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FLARE GUARDIANS  作者: 睦月火蓮
PART.1
7/108

Episode.04 「強硬手段でいくか」

「…あの…どうかしま…」


蓮花「アーネ・ライーニ」


「えっ?」


…合ってた。

さっきの眼鏡の女の子。…アーネ・ライーニに、ある質問をした。


蓮花「…その眼鏡、いつからですか?」


アーネ「…えっと…半年前ぐらいから…ですが」


蓮花「…フゥン。…ちょっと、貸して下さい」


アーネ「えっ?…あ、はい」


…なるほど。このタイプの眼鏡…


蓮花「…魔道書を使うタイプの魔術師。ですね?」


アーネ「…どうしてそれを?」


蓮花「眼鏡ですよ。これ、魔道具を改良したものですよね。

 魔道書を扱う魔術師って、薄暗い所で読むから視力が落ちる人が多いんです。

 魔道師の多くは、結構手元に便利な魔道具があるんですよ。だから、手元にある解読用眼鏡とかを改良して視力用にする。

 ま、視力とかに関する眼鏡に対しては素人ですし、見たところ貴方は控えめな性格。

 あまり人には相談せずに自分で解決しそうです。こんなグルグルになるのも仕方がないでしょう」


私はまた魔術札を出し、眼鏡に使った。


蓮花「はい。これでも一応見えると思います」


アーネ「…あれ?…こっちの方が丁度良い?」


旭「…度、強かったんだね」


…さて、次は…。


蓮花「ラトナ・アメジスト」


「!」


壁に寄りかかってて、赤いキャップを被ってる人。

…紫髪、ただ束ねるというよりは三つ編みを一つ。

顔がよく見えないから、とりあえず近付いてみて…


蓮花「……」


ラトナ「…なんだよ」


……ハッキリ言って。


蓮花「…女顔」


皆「「Σ(゜゜;)!」」


ラトナ「…んだと!?」


蓮花「!」


旭「あらら?」


思った通りか。

ま、怪我させるのも嫌だし…


旭「蓮花ちゃん、()出しちゃ駄目だよ」


蓮花「…うん。分かってるからこうしてるんじゃん」


「わーお…」


「…」


ラトナ「チッ…いつの間に…」


彼がこうして掴みかかろうとするのは分かってる。

だから、向かってくる瞬間に合わせ、彼の背に飛び乗る。

ま、これが二人とも怪我しない方法かな。


蓮花「はいはい、ごめんよ。

 …でも、いいんじゃない?女顔っていわれても」


ラトナ「…何だと?」


蓮花「私が知ってる女顔連中は、けっこう女々しい奴が多いわけ。見た目も可愛いし。

 …でも君はさ。可愛いっていうより、美系な方だし。変にゴツいのよりいいんじゃない?

 それに、普通にしてれば格好良いと思うぞ?」


ラトナ「…っ…」


蓮花「ん?…どうした?なんか、顔赤いが?」


ラトナ「…うるさいな!元はと言えばお前のせいだろうが!!」


蓮花「…?」


皆「(駄目だコイツ自分のせいだって気付いてない…)」


…さてと、本題に入りますか。


蓮花「旭!」


旭「はいはーい」


さっきラトナが掴みかかろうとした瞬間に旭は離れた。

私が呼ぶと、また肩に戻る。

そして、フレアガーディアンズのメンバーに向いて言った。


蓮花「私の名は月火蓮花。見ての通り、ここの入団希望者だ。こっちは私の式神、九尾の旭。

 ま、そういうことなんでヨロシク」

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