表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/84

水滴

 私が食料を求めてさまよっていると、何か香ばしい風の吹く洞窟に行き当たった。

 中に入ると、そこは仄暗く、妙に生温かった。更に天井には多数の鍾乳洞が生えており、時折、水が滴り落ちてくるのだった。

 何だか気味の悪いところだ。そう思いながらも、前に進もうとしたとき。落ちた水滴が、偶然私の足の端に触れた。

 瞬間、激痛が走った。「ぐっ……!」見ると、自分の足が少し、溶けていた。そうか。これは酸。侵入者を阻む、洞窟の罠なのだ。

 そうとわかればこんなところには居られない。心なしか、足下が揺れている気もする。私は、元来た道を、光の方へ引き返した。

 間一髪。私は、逃げ切ることができた。振り返ると、洞窟の入り口は閉じ、そこには巨大な怪物が居た。……そう。この穴は、犬の口の中だったのだ。危ないところだった。

 こうしちゃいられない。私は再び歩き出した。女王蟻へ捧げる食料を探して。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