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鏡映した現実の風~リアル・ワインド~  作者: 四神夏菊
第四話・自然体の運ぶ聖十遊技(しぜんたいのはこぶ せんとゆうぎ)
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30 使用人対戦車(メアンVSチャリオット)

ギラム達を敵の本陣へと向かわせるべく、集団の足止めを行う事となったメアン達一行。一行はそれぞれ敵対した相手を倒すべく行動を取り行い、その結果を集団の一人が静かに待っていたその時間軸。正統派とは違うお転婆メイドといつくしむ心を忘れない犬獣人は、集団内で『チャリオット』と呼ばれる相手と敵対していた。



「ほらほらほらぁあ! 避けないと布地が無くなってしまいましてよ!!」

相手側から動きを見せたメアンとトレランスの戦闘は、始めに防御に回る戦いとなっていた。敵対する相手の手にした長槍が動くたびに空気を瞬時に割き、攻防一体の攻撃を仕掛けて来るも、その攻撃を間合いを図る様に左右に動きながらメアンは1つ1つの攻撃を固いフライパンで防ぐように立ち回っていた。武装していた武器の性質上相手に攻める事は難しくも、女性でも難なく重い一撃をお見舞い出来るフライパンは彼女のお気に入りの武器でもあった。見た目はとてもシンプルな鉄板武器だが、振り方や武器の角度を変えれば下手な武器よりも高い威力を誇っていた。

「アタシにその程度の攻撃、当たる訳ないでしょー? これでもトレランに援護射撃を頼むくらいに、前衛特化されてるんだからねー!」

「そんな無用な発言はお良しなさいな。先程から受身を取ってばかりじゃなくって?」

「その油断が、アタシに反撃の瞬間を産むんだから……ねっ!!」

そう言いつつ彼女はやって来た攻撃を弾く様に薙ぎ払うと、瞬時に間合いを詰め下から上へと振り上げる様にフライパンでゴルフスイングをお見舞いしだした。突然の動きに相手は空いた左腕でその攻撃を防御するも、武器の威力は高く勢いだけは防ぐことが出来ずに身体が宙に浮く感覚を覚えた。そして相手の動きが制限された瞬間を見定めて、相手に対して容赦ない遠距離攻撃が飛んできた。


ババババババンッ!!


「クッ!!」

発砲音と同時にやって来る攻撃を見た相手は右手で器用に槍を回し、弾丸を弾く様に防ぎ出した。攻撃が当たると同時に鳴り響く金属音が少々耳に痛いが、相手は空中で受身を取りながら再び地面に降り立ち、鈍い痛みが残る左腕を背面に隠しながら再び応戦する体制を整えだした。確実に相手を捉えた攻撃を放つも命中する事が無かったのを見て、メアンの後方に立っていたトレランスは銃を下しながら弾丸を装填し直していた。

「やっぱり、そう簡単には入りそうにはないね。君の攻撃で動きを制限しても、あの武器はそう簡単に壊れそうにはないよ。」

「んー やっぱり武器自体を取り上げた方が良い感じだったりするー? トレランー」

「有用と言えば有用だと思うけど、それは少し危険だね。『武器が一つしかない』と考えると、君みたいなパターンもあるわけだからね。」

「あーそっかー じゃあとりあえず、トレランが確実に撃てる隙を作った方が良さそうだねー いろいろ試してみたい事もあるしー」

「そうだね。その辺りの手法は、君にお任せするよ。どんな角度であろうとも、自分は相手を撃ち抜くだけだ。」

相手との間合いが広くなったのを見た二人は言葉を交わしつつ、次にどんな手法で攻めるかを検討しだした。


二人の行う戦闘スタイルはギラムとグリスンに近いが、メアンの場合はより至近距離に特化した動きを得意としていた。彼女が使う武装は『調理器具』や『清掃道具』と言った『家庭環境』にまつわる物を使用しており、自身の服装も相まって『メイド』に近い武器を好んでいた。普段は攻防一体の強みを持つ『フライパン』を使用しているが、状況に応じて『お玉』であったり『麺棒』と言った別の武器も使用する事がある。相手との間合いを詰める際には『デッキブラシ』や『脚立』と言った道具も使っており、どの家庭でも比較的見つけられる物を好む傾向がある様だった。そのため簡単に要約すると『ギラムよりも近接戦闘向け』と言う解釈で大丈夫だろう。

