Episode.63 山小屋にて
ニーオ「挨拶が遅れたな。私の名はニーオ」
エル「我が名はエル。竜種において最強のドラゴンなるぞ!」
ニーオ「…っていうか最強は自称だろうが!しかも普段は『俺』だろバカドラゴン!」
エル「なっ…何を言う!」
ミイル「ケンカはダメだよ!ダメだよ!」
ニーオ「黙ってろクソドラゴン!」
FG「(この人怖いな…)」※フレアガーディアンズの面々
ニーオ「…はぁ。…それで、君達はここに何しに来たんだ?」
ルル「『ゼロ・ドラクーン』という人を捜しに来ました!」
ニーオ「ゼロ・ドラクーン?…すまない、分からないな」
エル「だが、わざわざこんな辺境まで捜しに来たというのなら、協力してやらないこともない」
ルル「ありがとうございまさ!」
蓮花「先輩先輩、『さ』じゃなくて『す』です」
ルル「ムムム…日本語難しい」
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ゼロさんの捜索を再会する前に、一休みしていけといわれたので休憩中です。
蓮花「ミイル。色々聞いていい?」
ミイル「なぁに?」
蓮花「ミイルはさ、いつぐらいに生まれたの?」
ミイル「うーんとね…ずっとまえ!」
蓮花「…えと、じゃあニーオ達はいつぐらいからいるの?」
ミイル「ずっとずっとまえ!」
ラトナ「お子ちゃまに聞いても無駄だぞ」
ミイル「おこちゃまじゃないもん!おこちゃまじゃじゃないもん!…まだはんにんまえだけど…」
シャナ「チビちゃんはまだ時間とか期間とか理解してないだろうな…」
エル「我とニーオは一年前からここにいる、ミイルはその時に生まれた」
蓮花「ふんふん…」
夕陽「…」
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暫くまた別の森を歩いていると、ラトナとシャナが。
ラトナ「ちょっと上から見てくる」
シャナ「すぐ追いつくから先に行っててくれ」
と言って、すぐ傍の木にひとっ飛びで登って視界から消えていく。
夕陽「竜神族は元をたどればドラゴンだ。だいぶドラゴンとしての血は薄れているとはいえ、普通の人間より身体能力は優れている」
ニーオ「そうなのか?」
蓮花「あれ?ニーオさんは違うんですか?」
夕陽「いや、こういうことを知っているのは一部ぐらいだ。普通、自分が出来るとこは周りができて当然だと思うだろ?」
アーネ「お二人とも、入隊当初は凄かったです…」
リュー「夕陽は当然、俺達もついていけなくて、ついて行けたのは桃千先輩と桜花先輩、ルルの三人だけだったからねー」
ブレイズ「『え?何でこの程度でバテてるんだ?』とか『ジャンプ力低っ』だの…初期の二人はキョトンとしてたり驚いたりだったな…」
ヒナ「自分達が普通じゃないって知った時は凄かったわね」
カイ「ああ。あの顔は一生忘れられない」
蓮花「…竜神族怖ェ…」
シャナ「おーい、戻ったぞー」
蓮花「瞬間移動!?」
ラトナ「んなわきゃねーだろ。流石にそんな能力ねーっての」
シャナ「どうやら今いる場所は竜神の里とそれ程離れてないし、呼べば来るだろうな」
ラトナ「ま、やり方は変んねーけどな…喚ぶのには」
そんなこんなをして、奥へと進んでく。