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FLARE GUARDIANS  作者: 睦月火蓮
PART.6
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Episode.76 戦闘態勢

数分ぐらいして、俺達はあの空間から出られた。

ただ…


バトラ「ブラッド様…」


ブラッド『仕方ないよ…。僕の存在に気づいてくれただけでも、僕うれしいんだ』


ブラッドだけ、あの空間に取り残されていた。

俺達が来る前からあの空間にいるとはいえ…どうも、歯痒いな。


桃千「…あっちの彼は、蓮花を『餌』として狙っている。なんとしても…守らなきゃ」


蓮花「……」


撫子「夜咲君。立てる?」


夜咲「…なんとか」


ルル「…?」


シャナ「どうかしたのか?ルル」


ルル「うーん…。なんか、違和感があるようなー…ないようなー…?」


蓮花「……」


桃千「蓮花…」


桜花「…桃千。陰陽武具を。…来そうや」


桃千「…分かった」


夜咲「…っ…」


撫子「夜咲君…」






桜花「『退魔の水。青き風、漆黒の闇を貫かん』。

 『我が式神・九尾神楽。汝の主・旭ヶ原桜花の名において…式神の魔力を用いり、今この場に我が陰陽師の武具を呼びい出さん』」


桃千「『退魔の緑林。翠色の深緑、黒き暗雲を断ち切らん』。

 『我が式神・狼牙月。汝の主・旭ヶ原桃千の名において…式神の妖力を扱い、今この場に我が陰陽師の武具を呼び寄せん』」


夜咲「っ…『退魔の月、銀の太陰。双方の白銀、暗黒の影を散らさん』。

 『我が…第一の式神・狼十六夜、第二の式・狼黄昏。…旭ヶ原夜咲の名において…式神の、妖と魔、二つの力を借り、今この場に…我が陰陽師の武具を呼び出さん』」


撫子「『花風の花弁。数多の闇、光へと導かん。

 双方の式神・九尾紅炎、九尾豪雪。旧姓「日向撫子」、現姓「旭ヶ原撫子」。

 退魔の儀、我は執行を命ずる。混沌たる現世(ウキヨ)に執行の武器を取り出すことを』」






桃千先輩は薙刀。桜花先輩は相変わらず普段から持っている扇子に弓を。旭ヶ原先生は…月火と同じく二本の刀。理事長はというと…剣、なのか?


リュー「ふぅん…懐かしい武具と武器だこと」


夕陽「…?」


リュー「…俺もさ、『元・先輩』として、ちょっと本気を出さないといけないらしいね」


普段リューが使っている鞭ではない、いつか使っていた剣でもない。

「銀色の二丁拳銃」。


…次第に足音が近づいてくる。

俺でさえ気配で分かる。ここまで、黒い気配は…間違いない。


「…ったくよぉ…手間取らせんなよ…。…たかが人間が、俺様のような吸血鬼に盾突こうとか…」


意外にも普通の登場。そう思っていた。

が…そんなわけが、なかった。

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