Episode.09 「突入しよーぜ!」「馬鹿か。駄目に決まってるだろ」
…で、ピュートに案内されながらついたんだが…。
夜「よ、洋風の豪邸…」
旭「…お家大きいなー」
夕陽「…だろ」
蓮花「普通じゃね?」
夕陽「……えっ…」
旭「…蓮花ちゃんの家も、お屋敷だから大きいもんね…
古い伝統のある陰陽師のお嬢様だもんね…」
夕陽「…そうか」
大陰「…もう少し、世の中を教えておけばよかったのかも知れません…」
蓮花「え?…え?」
…何か変なこと言ったかな?まあいいか。
さてどうやって入るか…
ま、当たって砕けろで行くか!
蓮花「んじゃ、とりあえず行くだけ行ってみるか!」
夕陽「オイ!?」
---------数分後---------
蓮花「良いってさ☆」
夕陽「はあっ!?」
蓮花「いや、リーダーさんのお父様が出てくれてね。特に話もせず…私の目を見てOKしてくれたんだけど」(真顔)
旭「ちなみに蓮花ちゃん、嘘つくと必ず目を逸らすから分かるよー」
え、そうなの?
…って、何大陰も頷いてんだよ!?
…ん?あれ夕陽の顔が青いような…
夕陽「…お前…それでよく通ったな…、しかもよりによってあの人相手に」
蓮花「…?」
ピュート「ピーピー」
夜「…えっ…な、なんでも…『ルルちゃんのおとーさん、ルルちゃんが外に出てこなくなってから、ボクも前みたいに入り口から入れなくなっちゃった』…と」
…マジで?
そんな人がよく許したな!?いや、ていうか…よく許されたな私も!?
旭「あ、でも蓮花ちゃんと夕陽君と私しか正面から入れないけど、
烏天狗の二人なら一応鳥に変化出来るから、ピュートに案内してもらえばいいんじゃないかなー」
太陰「その手があったか…」
夜「あれ、もしかして私もですか?」
太陰「…嫌なら別にいいんだぞ」
夜「いや、むしろ嬉しいぐらいだ。こうして兄上と並ぶのも久々だからな」
太陰「…お前らしい」
蓮花「あ、言うまでもないと思うけど、あんな大型じゃないのだからね」
太陰「分かっております」
そういう訳で、私達は一度窓から入る鳥組と普通に「お邪魔しまーす」で入る来客組に別れることに。
「ネーミングセンス無w」とか「雑(笑)」だの言ったの、あとで蓮花ちゃんが例の蹴り入れてやるから覚悟しろよ!
(↑無理です。by作者)
(※訳:ホント気にしてるんでそういうのは言わないで…)