Episode.02 「勧誘という名のストーカーだなオイ」
…ここ廊下っていうんだ…もはや廊下とは言わない、ロビーだよ…。
「そこ、そこの子狐連れた嬢ちゃん」
蓮花「あ゛?」
旭「うん、返事が怖い」
子供扱いしやがって…誰が嬢ちゃんだ!(中学は十分子供)
蓮花「で、なんす…」
………でけぇ…思ったよりデカイなコイツ…
旭「うん、彼が少し高くて君が単に小さいだけだよ」
蓮花「ウッセ」
「アンタ。どこのチームに入るつもりだ?」
蓮花「うーん、僕としては君には関係ないと思うなー(裏声)」
てな訳で私は去る。
と思いきや…コイツついてくるな!?
ストーカー!?ストーカーの勧誘!?あ、略してストー勧誘。
…って、んな事考えてる場合かッ!
蓮花「うーん、ストーカーみたいについてきてほしくないなー(裏声)」
「アンタ。ウチのチームに入らないか?」
蓮花「あはははヤダなー、勧誘かい?勧誘はお断りだよー(裏声)」
てな訳でキリがないから、そろそろ私は…
蓮花「…魔術札『転移』」
「…!? 消えた…」
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蓮花「あー疲れたー」
旭「お疲れ様蓮花ちゃん」
魔術札。
他属性の精霊に魔力を宿してもらったお札かな。
まぁ、マジックカードとかいった代物があるらしいけど、それは自分の魔力じゃないから疲れないけど…
魔術札は自分の魔力を使うから疲れる…。
旭「はい、補給」
蓮花「あーサンキュー…」
補給は人それぞれだけど…私は甘い物とか食べればいいんだよねー。
魔力に変換されるからいくら食べても太らない体質(笑)
ま、話はそんぐらいにして…
…ルームF。どうやらちゃんと目的の部屋には来れた。
蓮花「ん、中入ろー」
旭「はーい」