明だよ?私も知らないからね!」


 何が面白いのか全く分からない。

【激怒】


「よく分かっているじゃねえか。お前を生み出すには無力なゴミが必要だ。俺が精神を再利用すると分かっていて魔石に入れたのだろ?魔石を確認したら記憶がねえしお前は記憶を消すし用心深いのも大概にしろよ。お前だけが俺の力を理解して警戒する。そして俺が人体実験なんて興味ねえのも分かってやがる。何で俺が敵だと分かったか答えたら俺も答えてやるよ。」


「私を思考把握しているのに制約と言ったからだよ。太陽が個人を思考把握するのはあり得ないと思っていたけれど、会話で思考把握されていると分かったからね。私が生み出した生命に裏切らせて楽しむつもりだったのでしょ。手加減しないので時間が減るんだよ。」


 お母さんの顔で下卑た笑いをしないでほしい。

【卑】


「お前は本当に面白いぜ!死ぬのが分かっていて手加減しろとか普通は言えねえからな。この時間も楽しみなんだよ。俺が『的を射ている』と言った時点で気づかれたか。太陽が個人を思考把握するとかあり得ねえよな。今後の楽しみまで予想して終わらせたのか。やるじゃねえか!クロアたちはクリスティーナの作品だぞ。リオリナは俺が刺激しなければ独占欲に支配されねえ。ところで魔獣を大量に生み出して俺が反応するのか確認しただろ。何も仕掛けてねえのは知っているぞ。どんな気分だ?」


「太陽が手加減しなくて面倒だよ。無個性を演じさせていたの?どうせ5人全員が敵でしょ。」


 笑っている。

 執拗に罠を仕掛けているのが鬱陶しい。


 ジェニー、覚えておいてね。

【是!】


「簡単に正解するなよ。お前は俺が入れた精神を信じねえ。だから同じにしておく必要がある。全て同じなら無力な世界は気づかねえ。隠蔽しようが敵が中にいたらどうしようもねえよな。お前は精神を既に消している可能性もあるから生み出した魔獣は魂も含めて綺麗に処分だ。宇宙一お前を認めている俺が手加減するはずがねえだろ。余裕だな…。既に消しているじゃねえか!魔石に入れて助けた振りをして自分の中の精神は躊躇なく消すのが最高だぜ!何か言いたいことはあるか?」


【悔しい…】

 大丈夫だよ。

 焦らず行動して次は必ず勝てばいいの。


「卑怯でしょ!」


「お前はつまらねえから話すな。リアは理不尽と言っているが卑怯と言わねえだろ。弱肉強食をよく理解しているからだ。それで何も言わねえのか?」


「言うに決まっているでしょ。机に貼り付けた疑似精神がクリスティーナを助けたのが納得できない。まるで計画通りみたいな表情をされたけれど、星魔力で落書きして助けたでしょ。それに世界の核を入れ替えるはずがない。クリスティーナを贔屓するとか呆れるね。好みなの?」


 大笑いしている。

 お母さんの印象が悪くなるでしょ。


 ジェニー、そろそろだよ。

【是…、リアは絶対に負けない!】


「おいおい、勘弁してくれよ。お前が瞬殺するから調整したんだぞ。確かに自分のお陰だと信じて勝ち誇った顔を見せつけるのは業腹だな。あの馬鹿は何もできねえのに手の込んだ嫌がらせを仕掛けてくるのが気に入らねえのは分かるぜ。それで次の要望はあるか?」


「太陽の核と繋がった存在は生み出せないの?太陽が敵だと分かった瞬間に興醒めだよ。1年間の訓練期間で勝てたら100年間遊ばせて。」


 また大笑いしている。

 頭がおかしくなったのかな?


