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赤朽葉の鬼  作者: 風見烏
1/3

足を踏み入れた先は

最後まで読んで頂けると嬉しいです。

全三話の予定です。

 ――1――



 ぼんやりと映し出された二つの影が、遊ぶように泳ぐ。

 うっすらとした曖昧(あいまい)な輪郭(りんかく)が、やがて一つの大きな影へ交わる。

 透かし行灯(あんどん)の蝋燭(ろうそく)の明りだ。


 青年の襯衣(シャツ)に、少女の赤朽葉(あかくちば)の小袖が衣擦れる。

 少女の体温(ねつ)と、呼吸(いき)と、匂いといったものが間近で感じられ、青年が少女の顔を見遣ると、莞爾(にこにこ)と返す。

 ふぅっと、少女の陶然(うっとり)吐かれた息が青年の首筋をなぞり、頬に手を遣る。


「お熱い体。まるで火のようでございます」


 少女はそのまま耳元へ悪戯めいた言葉を発すると、微かに震え、耳朶(じだ)をくすぐるようでこそばゆい。内耳(ないじ)の奥まで侵されるような感覚に、思わず青年の口から陶然(とうぜん)と吐息(いき)が漏れる。

 少女は彼の首筋に頬を埋め、それから上目遣いで艶(えん)で見せれば、すぅっと、真紅(あか)色の唇を鎖骨に這わせる。


 啄(ついば)むよう、と言えば、いささかおとなしく。

 そっと口づける、と言えば、いささか激しい。


 長襦袢(ながじゅばん)まで乱れ、少女のなだらかな胸元が露わになる。

 小柄で、年若い姿をしているように見えるが、その半襟の縫いからちらちら打ち覗く咽頭(のど)の蔭(かげ)が、白梅の柄に良く映えて、銀雪(ぎんせつ)の膚(はだえ)に、香(こう)が立っているように見え、体の裡側(うちがわ)から滲み出る艶(つや)めいた気色(けしき)に姿があるのかと錯覚するほど。

