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愛車

 軽快に走る赤のスポーツカー。こいつが俺の愛車だ。楽しい時も辛い時も、こいつはいつも一緒だった。こいつの傷の場所も、細かいクセに至るまで、俺は全て知り尽くしていた。いわば、恋人のような存在だった。

 だが、こいつもそろそろ限界が来ている。愛車だからこそ分かるのだ。今までは直し直やっていたが、今度こそ本当に休ませてやるときがきたのかも知れない。

 俺は散々迷った挙げ句、こいつを売ることにした。涙ながらに手続きをし、愛車と別れる。去り際のそいつはどこか、寂しそうに見えた。俺は振り返ることなく、店を出た。

 数日後、俺は新しい車に乗っていた。まだ愛車とはいえないが、少しづつ、こいつのことを知っていくつもりだ。

「うおおっ!?」急に、衝撃が訪れた。どうやら追突されたようだ。畜生、新車だっていうのに。俺は苛立ちながら、ミラーを見た。

 スポーツカーの、赤いボディが映った。

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