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鏡映した現実の風~リアル・ワインド~  作者: 四神夏菊
第一話・強面傭兵と願いの奏者(こわもてようへいと ねがいのそうしゃ)
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02 日常変化(にちじょうのへんか)

帰宅後の一時を過ごし、湿り気を帯びた髪が乾いた頃。彼は簡易な衣出達から着替えを済ませ、再び外へと出掛けていった。帰宅した際に空の上で輝いていた太陽が少しずつ高度を下げる中、その日の彼には用事があり、徒歩で道路を歩いていた。施設へと赴いた際に使用していたバイクに留守を任せ、彼は独り舗装された歩道を颯爽と進んでいった。

歩いて行く姿はどことなく凛々しく、印象的な髪がその動きを引き立たせ、すれ違う人々の視線を集めそうな彼ではあるが、実際にやって来る視線は心地よい眼差しとは少し違っている。

それは彼の顔に理由があるのだが、それはまた後で話すとしよう。


そんな彼が歩道を歩いて行くと、視界に広がる光景が徐々に変化しだし、都心のビル街で活動する人々の姿が写りだした。昼下がりのその時間に行動する人々は、仕事の合間の休憩を取る者もいれば、時間と共に世話しなく行動をする者も居る。逆にこの時間から出掛ける人々の姿もおり、道路を走る様々な交通機関が彼等の足となり、目的地へと送迎して行くのだった。都市内で過ごす平和な景色を目の当たりにしながら、彼はマンションの並ぶ通りを右折し、目的地と思われる大きな建物の前へと到着した。

彼がやって来たのはビル街と共に立ち並ぶも、周りの建物とは少し雰囲気の違う大きな高層ビル型の洋品店。大きなロゴの書かれた看板が入口の上部に取り付けられ、周りを歩く人々の視線を集め、自然と踏み込みたくなるオシャレな雰囲気を醸し出す。ホテルで使われていそうな回転式のガラス扉を構え、両サイドにきらびやかに生けられた華がお客達を出迎えていた。

崩した英文字で『Rubinase(ルビナス)』と書かれたその店に、彼は慣れた様子で入店した。

「いらっしゃいませー」

店へと入り込んだ彼を出迎えるかの様に、店員からの上品な声がやって来る。煌びやかな装飾で統一されたホールは、華美と言う単語が相応しく、洋品店とは思えない内装だ。商品として置かれた洋服も内装に負けない美しさを放ち、普通に考えれば入り込んだ店を間違えたと思えるくらいの衝撃である。しかし値段はピンからキリまであり、セレブはもちろん、庶民でも親しめそうなお店であった。


そんな内装の店で買い物を楽しむお客達を見終えると、彼は近くに立っていた従業員と思われる女性に声をかけた。相手は臙脂(えんじ)色のシャツに黒のスーツを見にまとい、にこやかな表情で周囲の従業員達に目を配りつつ、店の雰囲気をより上品に演出していた。徹底した営業スタイルもさることながら、完璧に近い研修を学んだのではないかと思わせる立ち姿であった。

「忙しい所すまない。『ギラム』と言う者だが、頼まれていた品を取りに着たんだが。担当の人は居るか?」

「ぁ、ギラム様ですね。お待ちしておりました。」

声をかけ用件を伝えると、彼女は内容を知っているかのように返答を返し、笑顔のままお辞儀をした。関係者と遭遇することが出来た彼は、上着のポケットに入れていた一枚のカードを取りだし、彼女に手渡した。

彼が渡した物、それは今回の仕事の仲介役を請け負った人物である事の証明と共に、用意した企業の手渡すべき品が何なのかが記録された『アーフナム』と呼ばれる記録媒体だ。厚みは米粒ほどの物で、大きさはトランプと同じくらいのサイズの物であり、携帯しやすくデータの管理が楽という点で、都市内で働く人々の手助けを行っているのだった。そんなカードを受け取った相手は、物を確認し『お品物をご用意しますので、待合室でお待ちいただけますか』と彼に告げ、一足先にその場を後にして行った。彼女の後姿を見送ると、彼はその場から移動し、入口とは別の方角に設けられた、店奥の扉前へと向かって行った。


彼が向かった扉には分厚くも取っ手は無く、代わりに右側の壁に小さな電子端末と思われる機器が備え付けられていた。緑色の液晶画面が付いた機器に彼が触れると、画面には数字とアルファベットのボタンが浮かび上がり、慣れた手付きで彼はコードを入力した。すると、閉ざされていた扉は静かに開きだし、入口を深紅のカーテンで仕切られた小部屋が彼の前に現れた。

