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こんにちは異世界
処女作です。生暖かい目でみてください。
「…起きて」
朝、少女に胴体を揺さぶられ、ベッドに眠っていた少年が少しくすぐったい感覚に襲われたかのように身動き、うめき声のようなものをあげる。
一定だった呼吸が乱れ、覚醒の一歩をたどるが、それっきり起きそうな気配がない。
さっきより強めに続けて揺さぶってみるが同じような反応しかなく、身動きはするのに一向に起きようとしない。
半分意地になって、少年を起こそうとものすごい早さで胴体を揺さぶる。
「…起きて。起きて、お兄ちゃん」
続けざまに揺さぶられ、静まっていた少年の意識がうっすらと覚醒する。
重い瞼を開き、名残惜しそうに横を見るとそこには呆れた顔した妹がおり、まるで駄目な弟でも見るかのような目をしてこちらを見ていた。
少し寝すぎただろうか…………。カーテンの隙間から入りこんでくる太陽の光を感じながらそんなことを考える。
それにしても頭が痛いな……昨日徹夜し過ぎたか。
いや、ま
感想とアドバイスをくれたらうれしいです。