Episode.46 VS影達
(ルルside)
暁美・ネート「「せーのっ、『人形劇』ー!」」
フィル「マジック『アビリティ・サポート』」
人形劇。その名の取り相手の式神とかを操る多技らしい。
フィルのマジックカードで更に強化されて技が届く範囲が広がってる。(この魔法は味方全体にかかるらしいから、当然私達にも効いてるらしい)
二人は『腹黒天使と悪戯っ娘の人形操り師』と呼ばれてるらしいよ。(夕陽曰く)
どっちがどっちなのかは良く分からないけど…。
影人形はいとも簡単に三人の手によって操られ、消滅。
残るは…私達の、影。
ファイ「おー、やるねぇー」
リュー「…どう、ここはコンビネーションといくかい?」
ルル「コンビネーション?」
ファイ「いくら相手が俺達そっくりに作られてるからって、それはあくまで個人能力。機械のコピーと一緒。
コンビネーションを展開すれば…予想外の動きに戸惑うだろうし…」
ラトナ「面白い…やってやるか!」
ブレイズ「良いんじゃない?」
ファイとリュー。ラトナとシャナ。私とブレイズ。
コンビネーション…息が合うと良いんだけどね!
早速ファイとリューの『影』が飛びかかってくる。
リュー「いくよファイ!」
ファイ「OK」
『影』の持っている剣をリューが鞭で打ち落とし、隙をついて斬る。
すると…『影』が消滅した。
シャナ「久々にいくか!」
ラトナ「おう!」
ブレイズ「ルル、いくよ」
ルル「分かった!」
「「『ツインズドラゴン』!」」
「「『バレッドレイピア・アクション』!」」
ラトナ、シャナ、ブレイズ、私。
これで全員の『影』は消えた!
急いで上に──
──うわぁああああああああああっ!!!
──…夕陽ーっ!!!
ルル「!?」
何…今の!?
暁美「今の…兄ちゃんッ!!!」
ネート「あっ、暁美ちゃん!!」
ファイ「急ごう!!」
聞こえてきたのは二階から…
私達は最初よりも、焦る気持ちが強くなっていた。
「…ふぅ…」
「大丈夫か」
「うん…。私の可愛い人形たちを操るなんてすごいね…あの子たち」
「…そうだな」