ふあっかきんちゃん〜感想とブクマ次第で短編じゃなくなる物語〜
学習指導要領が変わり、今は義務教育で「ハンターハンター」や「ジョジョ」などのジャンプ、マガジン、サンデーを習わないそうです。
僕の中学は友人と「特攻の拓」をディスカッションする程の進学校だったので、職員室にもたくさん少年ジャンプなどが積まれてました。
そんな古き良き、モラルの崩壊した時代を感じていただければと思います。
用語の説明。
Fワード=英語の授業や英会話では習わないのに
なぜか知っている単語。クエンティン・タランティーノの映画では満腹になるほど出てくる単語。
法力=僧が使う特殊な力。「うしおととら」の月輪とか好き。
九字印=密教とかで使われる。呪法もある。「孔雀王」や忍者漫画でも使われる。
ふあっかきんちゃん
ここはヨーロッパっぽいところ
…だと思うがよろし。
お母さんが娘を呼んでいます。
「ふあっかきんちゃん?
あれ、どこかしら?
ふあっきんちゃーん!」
「「ぅファッキンっ!!」」
「きゃあっ!」
娘のシャウトにビックリする母。
「んもう!ビックリするじゃない!
急なFワードやめてよー!」
形のいい眉毛を八の字にしながら
ぷんぷん怒る母親。
控えめにいってビジュアルが
カワイイ。
「ヘイ!ママン!
ふあっかきんちゃんを略すんじゃねえ!
ふあっかきんはあだ名だ!」
立派な眉毛をへの字にしながらツッコむ
「ふあっかきんちゃん」こと
アンナ。控えめにいってゴツイ。
「なによぉ〜、知ってるぅ?
ちびまる子ちゃんだって『ももこ』じゃなくて『まる子』って呼ばれてるのよ?」
「ファッキンっ!
ヘイ!世界観壊すような
メタなこと言うんじゃねえ!!」
「んもう!Fワードもツッコミも
品性がないわよ!ぷりぷり!」
「ヘイ!なにかひりだしたんか!?
文字だけでぷりぷり言うのやめろ!」
「はいはい、ごめんなさい。
ねぇ、聞いて。…
おばあちゃんが病気になったみたいなの」
「あ?なんだ?
また虫の知らせってやつか?」
「ううん、今回は私の念能力。ほら
教えたじゃない。『円』って能力よ。
半径15キロの敵を探知できるの」
「おい、ババアは敵じゃねえだろ?」
「今はね」
「今は!?いずれ敵になんのか!?」
「ふふ!短編なのに伏線をはっちゃ
ダメよね♡」
「ヘイ!そのメタ発言をやめな!」
「はいはい。ごめんなさい。
んもう、その荒っぽい性格。
誰に似たのよぉ〜。
3人目のお父さんかしら?」
「ヘイ、ビッチ。
今のは聞かなかったことにしてやる」
「ふふ!優しくて気づかいができる子!
ママンはちゃ〜んと知ってるんだから♡
そんな優しいアンナちゃんは
おばあちゃんの
お見舞い♡行ってくれるわよね?♡」
「あぁ?やだよ、めんどくせぇ」
「ええ〜、そんなぁ〜…あーあぁ〜。
んもう…
アンナちゃんには、がっか臨兵闘者…」
「ヘイ!ヘイヘイ!印を結ぶな!
なんなんだよ!
がっかりんぴょうとうしゃ、って!
ガッカリのついでに九字印を
きるヤツなんて聞いた事ねえよ!?」
「ごめんなさい。
私ったらつい…。
期待を裏切ったアンナちゃんが
コメカミの痛さで
もだえるところを見たくって♡」
「『つい』で法力を
つかうんじゃねえよ。たまんねえぜ。
まったく…いいよ、
行ってやんよ。お見舞い」
「わぁ!ありがとう♡
じゃあ、このバスケットを
おばあちゃんに届けて」
母から、
かわいい蓋付きのバスケットを
受け取るアンナ。
「おう。…ん?このバスケット、ちょっと
重いけど何が入ってんだ?」
「お菓子とワインよ」
「ファッキンっ!病人だぞ!?
ワインて!お前!ワインて!」
「えー!だって、赤ずきんちゃんの公式には
おばあちゃんのお見舞いにワインて書いてあったものぉ〜」
「知らねえよ!なんだよ、公式って。
ワインで病気が治るのかよ!?」
「おばあちゃん、グラララって笑うし、
治るんじゃない?」
「見舞いの必要なくないっ!?
どっかの大海賊の笑い方するヤツに
見舞いの必要なくない!?」
「でも、行ってほしいの。
ごめんなさい♡」
「ヘイ!悪いと思ってねえのに
『ごめんなさい』って言うな。
サイコパス感満載だわ」
「でも、口癖なんだもん♠︎」
「あ?口癖にすんな、そんなもん」
「わかったわ ♦︎じゃあ、がんばって口癖
治してみるわね♣」
「ヘイ!トランプのマーク!文末に
トランプのマークぅ!」
「なんのこと?♥︎♠︎♣︎♦︎」
「それぇーーー!!↑」
「ああ、♥︎♠︎♣︎♦︎←これね♡
これ、スートって言うのよ?
スト、スト、スト、スート、
スート、スート♩️♡」
「ヘイ!不動産探してる
んじゃねえんだ!
SUUMOのリズムで
言うんじゃねぇ」
「読者のリズム感に超依存♥︎♠︎♣︎♦︎」
「ここまでで大半が離脱してっだろ?」
「そうねー♣︎
私も読者を引き止める念能力は
持ち合わせてないわ♦︎」
「ママンもババアもなんなんだよ、
その便利な念能力ってやつはよ。
アタシはいっこうに使えねーぞ?」
「アンナは大丈夫♡教えたでしょ?
