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FLARE GUARDIANS  作者: 睦月火蓮
PART.4
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45/108

Episode.35 ヒナとカイ

(鬼蓮side)


俺達は蓮花のいる場所に向かう前に、他の部屋に向かった。

もしかしたら…。


「──もー!あのメガネやろーっ!!今度会ったらただじゃおかないんだからー!!覚えてなさーい!!」


「ちょ、落ち着けって…」


「はーぁ!?これが落ち着いてられないわよ!!キーィッ!!!」


夕陽「…この声は…」


ラトナ「…あー…間違いねぇ。明らかにヒナとカイだ」


ブレイズ「たぶん、右の部屋からだと思う」


鬼蓮「まぁ…騒がし過ぎてなんだかありがたいな」


とにかく、何かされたことがよく分かりやすいな。

とりあえず俺達が部屋を出て右隣の部屋に行った。

…案の定、ツンデレ娘に抱えられた瀕死に近い残念少年。それも二人とも檻に閉じ込められているらしい。


鬼蓮「まったく…いったい何をして…」


カイ「…あっ!待て!それに触れ──」


遅かった。

檻の格子に触れた途端。指先から電流のようなものが流れた。


鬼蓮「いっ…!?」


反射的に離れた。指は火傷…いや、一瞬焦げていた。

だが前回同様にすぐに回復した。

…今のは…。


ヒナ「何か知らないけど触ったら魔力奪われるのよ。それでカイがこうなったわけ。

 で、とりあえず助けなさい」


ラトナ「いや無理だろ普通に!?死ねと!?」


ヒナ「えっとねぇ…うーん。マジでどうすんのよ。カイ」


カイ「…俺に聞くなって…」


人間である残念少年が瀕死に近い状態。…ほぼ霊力で生きている俺にとって、「もっかい死んでこい」みたいなことを言われているような感じだな。

…ん?


…タッタッタと軽快な音。の、直後に…


「…日向流武道『疾風蹴(しっぷうしゅう)』!!」


バキッ!という音がして勢いよく扉が吹っ飛ぶ。その時生じた風圧のせいで塵や埃が舞い上がった。

微かに何かが…空を切るような音が聞こえた。

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