布地へと伸ばした左手で彼は軽く横へと追いやると、そこには金素材で丸みを帯びた背もたれに、桃色と白い生地で造られた、一脚の椅子が鎮座しており、彼はそれに腰かけると、静かに小部屋は上昇を開始するのだった。


『エレベータ』に近い造りをしたその機械は、この世界では高層へ移動する際に用いられる『クラスメント』と呼ばれる昇降機械だ。使用するには個人の情報を暗号化した『コード』を入力しなければならず、身分証明を持たない者にとっては厄介な代物であり、無闇やたらと使用できない物なのだ。そんなシステムの甲斐もあってか、この世界では上層階で行動する事の多い社長室に無法者が入ることはなく、下の強化だけをしているだけで十分な警備体制が出来上がっているのだった。



そんな警備と共に接客体制がしっかりしたこの建物は、都市内で着られている衣服全てを作る『ルベウス・リアングループ』と呼ばれる大企業だ。衣服の製造から販売を主に手がけているこの企業は、女性物を中心とした優しくも可愛らしい服を数多く生み出し、広い世代と層から親しまれていた。最近では男性用の衣服も手掛けており、外部からの依頼によっては『軍服』を造る事もあり、新たなビジネスも展開している。

『女性の繊細な肌に優しく、美しさを』というのがこの企業のモットーであり、その細部にまでこだわったデザインと造りの丁寧さが、都市内では有名になっているのだ。そして、企業の中枢に位置する取締役が普段顕在するのがこのビルであり、彼はその場所に普段使用している施設の軍服を、隊員達の変わりに取りに来ていたという訳だった。


クラスメントによって上層階へ移動し終えると、到着音と思われるベルの音が響き渡った。音を耳にした彼が再びカーテンを抜けると、目の前には下の階とはまた違った空間が広がっていた。白と水色を貴重とした上品な雰囲気が広がるその部屋は、先程話をした女性が指定した『待合室』だ。しかしただの待合室にしては豪華すぎる造りであり、家具から小物に関しては細かい配慮が行き届き、何処かの城の寝室とも思われる様な光景であった。

そんな部屋の中央には芸術的な器に乗る一体の女性彫刻像があり、その彫刻の持つ水瓶からは優しく流れ、噴水のような仕事を行っている。そのためビルの中だというのにも関わらず、水の音が静かに潤いを与えており、彫刻の近くに置かれたテーブルとソファ周辺には、潤った空気が流れ込んでいた。そんな女性彫刻像を軽く見ながら、彼は静かにソファへと腰掛け、頼まれた品がやってくるのを待っていた。



しばらく待つ事、数分後………



ガチャッ


「?」

「ギラムさん。 お待たせしました。」

のんびりと待合室で待機していた彼の左側、壁際に設けられた扉の開く音が聞こえ、同時に彼を呼ぶ可憐な声がやってきた。声の主を見ようと彼が視線を向けると、そこには大きめの紙袋を手にし、こちらへと向かってくる金髪の女性の姿が映った。


彼女の名前は『アリン・カーネ』

リヴァナラスで着用する衣服全般の生産、提供をする『ルベウス・リアングループ』の社長令嬢だ。彼と同じく印象的な髪色をしているも、こちらは上品なサラサラのロングヘアーであり、空色と白地のワンピース姿がなんとも美しいと、世間でも注目を集める人物だった。そんな彼女は社長である父親の仕事を手伝っており、店で扱う衣服のデザインと共に、各支店店舗の営業管理を行っている。

そのため普段は本部に常勤しておらず、今日はギラムが店にやって来る事を聞いていたため、依頼された品と共に彼を待っていたのだった。

「お待たせしてしまい申し訳ありません。ご依頼の品をお持ちしました。」

「あぁ、ありがとうなアリン。」

依頼品の入った紙袋を手にしたまま、彼女は頭を下げ、彼に手渡すように紙袋を差し出した。それを見た彼は紙袋を受け取ると、中身を確認し、依頼された品物である事を伝え、笑顔を見せた。

「毎回忙しいのに、顔を出させてすまないな。でも、良かったのか? 依頼の品を渡す仕事を、自身で引き受けて。」

中身を確認し終えると、彼女に対し毎回依頼した品を持って顔を出すことが大変じゃないかと、彼は問いかけた。重役に等しく経営も着手している彼女にとって、こういった些細な時間も削り、少しでも多く仕事に没頭することが当たり前の世の中だ。だが彼女は浸透しつつあるその行いを行わず、彼が依頼した品を取りにくる時はいつでも彼女自身が品を持ち、手渡しをしてくれていたのだ。一傭兵の自分に対して、何故そこまでしようとするのか、彼も聞きたかったのかもしれない。