 もしも色気に姿があるのならば、きっと、煙のように薫(くゆ)って見えるのだろう。


 行灯の明りが彼等を漠然(ぼんやり)と映すと、まるで睦言(むつごと)のようで艶(なま)めかしい。

 ゆらり、ゆらり、と影が躍る。

 あえかで頼りない、灯心(とうしん)の灯火(あかり)。


 少女はそのまま鎖骨へ舌を這わせ、口を付けると、真っ白な膚(はだえ)に恥じらったように赤みが差し、さながら桜染めの帯の、あるいは匂い立つ梅のようで。

 青年は段々と身体が軽くなってゆく感覚に身をゆだねていた。

 それもそのはず。


 彼女は――――彼の肉を吸い喰らっているのだ。


「く、朽葉(くちは)。もうそろそろいいんじゃないかな?」


 このいかにもへたれた冴えない青年は、赤峰京夜(あかみねきょうや)と言う名前。

 背はやや高め、眼鏡を掛けた、毒にも薬にもならない顔をしている。


「あら、あるじ様。いい、とはいったいどのような意味でございましょう?」


 朽葉(くちは)と呼ばれた少女が愉しそうに問いかける。

 ほっそりと触れれば崩れそうな体躯(からだ)。

 烏の濡れ羽の色の髪は、艶々(つやつや)と光り、妖しくすぼまった眸(ひとみ)は、真珠を象嵌(ぞうがん)した日本人形のよう。


「そろそろ止めてくれないと、俺が死にそうだ……」

「それはとても大変でございます。なれどもう少しだけ」

「ちょっと待った、これ以上吸われたら干からびてしまうから! まったく、あんまり俺を困らせないでくれよ。頼むから」

「あら、困らせたいのではございません。わたくしは困らせる心積もりだったのでございます。あるじ様の困ったお顔――たいへんおかしくて愉しゅうございました」

「この鬼め…………」

「ええ、あなた様の鬼でございます」


 京夜の言葉に朽葉は、くすりと、実に愉しそうに笑う。

 彼女の正体は人の肉を吸い喰らう鬼であった。

 恍惚(うっとり)と歪められた顔に、どこか嗜虐的(しぎゃくてき)で、だのに慈しむような、なんとも複雑怪奇な色を覗かせている。

 そんな彼女に京夜は呆れたように息を吐いた。


「はあ、もう、腹も膨れただろう。行けるか?」

「ええ、あるじ様がお望みならば、たとえ血の池の中、針山の上、どこへなりとも、どのような怨敵でも討ち滅ぼして見せましょう――」



 ――2――



 山間の宿場町、天和(てんな)に到着したのは、日もかなり傾いた頃。

 びゅうと、山颪(やまおろし)が吹き荒ぶ、打ち寂れた町であった。

 どんよりとした空気に、鼻に付く磯のような臭い。

 こんな山奥でなぜ、と疑問が浮かぶほどの濃さ。

 重苦しい雰囲気が町全体に漂っているようで、粘性を伴い、身体(からだ)にまとわりついてくる。


 交通の要として人や物が行き交い、栄華を極めていた頃の面影はすでになく、取り外された商店の看板や、朽ちかけた民家からその栄枯を物語っているように見える。

 町の廃れた情景に、人知れずカッコウの鳴き声さえ聞こえてきそうで物寂しい。


「とりあえず落ち着ける場所はないかな?」

「あるじ様、あちらの茶屋など…………あら?」

「なになに、これまでのご愛顧ありがとうございました……か。仕方ない。歩いて探すしかない……はぁ」

「なにやらひどくお疲れのご様子でございますが。たかだか一日ほど電車を乗り継いだだけでなんとだらしないことでございましょうか」

「朽葉は大丈夫かもしれんが、俺は道中で吸われたり、からかわれたりして疲れたんだ。だから早く休みたい」

「まあ、わたくしあるじ様をからかってなどおりませんとも。道中お暇なようでしたから、旅の慰みにわたくしめの身体をまさぐっても構いません、などと申しただけでございましょうに」

「……っ、そ、それがからかっていると言っているんだ。まったく……」


 京夜は彼女に触れるか触れまいか散々悩んだ挙げ句、思考を放棄し、石像と成り果て、一度たりとも触れることなく数時間を密着するくらいの距離で過ごし、更に眠ることも出来なかったという有り様。

 京夜という男の。

 若隠居じみた雰囲気に相違なく、くたびれた老人のような気勢にも見える。が、それなりの助平心(すけべごころ)を持ち合わせているのもまた事実で、道中、朽葉の首筋やら袖口やら胸元をちらちらちらちら。が、どこまでも初心(うぶ)さが取れず、更にヘタレときたもので、実行に移すことはおそらく無い。

 良く言えば理性の化身であろうか。

 女性には安全安心だと言えなくもない。


「それよりも、朽葉はどこか旅行気分に見えるんだが、俺たちの目的を忘れていないだろうね?」

「ええ、承知しております。なれど、あるじ様とどこへなりとも参れば、わたくしはそれだけで嬉しゅうございまして、とても愉しくなってしまうのでございます」


 京夜にしな垂れかかり、あまりに直情的な物言いにただ「分かってくれればいい」とだけ頭を打ち振り、それから押し黙ってしまった。彼の心情は耳がさくらんぼと見間違えるほど赤らんでいることから察せられる。視線は落ち着かずに空を泳ぐ。


 彼等の目的というのは、この町の異変の調査、あるいは解決である。

 陰陽寮に連なる怪異対策の組織に属していて、ここに派遣されたというわけで。

 曰く、化け物が出るという噂。

 曰く、女性だけがさらわれるという噂。

 化け物の姿は確認されていないが、半年もの間に住人の多くが忽然と姿を消してしまった。

 だのに捜索願もほとんど出されておらず、それが怪異の仕業なのか、ただ、町を去ってしまっただけなのかどうか見極めるのも彼等の役割である。


 道なりに歩くと、木造建築がずらりと連なっている。

 見慣れぬ古めかしい建物に置いていた視線を往路へ戻すと、この辺りは未だ古き時代の匂いを残しているようで、無数の轍(わだち)で磨(す)り減った痕跡(こんせき)が感じ取れる石畳の、靴の先で軽く抉っても穴など空きそうにないほどに硬い表面で。