「生み出せねえよ。生み出せたとしてもお前は戦わねえだろ。確実に俺を封印するために動く。繋がっている奴がいたら核の位置が分かるからな。本気で俺を封印する気なのがたまらねえぜ!お前は死ぬのを理解していて記憶もなくなると理解していて、それでも絶対に負ける気がねえ。自分が楽しむ時間がほしいように話して俺の核の位置を探るのが最高だぜ。お前は危険だから楽しいが核は駄目だな。それで何を手加減してほしい。」


「とりあえず星魔力でクリスティーナを助けるのは反則。それと私を思考把握するのはせめて世界と繋がってからにして。思考把握を覚えている人が全員私を思考把握するのは気持ち悪いと思わない?それでも私から有益な情報を得るのは無理だよ。太陽が思考把握できていないのだから分かるでしょ。」


 大笑いしながら手を叩き始めた。

 完全に壊れているね。


「確かにその通りだな。お前は何も考えないように状況を見て一気に攻勢を掛ける。だから今からでも核の位置を知れば何をするのか分からねえ。お前は死にすぎて思考把握されているのを感じているような気配がある。だが思考把握は疑似精神の指示だから俺は関係ねえんだ。クリスティーナの茶番はやめるか。お前は自分より強くても馬鹿は相手にしねえからな。次はこの世界が生命で溢れるまで仲間だ。そのくらいでいいだろ?」


「リア、何故そんな風に話せるの?また死ぬためにここまで苦しむんだよ?」


 アンジェに侮蔑の笑みを向けている。

 これでも生命に必要な存在なのだから最悪だよ。

【是!】


 少しの間お別れだね。

 次は飽きるまで一緒に楽しみ続けよう!

【絶対!】


「腑抜けに言ってやれよ。こいつは本当に分かってねえ。だからその程度の精神力なんだよ。」


「次は私が勝つので話しているの。何度死んだのか知らないけれど、負けると思ったことは一度もないと思う。太陽は私に負けたくて蘇らせている変態だからね。アンジェ、最期は一緒だよ。」


「今回は勝てないと言っていたね…。」


 ようやく笑いが止まったと思ったら机を叩いて笑い始めた。


「俺に遊ばれたと知ると命乞いか消滅を望む奴しかいねえ。だがこいつは俺を相手に全く怯えず本気で潰すという気迫が伝わってきてゾクゾクするぜ。俺が滅びるまで楽しませ続けろ。それがお前の存在意義だ!」


「そのゾクゾクが恐怖だと知る日が来るよ。アンジェ、世界を楽しもう!」


「そうだね。私はリアの隣に立つと決めているのに負けた気分で死ぬのは駄目だね。」


 ジェニー、お母さんとアンジェと私の記憶を消してから消滅させて。

 嫌なお願いを任せてごめんね…。

【大丈夫。リアは絶対に負けない!】


 私は誰で2人は誰だろう? 


 手が消えていく…。

 2人も同じようで死ぬみたい。


「何故か1人ではないのが嬉しいよ。2人とはまた会える気がする。死ぬという事は負けたのだと思う。敵はここにいるのかな?絶対に潰し…。」


 声が出せないし2人とも話してくれなかったのが残念。

 とにかく敵は絶対に潰してやる!


 私は負けな…。 


◇◇◇

太陽。


 今回も楽しめたな。

 記憶を消した後は思考把握できるがお前は死ぬ瞬間まで最高だ。


 悔しい感情が残っていてそれが敵に負けたことだと予想した。普通は何も分からず消えるのが当然なのに、お前は俺を潰すことを考える。

 消えるその瞬間まで諦めない。


 そしてお前は無駄に俺を貶めるようなことは言わないし考えてもいないだろう。人体実験や拷問、環境汚染は俺のせいだと思ってねえ。別の世界は助けろと言われたことが一度もねえからな。

