幻魔師の異世界冒険譚

その昔、『幻魔師』と云われる術師が存在した。
山奥で平穏に暮らしていた幻魔師の庵珠（あんじゅ）は、ある日、住んでいた山に鬼が出るという噂が広まり、鬼討伐のため山狩りが行われることを知る。相棒のハクと共に洞窟の中で身を隠すことにした庵珠だが、そこで大きな穴の中へと吸い込まれてしまう。

目が覚めると、そこは知らない森の中で、見たこともない鎧を着た男たちが化物に襲われているところへ遭遇する。

「これは助けるべきだよね・・・？」




ひょんなことから異世界にたどり着いた庵珠が、幻魔師として活躍する姿を描く冒険譚。
ここに、開幕――・・・