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機関銃
俺は昔、軍で機関銃手を務めていた。と言うと聞こえはいいが、実のところ、うちの軍が使っていた機関銃は恐ろしく質が悪く、機能不良が当たり前の欠陥品だった。“言うこときかん銃”なんて呼ばれていたくらいだ。
だがどんなポンコツでも、俺の命を預かる相棒であることに代わりはない。俺はそう思い、毎日そいつを、丁寧に丁寧に整備した。
ある時、俺の部隊がゲリラと戦闘をしたことがあった。俺達は敵の地理を活かした作戦に苦戦を強いられた。俺も奮戦したが、罠にはまり、とうとう敵に捕まってしまった。
敵はどうやら、俺の機関銃で背後から部隊を襲うつもりらしかった。俺は願った。俺の相棒に、味方を殺させないでくれ、と。すると、奇跡が起こった。撃とうとした銃はそのまま爆発し、ゲリラを吹っ飛ばしたのだ。その隙に乗じ、俺も無事逃げることができた。
俺は今でも信じている。あいつは欠陥品なりに、体を張り、その役目を果たしたのだ。