体重×スピード×握力は破壊力。
アンナの剛力は地上最強よ。
地元では無敵じゃない!」
「地元で無敵の小物感、半端ねえな!」
「細かいこと言わないの!
昔から言うじゃない!
『性欲 銃を制す』って」
「ファッキンっ!
なんの銃を制してんだよ!」
「えっと、この場合の銃ってのは股間の
マグナムであり、3本目の足であってぇ〜」
「いい!いい!説明すんな!
3本目の足とかマジうるせぇわ!」
「あ!そうだわ♡
おばあちゃんに念能力の基礎を
教えてもらいなさい♥︎♠︎♣︎♦︎
いい機会よ♥︎♠︎♣︎♦︎」
「なんか、嫌な予感するけどな。
じゃあ、行ってくるぜ」
「行ってらっしゃ〜い♥︎♠︎♣︎♦︎♥︎♠︎♣︎♦︎
寄り道しないでねぇ〜♥︎♠︎♣︎♦︎♥︎♠︎♣︎♦︎♥︎♠︎♣︎♦︎」
ーーー時はさかのぼる。
ふあっかきんちゃんが
家を出る1時間前ーーー
森の中のババア邸。
オオカミが霊芝という
キノコをカゴに入れ、ババア邸のドアを
ノックする。
コンコン
「開いてるよ。入りな」
中から聞こえたのは、太く低く、
よく通るババアの声だった。
世が世なら、良い武将になっていただろう。
ガチャ。
大きなソファでくつろいでいるババア。
小さなメガネをワシ鼻にかけ、
片手で書物を読んでいる。デカい。
A4の書物が小さい手帳に見えるほどだ。
ニヤリという余裕の笑みをつくりすぎて
刻まれたと思われる深いシワ。
垂れた瞼の奥にずる賢い目の光。
白髪だが、毛量は多く
左右にぶっとい三つ編みをぶら下げていた。
空に浮かぶ大きな城を探したり、40秒で
支度しろと言ったりしそうな
外見である。
オオカミは入室後に軽く
会釈をした。
「おはようございます。
具合はいかがですか?マム?」
「ああ、だいぶ良くなったよ、ウルフィー」
ババアはオオカミに『マム』と呼ばれていた。
そして二本足で歩いているオオカミの名は
『ウルフィー』。
「それは何よりです。今日は霊芝を
煎じて、マムに献上しようと馳せ参じました。キッチンを使わせていただいてもよろしいですか?」
「グララララ!自由に使いな!
しかし、霊芝なんてよく手に入ったね。
あそこは鹿の親分の縄張りだろ?」
キノコを煎じるための道具をカチャカチャと
用意しながらウルフィーが答える。
「ふふ、ご存じないのですか?
マムが闇から生まれた森の王を倒して以来、
動物のいがみ合いが無くなりました」
「存じないよ、そんなものは。あんまり
馴れ合うんじゃないよ。肉が食べたい時に
気まずいだろ?特にアンタは」
「はは、確かに。ですが、多少の空腹など問題ありません。ワタシの念能力の師匠であり、森の王を退治した英雄。そんなマムに、ただ尽くしたい一心です」
「いい弟子をもったもんだ。
ただ、1つだけ言っておくよ」
そう言ってババアは人差し指を立てた。
「あ!『3』っ!数字の3!」
「ほう。よく『見』ができている
じゃないか」
ババアは人差し指の上に『見』という
能力でしか見えない数字の『3』を
描いていた。
それが通常で見えるようになるほど、
ウルフィーは修行に精進していた。
「手のかからない弟子だね、アンタは」
「ははは、おかげさまで。ありがとうございます」
ウルフィーがそう言った次の瞬間ーーー
!!!!ゾンッッッ!!!!
「なっ!」
和やかな雰囲気の空気が一瞬にして重い密度に変わる。そして…戻った。たった一瞬だけではあったが明らかに異質な重さだった。
「ま、マム?い、今のは…」
「ふん、気取られたね。今の圧力はね、
ワシの娘の『円』だよ。半径15kmに届くのさ」
「じゅっ、15km!?森の王でさえ、
半径200メートルですよ!?」
「ワシが監視してる虫どもの目をつぶしまくったからね。挑発もかねて、領域の圧をかけたんだろ」
「次元が違いすぎます…」
「ウルフィー、頼みがある」
「は、はい、マム!なんなりと
ご命じください!」
「今からワシは会議を招集するため、遠くに行ってくる。たぶんワシの留守中に孫が来るだろう。そいつに念能力の基礎を教えてやってくれ」
「わ!ワタシがですか?!」
「ああ、頭のキレるお前さんだから頼むんだ」
「光栄です。しかし…お孫さんがいらっしゃるんですよね?人間は、孫をたいそう可愛がるものだと聞いたことがありますが…」
「ああ、ワシには孫がたくさんおる。
かわいいよ」
「少しでも、お会いにならないのですか?」
「会わないよ、すぐに出かける。それに…」
「それに?」
「嫌いなほうの孫だからねぇーーー!」
「嫌いなほうのマゴぉーーー!?」
幻の次回!!
「ファッキンの語源は
『不安を突き捨てて陰を放つ』である。
民明書房「酢乱愚一覧集」より抜粋」
絶対、目に触れねえでくれよな!
連載中の小説がPV2でブクマ0だった…。
いや、最初から上手くはいかないよ。うん。
わかるわかる。でもさぁ!それじゃ、得意で
特異なものを書くしかないじゃなぁーい!
こうやって、人はダークサイドに堕ちていくんだなぁ〜と思います。
ブクマや感想が合計100を越えたら、
「ふあっかきん」の続編を書きま〜す。
その前に運営に処されてなければですけどね!
ここまで、お読みいただき、
ありがとうございました!