「大丈夫ですよ。ギラムさんがお仕事で出向いてくださっているのに、引き受けた側である私が、顔を出さないのは失礼ですので。本日も当社の品のご利用、ありがとうございます。」

「こちらこそ、いつもありがとさん。アリン。」

そんな彼の優しさを知り、彼女は静かに顔を横へと振った。彼の行動に対し、それに見合う対応で自分も返したいという、些細な気配り。例え社長令嬢であれど、自分自身は一人の人間であり、温室育ちというだけでは勤まらない行いをしたい。疎かにしがちな小さな良さを知っているかの様に、彼女は笑顔で話すのだった。

そんな上層部らしからぬ優しさを知り、彼は笑顔でお礼を述べるのだった。



ウィーンッ………


「ありがとうございましたー」

その後、アリンとのしばしの談話を楽しんだ彼は、店の外へと出てきた。見送りと護衛をかねた社員達が同席する中、後ろからやって来る声と共に、彼は帰路へと向かうべく道を歩き出した。数歩前へと歩いた彼が軽く振り返り彼女の姿を見ると、アリンは優しく微笑みながら、左手を肩の高さまで上げ静かに手を振っていた。

そんな彼女の見送りを受け、彼は笑顔で手を振り返し、荷物を肩に背負い元来た道を戻って行くのだった。



「………さてと、コレ届けちまわないとな。」

施設から頼まれていた依頼を完了し、浩然と帰宅路を歩いて行くギラム。右肩にかけていた荷物の中身を見つつ、依頼品の漏れが無いことを再度確認するも、未だに出かけ先がある様子で歩道を歩いていた。日が傾き出してから大分時間が立ったものの、夜になるまではまだ少し時間があると思われる頃。これから彼は再び施設へと戻り、代行で受け取った品を届け、依頼料と引き換えてこなければならないのだ。

依頼側の事情で明日までに支度を済ませなければならないらしく、詳しくは聞いていないものの、彼は再びそこへ行かなければならないのだ。しかし施設を利用するわけでは無いためか、現在着用している普段着のまま、彼は直行する予定の様だ。荷物を何度か背負い直し、紙袋を掴んでいる手の位置を直しつつ、彼は道を歩いていた。

その時だった。


「……… あれ。」

道を歩いていた彼は不意に何かを目撃し、歩く早さを緩め、とある方向を見ながら呟いた。彼の見ている方向にあったのは、住宅街に立ち並ぶ『集合住宅』に囲まれた一角。憩いの場として設けられた小さな公園を彩る、レンガ造りの花壇に、目が向けられていた。

そこには独り花壇の淵に座り、前方に広がる光景を見ている奇妙な存在の姿があり、服を着用しているものの、顔付が人間ではなかったのだ。公園に居る人々は皆、彼と同じ普通の人間であり、子連れの大人や無邪気に遊ぶ子供は髪色や肌の色は違うものの、普通の『人』であった。しかしその場に居たのは、一般的な人とは違い、顔が『虎』に近い顔付だった。

身体つきは人間そのものであり、顔の左右にあるべき耳は頭上に近い位置に健在し、肌の色は綺麗な月光色で、所々に黒の紋様が入った、少し異文化過ぎる風貌だった。身に着けている衣服は『歌手』が着用しそうな鴬色の袖無し上着を着ており、空色の半ズボンに紅白のブーツという、春先にしては少し寒そうな衣出達にも見えた。そんな花壇の淵に座っている存在の姿に驚いたものの、さらに観察をすると、妙な違和感を彼は覚えだしたのだった。

『………ん? アイツ、周りから視えてないのか………?』

座っている虎らしき存在は先ほどから前を見ているものの、時々顔を左右に向け、何かを探している素振りを見せていた。しかしそんな彼を周りは『認識』していない様子で目を向ける事が無く、むしろ花壇に寄って花を見る人は居ても、彼を見続ける存在が1人もいなかったのだ。まるでそこには『存在していない』かのような雰囲気が出ており、近くにボールが転がりあからさまに視界に映ったであろう子供ですら、何事もなかったかのように親の元へと戻って行くのだった。

目視できた人であれば、なるべく意識しないようにしようと目をそらすも、気になり目を向けてしまうのが普通だ。しかしそれが、今の彼の前では誰一人として行っていなかったのだった。皆が皆同じ性格で、同じ行動が出来る人と言うのは考えにくいためか、彼は少し気になり、意識しないよう目を逸らしつつ、相手の近くへと歩み寄った。


