表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/84

スポンジ

 “スポンジ”というあだ名の男がいた。その名の通り吸収が早く、一度教えさえすれば、それを完璧にこなした。ただ、純粋で、自分の意志がないことだけが欠点だった。

 男は便利屋として、多くの人々を助けていた。しかし、彼を悪用しようとする者が現れた。銀行強盗集団である。彼らはスポンジを強引に連れ去ると、あらゆる手段を使い、銃の扱いや錠の開け方、車の運転技術を叩き込んだ。スポンジはそれらを純粋に学んだ。

 そして、犯行当日。スポンジは熟練の如き手際の良さで金を盗み出した。かくして強盗団は大金を手に入れ……るはずだった。

 彼らの失敗は、スポンジの運転教材に洋画アクションを見せたことだった。車は案の定崖から飛び、翌日、大破した車と、強盗団たちの遺体が見つかった。が、スポンジの死体だけは、なぜか見つかることがなかった。

 後日、近くの森林で、猿と共に暮らす人間の姿が目撃されたと言うが、定かでない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