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Arousal of NPC‘s  作者: ネコのうた
Chapter 2/二番目の国
118/129

№118 ワイバーン討伐戦②

ワイバーン達は、[Team(チーム) S(エス)] と兵隊から向かって左から“A・B・C・D”だ。

兵たちの多くが戦っているのはAにBであった。

Cは“女性アサシンのシエル”によって、Dは“メスのキラービー”こと“メラービ―”によって、【麻痺】となっている。

それら以外の“E&F”は[山の一合目あたり]で様子を窺っていた。

こういった状況で、“ダークドッグ.Jr”の“ダクドニア”と、[()トカゲグループ]が、CやDに【ファイヤーボール】を吐く。

その(ことご)くがヒットするも、どうやら【火炎耐性】のあるワイバーン集団らしく、ダメージは少ないみたいだ。

こうしたなか、大外(おおそと)から回りこんだ“ディザートポイズンスコーピオン”の“ディズオン”が、尻尾の[針]で、Dの左後ろ足を刺した。

それによって、Dは【毒状態】となる。

一方、“ゴブリン”である“リン”は、Cの右後ろ足を[木槍]で突いた。

このタイミングで、CとDの痺れが解ける。

そうしたところへ、

「アイスボール!!」

“少年黒魔術士のソソ”が、直径30㎝といった【氷の玉】を、Cへと放つ。

鼻に当たったこれ(・・)は、〝ピキピキピキッ〟と凍り付き、〝パリン!〟と割れて、Cに怪我を負わせた。

そんなCの左顎を、[ショートソード]で刺突したのは“少女剣士のシューラ”だ。

更に、Cの左後ろ足へと、“騎士のサーガ”が[両手剣]を振り下ろす。

【毒】の効果が終わったDは、咆哮を発する。

この範囲内だった“サーヴァントや火トカゲ&10名の兵士”が、怯えて、フリーズした。

[Team S]は少なからず驚いたものの一人として固まっていない。

「いきなり、うっせぇな!!」

不愉快そうに[右のローキック]を見舞ったのは“男性武闘家のサイザー”だ。

それが、Dの左後ろ足に直撃する。

「まったくもって、だ。」

Dの右顔へと[刀]を払うは、勿論、“男性武士のソリュウ”だった。

こうした流れにて、Cの右後ろ足をシエルが[サイフォス]で切り付け、再び【麻痺】させる。

“女性ガンナー(銃士)のスイ”が発砲した[弾丸]で、左翼を貫かれたDは、【ストップムーブ】となった。

それによって、Dの移動が10秒だけ封じ込められる。

この最中(さなか)、召喚のタイムリミットを迎えたサーヴァント達が〝シュンッ!〟と消えた。

フリーズしていた面子は、正気に戻り、自由に動きだす。

そうしたなか、“女性アーチャー(弓術士)のサザミン”が、

「スプリットアロー。」

[矢]を()る。

14本に分裂した[アロー]は、全て、Cの首元に刺さった。

ほぼ同時に、

「サンダーボール!!」

ソソによる【雷の玉】が、眉間あたりにヒットしたDは、HPを削られるのと共に感電する。

ここから、猛攻を仕掛けるシューラたちであった…。


暫くしたところで、CとDを倒している。

兵隊がバトルを繰り広げていたBも[薄紫色の粒子]となっていく。

Aはまだ健在だ。

逆に兵側は、四割が横たわっていた。

ピクリともしていないので、息を引き取っているに違いない。

そうした光景のなか、事態を静観していたEとFが、低空飛行で距離を詰めだす。

これらの背後に、二体の人影が確認できた。

直立姿勢で浮いたまま、悠々と近づいて来る。

その連中は“魔人の少年少女コンビ”だった―。




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