Episode.67 vsバトラ・メード
(夕陽side)
シャナ「…っ」
ラトナ「おい大丈夫かシャナ!」
シャナ「…ただの、立ち眩み、だ…」
シャナの能力は、人の気持ちを読み取ることが出来る。
…相当、月火は危ないのかもしれない…。
ミイル「…あの子…なんか、黒いよ…。どんどん、黒くなってるよ…」
旭「蓮花ちゃん…」
リュー「…無自覚なまま、『闇』に感染してる。相当厄介だ」
ニーオ「…」
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(蓮花side)
さっきから無駄な体力の消費といい自分の力量不足といい…。物凄く腹立つ!
バトラ「さっきから乱れてますよ」
蓮花「黙ってろ!」
鬼蓮『蓮花!落ち着け!』
メード「…邪魔…しないで」
鬼蓮『なっ…!』
――ジャキ…
刃と刃の擦れる音。何か硬いものを無理矢理力任せに切ったような――
蓮花「――鬼れぇえええええええええええんっ…!!!」
メード「あー…」
バトラ「主の動揺は式神にも伝わるんですよ」
蓮花「ふっざけんな…!!よくも…よくも鬼蓮を…ッ!!!」
鬼蓮『っ…がっ…バカやろっ…腕一本どうてこと…。それに…これ以上は闇――』
蓮花「良くねえよ馬鹿!!ぜってぇ許さねえ…!!」
じわじわと黒い感情が湧きあがる感覚がかすかにあったが…。
今ので、爆発した…
「――撃てぇえええええッ!!」
突然、上空から聞き覚えのある声が響いた。同時に、凄い火力の炎が飛んできた。
上を見上げてみると…。