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FLARE GUARDIANS  作者: 睦月火蓮
PART.5
82/108

Episode.69 依頼達成

ドーランに戻る前に、ゼロさん達に何があったのか話を聞いた。


一年前。

ゼロさんは確かに、仕事を終えて帰る途中だった。

だが、その日の天候は…ドーランでは曇りだったが、山の天候は変わりやすい。ドーランに近付けば近付く程、天気は悪くなり雷雨に。

最悪なことに、ゼロさんの命を狙った連中に追われてもいた。

なんとか一掃させられたものの…生憎の天候で体力を消耗し、そして雷に打たれた。(ワンスさんの言う通り、ある意味不死身だった)

不時着した衝撃でゼロさんは記憶喪失に。ミカエルは「最強の女剣士と謳われているとはいえ、記憶がないなら危険」と考え、「ニーオ(由来は00(ダブルオー)かららしい)」として隠したらしい。

ちなみにミイルは不時着の際に生まれたとのこと。


そして現在…。


「ゼロ!」


「えっ?あ、ホントだー、おかえりゼロ姉ちゃん!」


「…あ…。ゼロ姉さん…おはよ…」


「ゼロ姉様、怪我とかしてない?私、心配で心配で…」


「私、ゼロお姉様がいなくて、ずぅーっと寂しかったのですのよ?」


「でも、ゼロ姉上が元気そうでよかったー」


「お、おー。大人気だ、長女は大変だ…」


ゼロさんは無事、皆の所に戻ってきている。

依頼を終えたのを確認して、そっとエレメントに戻った…。


あ、そうそう。

ミイルはそのあと「ゼロといっしょじゃなきゃヤダー!」ということで、ゼロさんの竜になったらしい。


…本当。

これで、良かった…。

------------------------

エレメントに戻ってすぐに私は自室に籠った。

旭さえも部屋に入れず、一人で籠った。

一人に…なりたかった。
















リュー「『完璧過ぎる化物』。かつての彼女がそう呼ばれていたんだったね、旭?」


旭「…うん」


リュー「ひどい言葉かもしれないけれど、君が心配しても彼女の苦しみは消えない。

 刀を使いこなし、強くなる以外に手はないんだ」


旭「…うん」


リュー「まあ、あの刀は君達式神の魔力も使ってる。全部彼女の責任ってわけじゃないよ。

 君達が強くなれば、ほんの少しだけど彼女が刀を使いこなす可能性は上がるよ」


旭「…うん」


リュー「…さて。今夜は君を入れてくれなさそうだけど…、どうする?俺のところは男子寮だし」


旭「うーん…。一回カミハラに戻るしかないかな…」


リュー「君も大変だね…」

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