Episode.01 転入生
ノーマという町に存在する施設、エレメント学園。
今日はどこもある話で盛り上がっていた。
「ねー聞いた?今日転入生が来るんだって」
「聞いた聞いた。どんな子かなー!」
「ゼッタイうちのチームに入ってほしいな!」
──校門。
「ふーん?ここがエレメント学園…」
「大きいねー」
少女こそが、噂の転入生。
名は、「月火蓮花」。
彼女の肩には子狐…いや、九尾が乗っている。
この九尾は、蓮花の式神で彼女の世話役でもある。名は「旭」という。
蓮花「…じゃ、入ろうか」
旭「うん、そうだね」
……さて、私の出番という名のナレーションはこれで終了か…(by作者)
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…何か、作者の声が聞こえた気がする。
…まあいいや。
蓮花「…なぁ旭」
旭「なぁに蓮花ちゃん?」
蓮花「…騒がしくね?」
皆スッゲー見てるー…。
転校生そんな珍しいか?
蓮花「…さて職員室職員室っと…」
旭「確か真っ直ぐ。だったよね」
蓮花「偽情報じゃなかったらな」
…ん?
旭「…どうかしたの?」
蓮花「……」
……いや、今は職員室だ。
蓮花「何でもないさ、じゃ行こっか」
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蓮花「…今日は、学園内にいるんですね。旭ヶ原夜咲先生は」
「んー?夜咲でいいよー、皆そう呼んでるし」
蓮花「一応教師相手なんで『旭ヶ原』先生でいきますね」
「(´・ω・`)ショボン」
ま、表示は夜咲だけど。
…何故、『旭ヶ原』先生ではなく『夜咲』先生なのかはというと…。
子供が高等部にいるから。ということ。
ちなみに、“今日は”と言ったのは、この人…旭ヶ原財閥の現社長。
基本、社長が本業なんでいない事が多い。らしい。
夜咲「それじゃ、学園内の案内するねー(^^)d」
蓮花「真面目にやってくださいね(^言^)」
夜咲「…(´・ω・`)」
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旭ヶ原先生の案内で、色々な場所を確かめた。
…掲示板か。そこには依頼があるとか。
……どっかで聞いたようなシステムだなオイ。
夜咲「…で、ここが寮。君は寮希望だったよね」
蓮花「はいそうですね」
旭「返答が雑だね」
夜咲「申し出さえあれば、寮でも自宅に帰宅出来るからね」
蓮花「おそらく自宅に帰宅しないでしょうが覚えておきます」
夜咲「…俺へのコメントがヒドイ(´・ω・`)」
蓮花「ちょっとイラッとするのでつい」
夜咲「うーん…(-_-;)
ま、まあ……一応これで全部だね。あとは…自由にしていいよ」
蓮花「そうですか。ありがとうございました」
というわけで早足でその場を去る!!
…と、その前に。
夜咲「あ、そうだ。チームどこ入るの?」
蓮花「…チーム。ですか」
夜咲「うんうん。希望あるなら書かないとね」
…希望は、ある。
エレメント学園に来たら、絶対に入るって決めた所。
蓮花「…ありますよ」
夜咲「…どこかな?」
蓮花「……それは──」
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ここはあるチームの部屋。
ここも、転入生の話が流れていたが…
『Character list』以外の登場人物は章の最後でまとめて出します。
すいません。