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童話集 森からの贈り物

ちびっこのつむ

作者: 守宮 葵

つむは ちいさなかぜの子

くるくるまわっては いたずらばかり。


春は さくらをちらし


夏は 海をさざめかし波をたてる


秋は 稲穂を吹き抜け


冬は 木枯らしとして過ぎていく。


急に吹くから みんなびっくりしてる。

そんな反応が楽しくて

つむは たくさんいたずらをする。


あるとき 目が見えないクルが

つむのいたずらにまきこまれた。


『あ!春になったんだ。桜のにおいがする』


にっこりと クルは笑った。


『わ!夏の海のにおい』


うきうきとした声で クルはいう。


『この音は 稲穂がゆれる音』


お腹の音と一緒に 恥ずかしげなクル。


『うー!寒い冬の風。寒いけど氣持ちがピリッとする』


ぶるぶる震えているのに すっきりとした顔のクル。


クルは つむのいたずらを喜んでいた。


みえなくても つむのいたずらが

季節の移り変わりを知らせてくれたから。


つむは ちょっとびっくりして

そして嬉しそうに 今日もいたずらをしている。

水・地・火ときたら風ですね。

自然と寄り添えるお話しが

たくさん書けるといいナァ。

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