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Arousal of NPC‘s  作者: ネコのうた
Chapter 1/最初の国
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76/178

№76 渓谷での攻防戦・結

召喚していられる時間を終え、サーヴァントらはいなくなっている。

そうしたなか、“ジェネラルビートル”が再び勢いよく降下して、〝ドォオンッ!!〟と着地した。

これによって、幾つもの岩場が揺れ、[Team(チーム) S(エス)]がバランスを崩しかける。

ボスキャラの正面では、“リーダーのシリウス”が踏ん張っていた。

そんな彼が乗っている岩の下に、ジェネラルビートルがツノを滑り込ませる。

次の瞬間、ボスが岩をひっくり返す。

「ぬおッ??!」

仰向けになったシリウスの後方で、先程の岩が2回ほど弾む。

「ぬッうッ。」

起き上がろうとするシリウスへ、ジェネラルビートルが〝ギュン!〟と低空飛行した。

「くッ。」

急ぎ構えた[大楯]に、ボスのツノが当たる。

「んおッ!!?」

4Mほど後ろに【ノックバック】されてしまったシリウスは、

「ぐあッ!」

別の岩に背中を叩き付けられた。

こうしたところで、ジェネラルビートルが改めて上昇しだす。

“白魔術士のセイラン”が、

「ソロヒール!!」

シリウスを治癒するなか、“ガンナー(銃士)のスイ”と“アーチャー(弓術士)のサザミン”がボスに狙いを定める。

またしても8Mぐらいの宙で止まったジェネラルビートルに、スイとサザミンが殆ど同時に仕掛けた。

スイが撃った弾丸はボスの右側へ、サザミンの()った矢は左側へと、放たれる。

それらが、双方の後ろ羽(・・・)を貫く。

上手く飛べなくなったジェネラルビートルは、直立のような姿勢になり、ふらつきながら落ちだす。

次第に距離が縮まってくるなか、

「ソソ!」

「ヤツの腹に雷を!!」

ソリュウが促した。

「う、うん!」

これに応じた“少年黒魔術士”が、

「サンダーボール!!」

【雷の玉】をヒットさせる。

感電して、〝ぐらぁ~〟と仰向けになり、背から墜ちるボスだった。

シューラなどより下方の地面で、ジェネラルビートルが軽めに痙攣している。

そこへ、既に立ち上がっていたシリウスが、

「攻撃だ!」

こう指示するのであった。

それによって、ボスの腹部へ飛び乗った“少女剣士のシューラ/武士のソリュウ/騎士のサーガ/武闘家のサイザー”が、武器で刺したり突いたりする。

[血のエフェクト]が噴射したところで、

「一旦、離れてくれ!!」

シリウスが新たに声をかけた。

各々が近くの岩場に移るタイミングで、ジェネラルビートルの腹に[(たま)]と[矢]が直撃する。

【スキル】が付与されていたらしく、ボスは【2割スピードが遅くなる】のと共に【混乱】に陥った。

更には、

「エクスプロージョンボール!」

ソソの【魔法】にて、ジェネラルビートルの中央あたりが爆ぜる。

「今のを繰り返そう。」

こう判断したのは、シューラだ。

かくして、先程の四名が再び[ATTACK(アタック)]を行なった……。


数十秒後。

[薄紫色の粒子]と化したボスを、誰もが安全な場所で注目している。

(とど)めになったのは、ソソによる【爆発の玉】だった。

「勝てたな。」

「ソウヤを失ってしまったが…。」

ふとサイザーが呟いた事で、メンバーが悲しげになる。

サイザー自身も辛そうだ。

暫しの沈黙を経て、深く溜息を吐いたシリウスが、

「兵士たちの話しを聞こう。」

どうにか気を取り直すようにして告げた。

それによって、二人の兵へと、パーティーが歩いていく。

いささか肩を落としつつ―。

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