そんな彼の行動を見てか、相手は彼に気付いた様子で顔を向けるも、ただ単に後ろの花を見に来たのだろうと思い、静かに席を立ち少しだけ横へとずれだした。相手の反応を見た彼は少し驚きつつも、あたかもその行動を行うために近付いた素振りのまま、花壇へと視線を下ろした。花壇には白い花弁に、ほんの少し空色を足した花『星屑草(ほしくずそう)』が植わっていた。彼の住む環境では一般的な花であり、5つの花弁が星の様に視える事からそう呼ばれ、小さくも可憐な花を咲かせていた。しかし小さい花々と言う事もあってか、軒先にしか並ぶことがなく、どちらかと言うと『鉢植え』となって売られていることがある代物であった。そんな花壇に植わっている花々を見終えると、彼は静かに花壇の淵へと腰を下ろし、虎同様に園内を見始めだした。

すると彼の姿に気付いた子供達は、次々と使っていた道具を手にし、親の元へと駆けてよりだした。その様子を見た母親達は子供達をなだめる様に何かを告げた後、近くに立って居た近所のママ友達であろう人達に断りを入れ、その場を後にして行った。


周りに居た人々が帰って行く姿を目にした相手は、少し意外そうな表情を見せるも、隣に座った彼の顔を見て、その理由を把握した。

『この人、右目が………』

彼の右目付近には赤い痣の様な幾多の傷痕があり、まるで悪魔の翼の様な形をした古傷が刻まれていたのだ。顔付きも少々ゴツく、綺麗に整えられた金髪のオールバックヘアーでは、普通の子供ならば避けて当然である。何処にでも居そうな『年上のヤンキー』の風格に、ある意味当てはまっていたのだった。

「………やっぱり、子供には避けられるか。 当然だな。」

「?」

いつもの事であるかの様に、彼は隣に座る相手に聞こえるかどうかの声量で呟いた。呟き声を耳にした虎は少し不思議そうに彼を見ており、自分が見えているのかどうか気になったのか、行動しようかどうか迷う素振りを見せていた。

座り際に見た彼の背後には太く長い尻尾も生えており、彼は普通の人ではなく『虎』なのだとギラムは思っていた。その証拠に迷っている今の彼の尻尾は小刻みに左右へと振られており、耳もピコピコと動いていた。背丈は自分よりも低く細身の身体付きだったが、腕は少しだけ太く、上半身には目立った筋肉は見て取れなかった。

そんな虎はしばし迷った後、一度目を瞑り、気合を入れた様子で彼の方へと向き声をかけた。

「ぁ、あのっ………!!」

「ん?」




リリリッリリリッ………!


「?」

会話が始まりそうな雰囲気になった瞬間、不意に何処からともなく電子音が周囲に響き渡った。音を耳にした2人は一瞬驚くも、ギラムは何の音か推測が立ったかのように、上着の右ポケットに手を入れ、カード型の端末の様な物を取り出した。

彼が出した物、それはリーヴァリィに住む者なら大抵が持っている『セントミンス』と呼ばれる端末だった。一般的な携帯電話の様な代物であり、見た目は普通のICカードで、指紋認証をする事によって本人を確認したのち、電話として使える代物なのだ。ただし電子メールを使う際にはカードを別機でスキャンしなければならず、様々な周辺機器の存在する代物であった。だが会計時のクレジットカードとしても使えるため、これ一枚のみを持ち歩いて外へ出る人も中には居るのだ。

ちなみにカードの柄は個人によってデザインは異なり、彼の持つ端末は黄色と青で配色された紋様に、黒の『龍』が描かれていた。

「はい、もしもし。 ……あぁ、済まない。 ちょっと長話しちまってな、今からそっちへ向かうところだったんだ。」

「………」

「あぁ。 ……分かった、なるべく早く着くようにするぜ。 了解。」

電話の着信音であった事を虎は知ると、目の前で電話をする彼をしばし見つめていた。その視線が気になりつつもギラムは電話に集中し、かけてきた相手に返答をするように答え、その場に立ち上がった。その後電話を済ませると、彼は端末をポケットへとしまい、一度近くに置いていた紙袋を手にした。

「………」

荷物を手にし忘れ物がない事を確認すると、彼は虎の顔を一瞥し、その場を後にして行った。


あからさまに花を見ていなった目を向けられ、虎は動揺しその後の行動が出来ず、去ってゆく彼の後姿を見る事しか出来なかった。印象的な見た目だが心に何かを抱える、不思議な青年のように感じるのだった。

『……あの人、僕が見えてるんだ。 僕の声にも、返事をしてくれた。』

視界から彼の姿が見えなくなると、虎はハッと気が付いたかのように立ち上がった。その後花壇を離れ、再び彼に会おうと行動を開始するのだった。


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― 新着の感想 ―
[良い点] ここから始まりって感じですね、虎っぽい趣の周りに認識されてないような青年、それが見えるギラム、ちょっとずつの展開がわくわくします。
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