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召喚士なのに前に居る  作者: マナ
2章:駆け出しの冒険者

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26話:初報酬

 冒険者ギルドに来ました。ランページ・スティードなどの素材を換金するのと、緑子の従魔登録のためですね。ギルドに入った時から私を見てヒソヒソ話す人がいる。召喚士だから、というより緑子を二の腕に張り付けてるからだね。近くを通った女性冒険者が「ヒッ!?」って驚いてたもん。襲いかかったりしないので気にしないでください。


「にゃむにゃむにゃむ」

「髪の毛食べてる? お腹壊すから止めなさい」


 後頭部に張り付いてるミケが何か食べてる。髪の毛が引っ張られてるので私の髪を食べてると思う。消化しないし、ばっちぃからやめなさいね。


「お帰りなさい! って、え!? グリーンワーム!」

「よぉ、リズ。素材の換金と、ウラナの従魔登録を頼むぜ」

「グリーンワームと契約したんですか!?」


 めっちゃ驚かれてる。そんなに意外ですかね。ポケモンで言う所のキャタピーやビードルみたいなものだと思うんですけど。


「グリーンワームは雑魚の代表格だし、見た目がねぇ」

「テイマーでもテイムする人はいません」


 そうなんだ。虫取り少年みたいな感じのテイマーはいないんだね。いないって断言される程度には弱いってことか。緑子に無理はさせられないね。従魔登録はスムーズに済んで、登録証はリボンタイプを選んだ。女の子だから可愛くしたいじゃんね。


「素材はこれだ。買い取りを頼む」

「かしこまりました。……わぁ、ランページ・スティードの肝じゃないですか! しかも立派! これは高値がつきますよ」

「他にも荒革と、脂肪もある。買い取りを頼む」

「脂肪まで!? ちょうど採取依頼が来ていたんですよ。 この依頼を達成したとして、プラス査定しておきますね」


 なんというラッキー。プラス査定のおかげで、けっこうなお金が入ってきた。頭の端に『豪運』さんがちらついてくるけど、さすがにこれは君の仕事じゃないでしょう。気のせい、気のせい。


「ほら、ウラナの分だ」

「えっ」


 タークスさんは私が採取した分の料金をそのまま渡してきた。プラス査定の分もまるっとだ。


「肝も脂肪もウラナが採取した分だからな! お前の初報酬だ。大事に使えよ」

「俺達の誰よりも初報酬が高額だな」

「よかったわね! 防具の更新もできそうだわ」


 肝は希少な品であることと、丸々と太っていたので銀貨3枚。脂肪は銀貨1枚だが、プラス査定で銀貨がもう1枚もらえた。すごい収入である。荒革は1枚あたり銅貨8枚。馬肉はもうちょっと安くて銅貨5枚だ。ヴィンセントさんやキャシー姉さんが剥ぎ取った分を合計しても、銀貨3枚程度。今回の鑑定額の半分以上が私の取り分になったのだ。


「じゃあ、銀貨4枚をチームのお財布に入れます」

「えっ? そんなに入れなくてもいいのよ。チームの財布には依頼達成料から自動で何割か入れてるんだから」

「まぁまぁ」

「まぁまぁって、お前の場合は防具の更新に金をかけた方がいいだろう」


 そう。私の弱点は初期値のステータスだ。特にVITが低いおかげで、ちょっとの攻撃ですら致命傷になりえる。しかしだな。


「STR初期値の私が身につけられる防具ってあります?」

「銀貨5枚もあれば買えねぇかな」

「……無理ね。VIT値を補正できる防具はどうしても重くなりがちだわ」

「軽いとなると、上位素材が必要だから、値が張る」


 銀貨4枚はチームのお財布に入って行った。銀貨1枚で何か買おう。

お読みいただき、ありがとうございます。

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