Episode.84 決着
レット「…(流石に運動不足か…)」
カレン「レット、無理するな」
レット「……日頃の行いか」
ブラッド「うーりゃッ!」
ヴァンフェーニ「いっちょ前に父親の形見扱えるようになったか?」
ブラッド「うるさいっ!…お母さんの武器をそんな風に扱わないでよ!」
ヴァンフェーニ「ふーん?じゃ、取り返して見ろよ!」
…ブラッドもだが、隙が見えない。
戦い方は…ブラッドとレットが慎重派、カレンが速攻型なら、ヴァンフェーニは攻撃重視の防御型だ。
攻めようにも攻められない。だから防戦一方だ。
武器を銃剣からマスケット銃に変え、集中する為、目を閉じる。
…どこかにある。一瞬の隙を、見つけるんだ。
──いっけーえっ!!夕陽―――――ッ!!
夕陽「──!」
見えた。
夕陽「…!!」
俺が『レッド&ブルー』と呼ばれる本当の理由。
それは…。
夕陽「これでもくらいな。裏っ側の鬼。──俺の『目』を見たこと後悔しろ」
ヴァンフェーニ「──!」
魔力の制御を無くした時に、普段隠している目が青に染まるからだ。
この目を見せたのは…ドラゴン退治ぐらいだったな。
夕陽「──『ノーマル・ショット』」
動きを封じるのに、技も使う必要もない。
ヴァンフェーニ「チッ…!」
夕陽「あとは頼んだ。鬼蓮」
ヴァンフェーニ「何っ!?──」
あいつが振り返る頃には、鬼蓮は影から飛び出してヴァンフェーニにしがみ付いて…床に押し付ける。
鬼蓮「エナジードレイン!」
ヴァンフェーニ「うわぁああああああああッ…!!あぁああああああーッ…!!!」
カレン「…やったか」
レット「…みたいだな」
ブラッド「…あっ」
ブラッドの手に…ヴァンフェーニの持っていた武器が。
これで、いいのか。
…だが。
何か…、引っかかるな…。
…何か、『こんなにもうまくいった』というのが、不自然すぎる。
…まさか…?
夕陽「…おい…ヴァンフェーニ…お前まさか…。…いや、これしかないだろ…。
──ふざけんなよ!お前は…最初からこうなることを望んでたのかよ!?」
ヴァンフェーニ「…_____」
夕陽「…!」
エナジードレインの音でよく聞こえない。
だが…
──ザマぁみろ
そう、笑顔でいった。




