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私の知らないわたし旅  作者: 秋乃しん
76/147

アキ6

アキの過去は美しい


 ※


わたしもあいつらと同じで白かったんだ。

ずっと泣いてた。あの空みたいにグレーな空間に1人で蹲ってた。


「怖い。辛い。酷い。汚い。」


そんな言葉ばっかりが頭をぐるぐる回るんだ。

なのに誰も助けてくれなかった。

いくら叫んでも、いくら泣いても、いくら怒っても、いくら悲しんでも。


だーれも。


そしたらね、突然答えが出たんだ。

その時は確か、何回目に泣いた時かな。


あまり覚えてないけどね。


「なんで泣くの?どうして悲しむの?怒るも寂しいも、なんで?」


ずっと考えるようになった。


泣く日も怒る日もずっと考えた。


それで気づいた。


うちは自分を守れるって。


死なないってわかった。


そこからかな、うちに色がついてたんだ。


「いっひひ!」


その時ね、初めて笑えたんだ。


気持ちよかった。


自分を見つけられた気がしたの、独りでも大丈夫だって。

だからうちは今までずっと独りでこの世界を彩らせてきたの。

あの山も川の音も岩の色もぜーんぶ。


だから…。


あー。


もう無理。


美しいといえば、命。

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