そんな彼女の援護をするのが、契約を交わしたトレランスの役割だ。彼はギラムと同じく『銃器』をメインに使用しているが、こちらは近接戦闘には向いておらず接近されると少々苦戦する立ち位置に居た。だが精密射撃に関してはギラムに並ぶ以上の腕前を有しており、その腕前を生かしてどんな場所に居る相手でも確実に撃ち抜く事を可能としていた。間合いを開ける際に弾幕として使用する『ガトリングガン』を使う時もあれば、はたまた苦手とする接近戦闘でも力を発揮出来る『マスケットライフル』を使う事も多かった。ちなみに先程の戦闘の際に使用していたのは前者であり、手動で弾丸を再装填するのは比較的珍しい行動でもあった。普段は自らの魔法でオートリロードにしている事が多いため、ギラムよりも永続的な『連射性能』に優れていると言っても良いだろう。そのため簡単に要約すると『ギラムよりも遠距離戦闘向け』と言う解釈で大丈夫だろう。

ちなみに何故ギラムが『基準』として使用されいるかに関しては、あえて説明不要の一言で済ませておこう。『著者が大好きだから』である。


「フフフ…… 単なる巨乳メイドかと思って甘く見ていましたけど、思ったよりもやりますのね。これでこそ潰し我意があると言うもの。」

「アタシは別に得意な距離で応戦してるだけなんだけど、そう言ってもらえるって言うのは誇っても良い事なんだよねー? トレランー」

「そうだね。自分と相対する距離を得意としているからこそ、連携がとても取り易いってだけの事だからね。そっちの方こそ、一人だけど凄く距離感を生かした戦闘をしてるんじゃないかな?」

「敵側からそう言われるのは悪い気分ではなくってよ。……もっとも、それを言い出したのは貴方達が初めてでは無いですけど。」

互いに間合いを詰めながら応戦するも、双方は口を利く事は止める様子もなく戦いを続けていた。カウンターに等しい一撃を受けた相手もしばらくして両手で槍を構える所を見ると、それなりに戦いを経験してきたと思われた。代わってメアン達も数えられる程ではあるが戦闘を経験している為、実力に関しては左程変わりないレベルと言えるだろう。

しかし本気の殺し合いと言うには少し違う様子を見せており、単純に相手を負かせるための戦いを行っている様にも見て取れた。

「貴方達を倒す事は、私達にとって行うべき事であり決定事項。再度聞きますけど、譲るつもりは?」

「無ーーしっ!」

「フフフ、それでこそ倒す価値があってよ……!! タダで裂くには惜しい相手でしてよ!!」

そして再び地面を蹴ったのは、相手側の方であった。

先程と変わらず先制攻撃を仕掛けた相手は数回に渡る槍の斬撃をお見舞いした後、足元が動きにくい修道着をもろともしない華麗なステップを踏み相手の左側へと回り込んだ。動きを見たメアンは先ほどと変わらずにフライパンで応戦し攻撃を払っていたが、その瞬間に相手は薙ぎ払いではない『突き』による攻撃を行ってきたのだ。攻撃を見かねた彼女は慌ててフライパンで防御するも、一撃を完全に回避する事が出来ずに火花が飛び散る中、彼女の首元をかすめる様に鏃が抜けるのを視界に取るのだった。

不意の一撃を避けきれなかった為か、その反動で彼女が身に着けていたエプロンの右腕部分のフリルが避けてしまうのだった。そして慌てて距離を取ろうとする彼女の後を追うように槍で下から上へと払うと、今度は彼女の首元を収めていたタイと共に胸元の布地さえも裂いた。これには動揺を隠せずに彼女は慌てて右手で布地を抑えるも、すでにギリギリであった服から胸元がこぼれそうになるのだった。

「ぁっ、ヤッバーイ……!!」

「メアン!!」

「さぁさぁ、その憎たらしい乳をさらけ出してパートナーの動きを鈍らせるのね!! 確実に仕留めてみせますわ!!」

「そうは行かない!!」

徐々に劣勢になるメアンを見かねたトレランスは手元に備えた武器を構え、連射の効くガトリングガンで相手の動きを制限する様に弾丸を発射しだした。再び迫ろうとする槍の動きをこちらに誘導させることによって攻撃の手を止め、防御に徹し動きを抑制するのが彼の目的だったのだろう。目論見通りに相手は攻撃を防ぎつつ後退するのを見ると、彼はそのまま距離を詰めつつ服を気にするメアンの心配をするのだった。