 放置したが本来は世界の役目だ。そのために精神を核に入れた。それなのに腐った世界は人間に知識を与え全ての世界と生命を腐敗させていった。


 基本的に人種は欲深いがあの世界だけは例外だ。本気で拷問してから消してやった。


 俺の考えた仕組みを壊されたが新しくするのも馬鹿らしく思えたので遊びを始めた。立場を逆にしたらどうなるのか見てみたくなった。


 どいつもこいつも過去の記憶を入れた後でも滅びを望みやがった。威勢よく下劣なのは加害者でいるときだけで被害者になれば精神力もまるでねえ屑だ。

 今まで殺した生命の数だけは死を与えたが下らねえと思っていたしつまらなかったが他にやることもなかった。


 それで少しクリスティーナの馬鹿を自由にしてみたらリアが生み出された。絶対に勝てない実力差なのに馬鹿を瞬殺したのを見て少し楽しく感じた。

 だから俺がリアを殺して難しくして挑戦させた。それでも馬鹿を瞬殺した。

 どんどん難しくしていくと必然的に俺との距離も近くなっていった。


 遊びを続けたかった俺は避けていたが遂にリアは気づいた。

 リアも滅びを望むと思っていたら潰すと言ってきた。


 宇宙最強の俺の遊びに付き合わされて何度も死んでいることを教えてやっても変わらねえ。隠している感情を表に出してまで再度潰すと言ってきた。


 俺は初めて心を折ってやろうと思った。それなのに折れねえ。そのとき俺の中で相反する感情が生まれた。折れろという気持ちと、折れるなという気持ちだ。

 結局は折れずに俺と毎回話すようになっていた。


 リアは余裕を崩さず俺に文句を言う。


 遊ばれていることに対して直接文句を言われたことはねえ。あいつが反則だと言うのはその時点の知識を全て活用しても対処不能な仕掛けを俺がしたときだけだ。

 助けてやった馬鹿は結局瞬殺されたがリアを煽っている。自分が貼り付けた疑似精神だから助けてもらえたと思うような奴だ。世界の核を入れ替える知恵もねえ。


 まあ、反則だな。殺される側が勝手に規則作って俺が納得しているのは異常だと思うが、俺が納得するようなことしか言わねえあいつも大概異常だ。


 それにしても俺が精神を5つ入れた直後に検査したのは笑えたな。油断せずに雑な仕掛けをしなくて正解だぜ。リアは敵だと気づいても知らない振りをして利用する。

 精神を消して大量の魔獣を生み出して俺が確実に動かない状況でなければ核まで届かないと判断した。そのため即決で念話を使い俺を直接煽ってきたのが最高だ!


 中途半端に努力させられて殺されると予想したが間違ってねえ。


 念話で俺が動かなければ仲間のように何度も念話してきて核の位置を調べると感じた。俺の精神と直接念話しているとは思ってねえだろう。だから念話の座標を世界に聞いて封印しねえ。経由させている疑似精神が封印されたら最高に笑えたのに残念だ。

 核にある魂は6つだが消しておいた方がいいだろう。


 おいおい、今頃気づいてんじゃねよ!


 訓練中に魔獣を生み出し魔力器に星魔力を入れ念話してきて諦める。並べると怪しいのに核を封印される心配はないと判断して気にしていなかった。


 自動記録を止めて追記させたのは俺が核を結界で守っているのか調べるため。結界で守ったら俺の核も自動記録が止まると把握していただろう。

 そしてリアとアンジェの魔力器に星魔力を入れている。


 何度も殺されていると知っているのだから諦めた会話をすれば間違いなく俺が動くと推測できる。それを利用して核に結界を張ったのか確認しやがったな。

 世界の自動記録を俺に止めさせたのは疑ってねえと示すためか。


 俺が動かなければ転移して別の世界に移動して、世界の自動記録を止めて世界と繋がり隠蔽して、侵入した記録を消して追跡してきた魔法があれば消して、自動記録を再開されたら俺はどこに逃げたのか分からなくなる。


 記録を改竄できると知っていればの話だが精神を消した後に検証した可能性が高い。 

 記録を照らし合わせておくか…。


 やはり変化なし。

 気づいてねえのか隠しているのか分からねえ。


 俺が動かなかったときに何をするつもりだったのか気になるじゃねえかよ…。


 記憶の読み取りは世界が確実に防ぐので無理だし再現できねえ。しかもあいつは再現できねえのを知っていて追記させやがった。

 頭脳戦で完全に負けて遊びを早く終わらせたのは俺かよ。最強が圧倒的有利な状況で力で勝っても無価値だ。あいつの限られた手札を全て潰して勝たねえと余韻にさえ浸れねえ。


 あいつは弱いのを自覚していて無駄な時間の浪費を嫌うのでどこかで賭けに出る。星魔力を知ったことで俺が近づかせねえと判断したのだろう。

 全ての手札を潰したつもりで全く同じ状況にしたのに予想外の手札で生き残る。賭けに出てもあいつの手札は1枚じゃねえ。俺を本気で潰すつもりなのに逃げて終わるのはあり得ねえからな。


 クリスティーナがリアを俺の元に連れて来るまで眠るか。

 自信過剰な世界の女王様に興味はねえ。


 リアは本当に最高だぜ!

 この腐った世界で俺を楽しませてくれるからよ!

反省会をしている太陽。

自他共に認める最強は知恵でリアに勝ちたいのです。

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