 まさに近代の波から取り残され、ひとつ浜辺に残る貝殻の、つましいまでにいじらしい姿。

 人の訪れを切望しているかのように、じっと、息を潜めてその場に佇(たたず)んでいる。

 だのに人の気配などほとんどなく、恋い焦がれ、追い求めても届かない、寂しさの漂う背中めいている。


 その石畳の通りを歩いていくと、休憩用のベンチに腰掛け、休んでいる男性がいた。

 すこぶる疲れ果てているのか、血の抜けたような青白い、というよりも土気色に近い肌をしていて、深夜に見かければ幽霊か妖怪かと空目してしまいそう。

 京夜は、その顔色の悪い男性に向かって、薬でも飲むような表情で尋ねた。


「あの、すみません。この辺りで一服出来る場所、もしくは宿などございませんか?」


 覇気も無く、精気も無く、ただじっと、青白い顔でこちらを見るばかりで、不愉快そうにふんっと鼻を鳴らすと、顔をしかめ、背を向けて去っていった。

 一瞬の静寂のあと、朽葉が口元を袖で隠し、つまらなそうに呟く。


「この町とおんなじ、実に不景気な御方でございましょう」

「こら、そんなこと言うもんじゃない。しかし弱ったな、他に人影はなさそうだし……」


 観光客はおろか、売り子の姿も無い。

 京夜が左見右見(とみこうみ)と見渡すと、道端に打ち捨てられた土産物屋のキーホルダーが目に入る。

 耳が欠け、色が落ち、のっぺらぼうと成り果て、犬か猫か熊か空想の生き物かさえ分からず。

 そのあまりにも無惨な姿に、哀愁さえ漂い、この町のくたびれた光景に目を覆いたくなるばかりである。

 さながら幽霊街(ゴーストタウン)に迷い込んでしまったかのよう。

 なんとなく鼻白(はなじろ)み、このままくるっと反転して帰ってしまいたい気分になった。


 京夜の気勢がみるみる減退していったとき、背後から声が掛かる。

 それも人の、女の子のような声音で。


「ねぇ、お兄さん達。もしかして今夜止まる場所を探している。とか?」

「えっと、君は?」


 京夜の視認が甘かったのか、人の気配を感じられず、それだのに忽然と背後から現われた少女に若干の驚きを覚えたが、そんなことは些細な事だととりあえず脇に置いておき、渡りに舟とはまさにこのことだといわんばかりの緩んだ面(つら)で。


 少女はそんな京夜の。

 狐に抓(つ)まれたような、平静を取りつくろっているような、なんとも奇妙な顔を見遣ると、快活そうに笑い、どこか人懐っこい目を向ける。

 年齢は中学か高校くらいか、兎にも角にも京夜にはそのくらいの年頃の少女に見えた。


「わたしは樋ノ上(ひのえ)あずきと言います。叔父がこの近くの旅籠(はたご)を経営しているんです。旅行ですよね? もしよろしければ、泊まってきませんか? 日帰りならお食事だけも出来ます」

「それはとてもありがたい申し出だ。なあ、朽葉」


 京夜はそれとなく朽葉に話を向ける。

 今日の宿はここで良いかという確認であろうが。

 どうにもこの大学生と少女の組み合わというのはいかにも、怪しい。


 さながら京夜は誘拐犯じみて見え、さもなくば家出少女をたぶらかす悪人かといった気勢で、犯罪者扱いされても仕方ないであろう。

 そんな彼等の胡散臭さを知ってか知らずか、はたまた分かっていないのか、少女は特に疑問を浮かべるわけでもなく、ただ、こちらの様子を窺っているよう。


 京夜の言葉に朽葉がするりと前へ勇むと、あの妖しい色香が形(なり)を潜めているではないか。

 芍薬(しゃくやく)か、牡丹(ぼたん)か、百合(ゆり)か、その物腰に現われたのはなんとも清(すが)しい少女のそれ。


「ええ、おにいさま。わたくしもそう思っておりました」


 葛湯(くずゆ)を煮とろかすような、少し舌足らずで甘い声で言った。

不思議と彼女の妖しさや艶やかさといったものが消え、鈴を転がすような、と言えばいささか陳腐な表現となってしまうが、水晶鈴の清廉(せいれん)な音と聞こえるようで、一般人には磨墨(まぼく)を垂らした髪の美しい令嬢に見えるという。