「メアン! 大丈夫かい!?」

「平気平気ーっ! ちょっと布地がヤバかったけど、これくらいなら結んじゃえば何てことないよー」

そう言いつつ彼女は手際よく破けた部分とポケットに忍ばせていた予備のヘアピンを使用し、あっという間に応急処置として布地同士を繋ぎ合わせてしまうのだった。しかし過度な動きをすればピンが弾け飛ぶレベルの修繕の為、完全とは言えない所が応急処置である。下手をすれば完全に露出するレベルの布地の残り具合であった。

「ウフフ、これで少しは隙が出来たと言えるわね。これから私が彼女の身体ばかり狙ったら、貴方はどうなさるのかしら?」

「? それは、自分が『欲情して動きを鈍らせる事』を狙って言ってるのかな? 雄の獣人らしく、本能を優先させる様にと。」

「あら、察しの良いお(つむ)ですわね。当然、同性の私が嫉妬する程ですもの。異性の貴方がイチコロでない保証は無いのではなくって?」

そんなパートナーの動きが変化する程の攻撃を見舞えた事に歓喜しているかの様に、相手は言葉を漏らしつつ口元に笑みを浮かべるのだった。しかしその反応に反してトレランスは軽く首を傾げる様に事実確認をしており、何処となく緊張感が欠けている様子も見て取れた。

単純に背後にメアンを隠しているから、という訳ではな無さそうだ。

「そうだね。確かに彼女の身体は魅力的な部分は多いかもしれないね。『着替えに苦労する』というのは、彼女の話だし。でも、残念だけど君は肝心な事を忘れていないかな?」

「何ですって……?」

そんな彼女の更なる修繕作業を進ませる様に相手を足止めしつつ、彼は不意に質問を返す様に言葉を切り返しだしたのだ。突然の発言に軽く動揺する相手を見据えながら、彼は銃器を軽く降ろしつつ言葉をつづけた。

「自分は始めに応戦する際、君にはちゃんと言ったはずだよ。『自分はすでに決まった相手に身を委ねている身』ってね。」

「? それが何か?」

「自分がそれを言った時点で『自分はメアンに全てを委ねていない』って事が確立したわけだ。だけどこうしてパートナーとしての関係性が成立しているし、現に戦闘に関しても苦労はほとんど無い。それはつまり、自分にとって『戦闘、生活に関して心配している要素は何も無い』という事なんだよ。これがどういう意味を指しているのか、解らないかな?」

「………!! まさかっ……!!」

「そういう事。自分の言う『決まった相手』とは、女性の事じゃないんだよ。だからこそ、君の目論見はその時点で失敗していると言う事なんだ。そうだよね、メアン。」

相手に理解を促す様に言葉を続けた彼はしばらくして、後方で身を隠しながらも手元で作業するメアンに声をかけだした。すると彼女は返事をしつつ無事である事を続けて言うと、不意に彼女が口にした言葉で場の空気が一気に変わる事を相手は知る事となった。

彼女が告げた言葉、それは今まさに勝機を感じている相手を恐怖に落としかねない言葉だった。先程から顔色一つ変える事が無かったトレランスが『怒っている』と言う脅し文句に等しい呟きであったが、相手はその言葉を真に受ける事実が目の前に居る事を知る事となった。依然として目の前に立っていた犬獣人の手にしていた武器が何時しか『マスケットライフル』へと変えられており、気付けばその表情には『影の有る笑み』に変わっていたのだ。良く視ると目元も微妙に変化しており、気付けば相手を睨む勢いで眼光を光らせている事も解る程であった。

一瞬にして状況が変わった事を理解した相手が再び後退し距離を取ろうとするも、すでにその行動は彼にとって遅いモノでしかなかった。

「悪いけど、逃がしはしないよ。自分が仮初でも契約を交わした相手に苦痛を強いらせる相手を、自分は生かしておくわけには行かない!!」

そうして放たれた言葉と共に相手の元にやって来たのは、幾多にも渡る弾丸の嵐なのだった。

火縄銃に似た造りをした彼の銃器から繰り出される攻撃は、弾丸の大きさも速度も倍以上に変化した一撃だ。ましてや装填する手間を省く事も可能な彼の銃器から繰り出されるその攻撃は手痛いを越える必殺の一撃に等しいモノであり、下手に弾丸を撃ち込まれれば瀕死に近い負傷を負う事も想定出来た。その攻撃を先程まで弾いていた槍を回しながら防ごうと思えば、その際に受ける反動もまた大きなものでしかなかった。

「いっつっ……!! 弾丸が厚過ぎる……!? 弾き返しても、反動が残るなんて!!」

「自分は銃器で相手を殺める事をしてきた経験があるんだ。生半可な度胸と心持を持って、その行動をしてきたわけじゃない。」

「!!」

「他人の命を奪う行いをその程度の志で行おうとするのなら……自分はその行いを、止めるだけ。それが今自分がココに居られる現状を創ってくれたヒトに対する、恩義でもあるからね。」

