22話:初戦闘
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タークスさんでの練習もそこそこに、私は馬と戦うことになった。ミケに影魔法で馬を1匹、釣ってもらう。あとは攻撃をかわしながら、私は短剣を滑らせるだけである。
「ミケ、準備はいい?」
「うるるる”っ」
やる気満々なようです。さっきまでグリーンワームでシャドーボクシングしてたもんね。そのグリーンワームは何故かバックラーの面々の足元をうねうね這っている。逃げないのかな。
虫のことは置いておいて、馬です。群れの端っこにいる個体を釣ることに決めた。
「ミケ、影魔法!」
「にゃぁん!」
ミケの足元の影がぐんっと伸びて、群れの端っこで草を食んでいる馬に当たる。攻撃されたことによって、馬のヘイトがミケに行く。ミケは即座に私の肩に乗り、爪を立ててしがみついた。
「ヒィ~ン!」
前足を振り上げて威嚇をしたのち、私たちに向かって走ってくる。蹄が大地を踏みしめるドドドッドドドッていう音が怖いね。まともに当たったら、VIT値が防具込みで2の私なんて吹き飛ぶよ。DEX差はタークスさんほどなかったので、しっかりと見切りが発生した。私にぶつかる直前に、体が勝手に横に逃げる。かわした後、逆手持ちにした短剣を馬の胴体に滑らせた。けっこうな手ごたえがあり、ばっくりと傷が開く。
「ブルルルッ」
「DEXは私が上。避けられるね」
「にゃっ」
ミケがまた影魔法を発動させる。今度は私の足元の影がぶわっと広がり、馬になだれ込む。槍状の影が馬を貫き、傷をつけていく。
「ヒヒィ~ン!」
首をふり、ミケの影魔法を振りほどいた。図体が大きいだけあって、耐久値は高そうだ。また向かってきたので、同じようにかわした後、太もも近くに短剣を滑らせる。馬の左前足の太ももにばっくりとした切り傷ができた。
「いいぞー、ウラナ。その調子!」
「がんばれー」
タークスさんとキャシー姉さんの声がする。声と同時にまたしても馬が突進してきた。同じようにかわそうとして、違和感に急停止。即座に後ろへ下がった。
馬は前足を振り上げて、私のいた場所へ踏みつけを行う。当然、すでにそこに私はいない。それを確認した馬は、体をひねって後ろ足で蹴り上げてきた。それも見えていたので、回避でよける。時計回りで回し蹴りをしてきたので、私は反時計回りで回避した。後ろ足の太ももに反動も利用して深く切り込む。
「グゥッ」
馬がうめく。体がふらついているので、もう少しで倒せそうだ。手負いの獣は危険。いろんな漫画で見てきたこと。油断せずに、しっかりと勝ってやる。自分に気合をいれて、武器を強く握りしめた。ミケに影魔法を頼もうとしたときに、彼が私の背後に向かって威嚇を始めた。
「ッシャアアアア!」
「ブモォオオオ!!」
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