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FLARE GUARDIANS  作者: 睦月火蓮
PART.2
25/108

Episode.20 理事長

ルル「失礼しまーす」


おー、いたいた。夜咲先生。とー…

日向撫子(ヒュウガナデシコ)理事長。


撫子「ルル・ジュエルさんね。…それと、ネートさんに、赤月暁美さんね」


ルル「…え?」


ネート「もー、お姉ちゃん先行っちゃうんだからー」


ルル「外で待っててくれても…」


暁美「兄ちゃんに言われたんだって、一人じゃ何するかわからないって」


…ユウヒ。地味に酷いわね。


撫子「…それで、何か用かしら?」


ルル「ああ、えっと…理事長じゃなくって、その、夜咲先生のほうに用があって…」


夜咲「…俺?」


ルル「はい。えっとー…レンゲちゃん。そう、レンゲちゃんのことだ。

 …ったよね」


ネート「うんうん」


夜咲「?」


というわけで、経路をあれこれ説明する。

…キレンの話は少しカットしたけど。


夜咲「…そういうことか。わかった、準備してこないといけないから先に行ってて」


ルル「はい!…失礼します」


そう言って理事長室を後にする。

そして私視点は終了か…

────────────

(夜咲side)


夜咲「…ふぅ」


全く、驚いたよ…。

蓮花の話をしていたら丁度来たんだから。


撫子「大変ね、夜咲君も」


夜咲「仕方ないよ。子供のことだから。

 …撫子の方こそ、大変だろ?」


撫子「そういわれればそうかもね」


冗談めかして言ってるけれど、本当に大変だろう。

ここの理事長であると同時に、俺の妻であり、三人の子の母。しかも日向家現当主。…あ、それはもう俺と同じく娘に引き渡したんだ。

俺の何倍大変だろうか…


撫子「学園内の私はあくまで理事長。例え自分の子供でも、学園内では生徒。

 それに、あの子達がそれを嫌がるでしょ?」


夜咲「…そう、だね」


既に父親が教師である時点であれなのに、理事長の子っていうと…

あの二人は良いかもしれないけど、蓮花はなー…


撫子「…ほら、あの子達が待ってるわ。

 早く行ってあげて下さいな。旭ヶ原先生」


夜咲「…わかりました。日向理事長」


撫子「それでよろしい」


撫子に急かされ、フレアガーディアンズのいるルームFへ向かう。

…あ、理事長室に携帯忘れた。…撫子、自宅に戻ったら渡してくれるかな。

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