何時しか笑みの消えた表情を浮かべる犬獣人は気付けば間合いを詰め、相手の首元に銃口を触れさせる程の距離にまで迫っていた。動けば即座に当たるほどの距離に迫った武器を眼にした相手は微動だに出来ずに居ると、視線を上げたその先で交わる相手の眼から恐怖を感じ取っていた。徐々に身体が震え出す感覚さえも覚えていると、何時しか手にしていた槍は手元から落ち、地面へと落下し軽い金属音を周囲に響かせるのだった。

「そう言うわけだから、君にはここで止まってもらうよ。」

「や、止めてっ……!! わ、私はただ………!! あの人達の望みの為に!!」

「ダメ。自分、こう見えても『意地悪』だから。 ………さようなら。」


バシュンッ!!


相手の言葉さえもかき消す様に彼は呟くと、トリガーを引く直前に銃口を相手の首元から足元へと変えだした。瞬間的に狙いを変えた様子で放たれた弾丸は地面へと撃ち込まれると、即座に地面が光り輝き相手に対して閃光溢れる強大な一撃が次の瞬間にはお見舞いされるのだった。地面からやって来る光は相手を襲い、高い熱量と思われる気圧の波に飲まれて、相手はそのまま宙を舞い意識を失った。



「……あーらら。この子、気絶しちゃったよ?」

「良いんだよ、これくらいじゃないと割にあわないからね。それよりもメアン、服大丈夫かな?」

「うん、平気ー さっきからトレランが頑張ってくれたおかげで、ソーイングセットでちょちょいのちょい! だよー」

「そっか。それなら良かった。」

しばらくして宙を舞った相手が地面へと落下した後、後方に待機していたメアンは相手に近づきながら人差し指で相手の顔を突きだした。茶番過ぎる『安否確認』を取る様に相手の事を視るも、どうやら死んではいない様子で意識だけが別の方向へと飛んで行ってしまった様だ。元々撃ち殺すつもりは無かった様子で、トレランスは手元から銃器を消し彼女の服がちゃんと直っているのを確認するのだった。

「でも意外ー トレランがアタシの為に怒ってくれるなんて。」

「そうかな? 自分を大事にしてくれる人が傷付く所を見たら、誰だってそうすると思うよ。」

「んー まぁ、そうなのかなー てっきりトレランって、その『決めた相手』にしか感情を見せない様なイメージがあるからかな? アタシもちょっと驚いた。」

「それだけ、自分は『君を大事にしている』って思ってくれれば良いよ。どの道気持ちに対しては、自分はもう返す相手が決まってるからね。そのヒトにだけ、そうするよ。」

「はーい、かしこまりましたー」

だが彼の感情の変化に対して驚いたのは、何も相手だけでは無かったのだ。契約して行動を共にするメアンですら驚いた部分が多少なりとも存在しており、どれだけ驚いたかに関しては彼女の発言からでも解るほどであった。しかし今一つ緊張感に欠ける発言に関しては、大目に見てもらう。

こう見えて以前に、彼女は結構なおバカさんである。

「……とりあえず、この人どうする?」

「今は置いといて良いんじゃないかな。何なら、荷造り紐とかで縛っておいてくれると安心かな。」

「はーい、おっまかせあれー アタシの得意分野だよー」

そう言いつつ彼女は手元に大きなタコ糸を創り出すと、器用に相手の手足を格子状に縛りだした。本人曰く『焼き豚を作る時に必要なスキル』として練習した様子で、その手際の良さを見ればしっかりと腕に身についている事が分かった。しかし出来栄えを言ってしまえばまだまだアマチュアレベルであり、場所によっては格子ではなく十字になっていた。

「でっきあがり~ トレラン、これでいいー?」

「んー あともう少し、丁寧に出来れば上出来かな。少しだけ直しておくよ。」

「お願いしまーす。」

しかし本人もそれなりに自覚している様子で、手直しに関しては否定する事は一切無かった。トレランスは気になる箇所をスピーディに修正すると、しばらくして周囲の闇が一部だけ晴れている事に気が付いた。

「おや、どうやら道が開けたみたいだね。皆と合流しようか。」

「そうだねー イオるん達、大丈夫かなー?」

「大丈夫、皆は君と同じくらいに強い子達だよ。」

そんな他愛もない話をしながら、二人はその場を出て行くのであった。


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