Episode.44 敵対する者同士
(夕陽side)
「…やぁ、待ちくたびれたよ赤月夕陽君。…と、ヒカル・センカ・ジャーナリ君」
室内にも関わらず黒いマントを羽織ってフードを深く被っている。
声からして…男か。
その横には、ディーコンとサーバンドの二人。当然のように、二人とも武器を構えている。
「僕はブラッド・ヴァンフェーニ。…と名乗っても、今後会う事は無いのかもしれないけど」
夕陽「俺が此処に来た理由はただ一つ、月火にかけた術を解け」
ブラッド「へぇ、意外だよ。君がこんなにもストレートに言うなんてさ」
夕陽「…俺は腹が立ってるんだ」
ブラッド「おーこわっ。でもやだよ。絶対解かないし、絶対解けない」
夕陽「……」
三日待てば元に戻る。だが…。
あんな姿は…月火じゃない。
ブラッド「それで?どうするのかな?」
夕陽「決まってる………『お前を、殴る』」
ブラッド「頭脳派の君がまさか暴力手段をとるのか…いいよ。殴れるものならおいでよ。『レッド&ブルー』の夕陽君」
バトラ「マスター、ここは私が…」
ブラッド「必要無い。それより二人は…下のお客様をお相手してよ」
下のお客様…?
…まさか、ルル達じゃ…。
バトラ「畏まりました」
メード「了解…」
ヒカル「夕陽。出来る限りサポートするが、自分の身は…」
夕陽「守れる。…これでも戦闘スキルはある」
銃剣を手に持ち、構えた。
ヒカルの武器は…大鎌のようだ。
ヒカル「それ聞いて安心した」
ブラッド「武器ねー…。まあ、いいか」
ブラッドは…何故か十字架の形をした剣を持っていた。
ブラッド「吸血鬼ハーフだからさ、弱点がないんだよね。お父さんは元吸血鬼ハンターらしいから、こういう武器持ってるわけ」
…吸血鬼ハーフ…。それはそれで厄介だな。
ブラッド「それじゃあ…バトルといこうか」
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(ルルside)
…なんか、すごいことになった…。
入った途端に私達の影が…「私達」になった。
私達との違いは、影だからか全員髪と目が黒い。
…よーく見るとネートとアケミ、フィルの影はいない。
ファイ「あーらら…これはこれは…。魔術『影写』だね‥」
さらに人型の『影』が沢山出てくる。
これは特に顔もなくて、立体的なシルエット?
リュー「『影人形』。意志は持ってないし力もない。要は数だけの奴らさ」
暁美「影人形?…へっへっへ、人形なら…」
ネート「私達の出番だね」
フィル「フィも手伝うよ」
ファイ「影人形なら彼女達に任せても大丈夫。
俺達は…ま、一方的に相手が決めてくるんだけど」
ファイの言葉通り、『影』がそれぞれを写した者に構えてくる。
ファイ「……ふぅん。二人はこの上みたいだよ」
ラトナ「要は倒せば良いんだろ?」
ブレイズ「早く行ってあげなきゃね」
ファイ「…そういうこと」
ルル「目的はただ一つ…ユウヒとヒカルとの合流!
皆…――Ready go!」
ルルの台詞…どこぞの戦隊か




