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1話

駄作になってるかもしれませんが悪しからず。勢いで書くタイプの頭悪い人が作者なので。

地球は約70%が海だという。もはや水の惑星と言っても過言ではないが、人類には長時間泳ぐ機能は備わっていない。

それはなぜか。答えは海での生存競争に敗北した種だからだとか色々あるが、そんなことはどうでもいいのである。


さて、上の長ったらしい説明文をひたすら読んでくれたそこのあなた。この物語には上のような知識はいらない。すっぱり忘れてくれ。

じゃなんで説明文を書いたの?ここなろうだぞ?ちゃんと異世界もの書けよ、という声が聞こえてくるが、安心して欲しい。

これより語るは、別世界に転生したのに、特に何もしてない(主人公視点)一人の転生者の物語。

こんな駄文で良ければ、どうぞ付き合っていって欲しい。

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...どうしてこうなった。

私はただの日本人、明らかに労働基準法に反しているクソみたいな会社で働き続けていた1社員だったはず。

昨日は日曜日だったが当たり前のように休日出勤。月曜も会社があるということで会社泊まりになってしまい、仕方がないから一旦仮眠を取ろうと目を瞑ったはず。

なのに。

なんで。

目の前に。


「海が広がっちゃってるんですかねぇ...」


ただの海ならよかった。でもここ海は海でも明らかに海底である。多分。

確証を持てないのにも理由はある。だって周り見ると()()()()のだから。

魚一匹、海藻の類もない。あるのは大量の岩石のみ。


「えーこれどうすりゃいいの...」


まさか一から生命作れとか言わないよね?いくら会社命令でも人間にできないことは私にもできないんですけど?

こんなの泣き寝入りするしかないじゃないですかやだー...

私はなろう小説の主人公じゃない、一般人なんだよ!できないことの方が多いわ!あのクソ社長め、今に覚えてろ!ここから出たら辞表提出してやるからな!

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目が覚めてから何ヶ月か何年か分からない日数がたった。私は何もしていない。できることないから当たり前。でも、流石に寂しい。今まではなんとか頑張ってたけれど流石にもう...

人類というのは一人では生きていけない生物。周りから何もかもが消えると段々と気力がなくなっていき、最終的には衰弱死してしまうとかなんとか(筆者の脳内知識より引用)。

彼女も元は人間ということもあり、例に漏れず徐々に衰弱していっている。

もちろんただ衰弱死する、というのも物語にはなるだろう。

クソしょーもない作品としてサイトに埋もれていくことになるが。

そんなことを筆者が許すと思うか?

そういうわけで彼女には転機が訪れる。


「...誰か来てよぉ...」


ただ嘆くことしかできない彼女の目からは3粒の涙。しかしこれ、ただの涙ではなかった。

なんと涙は地面に落ちる前に姿を変えていく。1つは美しい女性へ、1つは眉目秀麗な男性へ、1つは巨大なオオカミへと変わったのである。


「...えっ?」


そりゃ自分の涙から人間とオオカミが出てきたんだ、思わず固まるだろう。

目の前の二人と一匹はこちらを見上げ、片膝を立てて臣下の礼。そして、


「「母上。どうぞ何なりとご指示を。」」 「ワフッ!」

「...えっ?えっ?」

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私、ガチ困惑。

そりゃそうでしょ、だって目から涙こぼれたと思ったら人ができて、私のことを「母上」でしょ?

私いつの間に子供妊娠したんですか?ん?会社員時代じゃ男性と付き合うことすらできなかったんですよ?


「母上?百面相なんてなさって、どうかしましたか?」

男の人が言う。


「ダメですよ兄上、母様はきっと私たちへの指示を考えてらっしゃるんだからそれをお邪魔しちゃ。」

女の人が続けていう。

待ってなんか期待されてない?何にも考えていないどころか現状把握すらできてない私にどうしろと。


「む、そうか。失礼いたしました、母上。」

男の人はそう言ったのち黙ってしまった。

アッアッ、黙らないで...寂しくなっちゃう...


「ワフ?」

オオカミがこちらに寄ってくる。

ああんアニマルセラピー...もふもふこそ正義...猫派だけど...


「ワフっ!」

すると突然目の前の狼がぽんっ、と音を立てて姿を変える。

こっ...このもちっとした感触...犬とはまた違う触り心地...長いしっぽ...

「猫...」

うおおおおおおおおお!猫だあああああああ!ありがとう狼くん!いや今は猫くんかな?君のおかげでちょっと癒されたぞ!!!!


「むっ...先手を取られてしまいました。今だけはあの姿が羨ましいです。」

「落ち着け妹よ。母上の指示をきっちりやり遂げればきっと私たちのことも撫でてくださるはず...!」


待って男の人の方目が輝いてますけど。なんで?

もしかして...待たせすぎて怒ってる...?やばいどうしよう、イケメンってのはだいたい怒らせたらろくなことにならないんだ。

と、とりあえず...指示をあげればいいのかな?


「...あの。」

「!なんでしょうか母上!」

「落ち着きなさい兄上...母様、何なりとご指示を。」

「...とりあえず周りを見てきてほしい...」

「探索ですね!お任せください母上!」

「ご指示、受け取りました。しっかり任を果たしてまいります。」

「お、お願いします...」


これでよし。まだあんまり怒ってなさそうでよかったかなぁ...


「ワフッ?」


ネコチャン...癒し...でもワフって鳴くのはどうかと思うぅ...


「...お名前、つけてあげないとね...」


ペットに名前をつけてあげるのは大事。これ常識。


「...あなたの名前は...シン...」

「ワウ!」


ん?なんか吸われた気がする...まあいいか。ってか君また大きくなった?サラッと狼戻ってるし。まあもふもふだしいいか...

やべっ、寝落ちしそう...


「...シン。私が寝てる間...よろ...し...く...」

「ワン!」

シンの元気な鳴き声が聞こえたのち、私は眠りに落ちていった。

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「...む、お眠りになられたか。お疲れだったようだ。」

「そりゃあそうでしょう兄上、何せあの方は何年もこの海を配下も生み出さずに支えられていたんですから。」

「万物を生み出す海を立ったお一人で...なぜ母上は我らを早くに呼び出してくださらなかったのだろうか...」

「何かお考えになっていたのでしょう。さ、そんなことより母上の名を推敲しなければ。」

「うむ。シン...あの狼が言うには眠りにつく間際に『よろしく』とおっしゃられた。それはつまり、世界の管理を任せられたと同義!探索がすみ次第開拓を始めようではないか!」

「そうですね、母様もお悦びになられると思います。」

「うむ!ではまずは...」


そんなこんなで、主人公が知らないうちに世界が作られていくのだった。

最後までご覧いただきありがとうございます!Pixivの方で連載中の方と同時並行で頑張って描いていくつもりなのでよろしくお願いします!

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