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召喚士なのに前に居る  作者: マナ
1章:異世界

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7/10

7話:ヒーローか、はてまた

この話もお楽しみいただけたら嬉しいです。

 衝撃が来ない。恐る恐る目を開くと、近くにいたはずの熊はいない。


「よっしゃ! こっちこいやー!」

「グオォオオオ!」


 私の背後、坂の下の方から声がする。熊の雄たけびと、人の声だ。視線を向けると、大きな盾を構えた男性と、猫耳の生えた男の人が熊と戦っている。


瞬間刃(クイックエッジ)


 猫耳さんが呟くと、短剣がきらめいて熊に幾筋もの傷をつける。すごい、何が起こってるのか全然見えないよ。あの人たちは味方なのだろうか。控えめに言って、あの熊を翻弄する程度の実力はありそうなんですよ。そんな方々が敵になったら即死も免れない気がするんですね。私の明日はどっちだ。


「あらあら、ひどい怪我ね」

「うわっ!? 誰ですか!?」

「驚かせてごめんなさいね。貴女を助けたいから、暴れないで欲しいのよ。できる?」

「ア、ハイ」


 いつの間にか近くに金髪でナイスバディの美女が立っていた。白いローブを着ていて、杖を持っている。聖職者、なのかな。


「まずは傷を治しちゃうわね。治癒(ヒール)


 杖の先から優しい光が溢れ出し、私を覆う。あっという間に痛みが引いて、怪我が治った。ちょっと見られないくらいひどい擦り傷があったのに、痕も残ってないよ。


「他に痛いところはあるかしら?」

「あ、ないです。ありがとうございます」

「どういたしまして。……あっちも終わったわね」


 美女が視線を向けた先には、熊が血だまりを作って地面に転がっていた。えぇ、たった2人であの熊を倒したの? 見た感じ、お2人とも無傷ですよね。控えめに言って人間卒業してらっしゃるのではなかろうか。

 私がぽかんとしてその光景を眺めている時、ミケは後頭部に張り付き直して「ほぁー」と鳴いた。いや、どうでもいいって、ミケさん大物過ぎませんか。


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

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