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私の知らないわたし旅  作者: 秋乃しん
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ハル12


 よろしくお願いします!!


 「ユキさんは、ハルのこと好き?」


部屋を出た後に、寝室でゴロゴロしていると、女の子から唐突に難しい質問が投げかけられた。


その質問に黙ったまま、頭の中で少し考えたけれど、答えは出ないから、代わりに女の子が喜ぶような回答をした。


「もちろん、ハルは優しいからね」


「えー!私の方が好きだからだめっ!」


「えぇ…だめなの?」


なんという修羅場。

こんな可愛い女の子と1人の男を奪い合うのは気がひけるけど、負けず嫌いなわたしは引けない。


「私の方がハルの優しいところ好きだもんねー」


意地を張る女の子はベロを出して敵対意識を剥き出しにする。


「わたしはハルが鼻をほじってるところも好きだよぉ?」


見たこともなく、それにそんなところ好きでもないけど、くだらない土俵でわたしも意地を張る。

こんな子供相手にムキになるのもハルが悪い。


「え。あ!私もハルが鼻ほじっててもなんとも、思わないもん」


「食べてるの見たことないでしょー?」


「えぇ、、あ、あるよ」


「ハルの鼻くそ食べたことないでしょー?」


「ええぇ」


パシッ!


「嘘言うな!バカっ!」


言い争い中に調子こいてると、背後から部屋に入ってきたハルに気づかず頭をぶたれた。


「いでぇ!」

よろしくお願いしました!

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