「というわけで、お願いできるかな?」

「はい、喜んで!」




 彼女の叔父が経営している旅籠はこの先にあるようで。

 あずきを先頭に連なって歩く。


 町の中程まで歩いて来ているというのに、人気はほとんど無いに等しい。

 たとえ居たとしても、最初に出会った男のように、みんな一様に疲れ切った青白い顔をこちらに向け、喋ることもなくじっと眺めてくるばかり。

 その不気味な様は、まるで恐怖映画(ホラー)に出てくる歩く死体(ゾンビ)かと見紛うばかり。

 むやみに襲ってこないだけ良心的と言えるだろうかと京夜はくだらないことを考えていた。

 そのままぽつりと、この町の現状について疑問をこぼす。


「あまり人がいるようには見えないが」

「ええ、ちょっと前からこんな感じでして」


 あずきは顔を曇らせ、うつむく。

 悄然(しょんぼり)と肩を落とす彼女に、京夜はどう応えて良いか迷っていると、割って入るように朽葉が口を開く。


「それはいつ頃からでございましょうか」

「半年ほど前――かな? それ以前は、ちょっと寂れていましたけど、ここまでひどくありませんでした……」

「へぇ、それがいったいなんでこんなことになったのかな?」

「お兄さん達は知らないんですか?」

「なにがだい?」


 白々しくもその噂を知らない風を装(よそお)う。

 自分たちが調査の為に来た、ということは隠しておこうという腹づもりで、自分たちの正体を知られたくないというのもあるが、そもそもなんと説明すればよいのか答えに困る。あくまでもここには小旅行のつもりで来たという体(てい)で話を進める。が、どこか不自然な怪しさといものは付きまとうもので、朽葉はともかく京夜からはか黯(ぐろ)い胡散臭さが漂う。


 あずきがそんな京夜の様子を値踏みするようにじっと見て、それから考え込む仕種をすると、少々不安げながらも決心したように頷き、切り出す。


「実は、化け物が出るという噂がありまして」

「化け物? それはまた物騒な。いったいどんな噂なのかな」

「はい、その化け物は女性ばかりを狙うそうで、この町に女の人が少なくなったのはその化け物がさらって行くから、という話です」

「確かに、先ほどから女性の姿を一度たりとも見ておりませぬ」

「町のみんな疲れ切ってしまったようで、元気がないんです」


 京夜は、あれは元気がないどころではないと感じたが、確かに疲れ切っているように見えたのは事実。

 それよりも目の前の少女のほうが気に掛かる。


「君は大丈夫なのかい」

「ええ、わたしは元気です。それに叔父さんが言うには、化け物なんて居ない。この町が厭(いや)になって出て行ったんだろうって言っています。その時に子どもも一緒に連れて行ってしまうから活気もなくて……。だからみんな余計に落ち込んでいるのだと思います。実は叔母さんもいなくなってしまいまして……」

「そうか……早く帰ってくるといいね」

「はい。わたしも早く戻ってきて欲しいと思っています」

「そういえば君の両親は?」

「両親は出稼ぎに出て行ってしまいました。わたしは叔父夫婦の家に居候させてもらっているんです。すごくよ良くしてもらっていて、なにか恩返しが出来ないかと思って、時々こうやって客引きをしているんです」

「君は立派だね……」


 ふと見遣ったのは朽葉の横顔。

 訴えかけるようなその目は、きっと彼女と比べてのことだろう。

 この子はすごくよい子だが、うちの子はどうだろうかという父親じみた目線で。

 それだのに朽葉は非難じみた視線などまったく意に介していないようで、それどころか好色そうに顔をほころばせる。


「あら、お兄様わたくしをじっと見ていかがなさいました。なにやら良からぬ情念を感じます。なんと恐ろしいのでございましょう。きっと、夜には苛烈に責め立てられることでございましょう。わたくしめの……ああ、これ以上はとても口には出せませぬ」

「なにが!? 人聞きの悪いことを言わないでくれ!?」

「人聞きの悪い、とはおかしなことをおっしゃいます。ああ、一つ訂正がございました。もちろん、責め立てるのはいつもわたくしでございました。お兄様はただわたくしめに平伏して、為すがままでございましょう」

「君はいったい俺をなんだと思っているのさっ」

「所有物――と思し召しませ。お兄様の髪のひとかけらまですべてわたくしのモノでございます。その代わり、お兄様が望むことをわたくしは拒みません。もちろん、わたくしに都合の悪いこと以外、でございますが」

「この鬼め……!!」


 くすりと愉しそうに笑う朽葉と対照的に、苦虫を噛みつぶした表情の京夜。

 彼等の様子にあずきが「ぷっ」と噴き出した。傍から見れば兄妹(きょうだい)のじゃれ合いにしか見えず、あずきは京夜を見て物欲しそうに目を細める。


「仲がいいんですね」

「いやはや、わがままで困り果てていてね」

「そういえば、お兄さん達はどうしてここに?」

「小旅行をしていて、ここに宿場町があると聞いたものだから、ちょっと興味がわいて来てみたんだ」

「こんな状態で驚いたでしょう」

「ちょっとね、だが、旅の醍醐味はたくさんあるからね。旨い飯とか、酒とか」

「ふふふ、お兄さんは最後が目的でしょう? それなら大丈夫です。建物こそぼろいですけど、食事と酒だけはおいしいと評判だって言っているんですよ。わたしがですが」

「ははは、それは楽しみだ」

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