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超ド級
“ワレ チョウドキュウノセンカンヲ ハッケンセリ シキュウ オウエンモトム”
「超弩級の……戦艦だと?」
その電報は、司令を大いに混乱させた。まさか、敵にまだそのような隠し玉があったとは。完全に計算外であった。
早急に対策が練られた。何せ、超弩級だ。装甲も武装も、並大抵ではないだろう。結局、力には力、と言うことで、こちらも秘蔵の大型戦艦を投入するという決裁が下りた。
しかし。前線の戦況は司令の予想とはまるで違っていた。大型戦艦などどこにもなく、代わりに多くの小型間がうようよしていた。
「どういうことだ……まさか、攪乱か?」
戸惑う司令の元に、伝令が現れた。
「おい、これはどうなってる! 話が違うぞ、超弩級の戦艦はどこだ!」司令が訊く。すると伝令は、困惑した表情で答えた。
「え、ええ。ですから、ご覧の通りです。敵の戦艦がほら。ちょうど、九……」




