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召喚士なのに前に居る  作者: マナ
1章:異世界

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12/13

12話:召喚士はハズレジョブ

 間違いがないか見直して、リズさんに差し出した。


「書けました」

「文字も問題ないですね。わからないところはございませんでしたか?」

「召喚獣を書く場所がわからなかったんですけど、従魔ってところに書けばいいんですかね?」

「召喚獣?」


 リズさんが首を傾げたので、後頭部にしがみついているミケを指さす。ミケに指を叩き落とされた。プライドが高い猫ちゃんですね。

 登録用紙をリズさんとキャサリンさんが覗き込む。何か問題があったのだろうか。


「おーう、ウラナ! 登録は終わったか?」

「タークスさん。まだ終わってないです」

「紙を書いたらすぐ終わるだろ。文字でもわからなかったか?」

「召喚獣を書く場所がわからなくて」

「召喚獣?」


 会話の輪の外にいたヴィンセントさんが入ってくる。なんでヴィンセントさんも同じ反応するんですかね。


「お前、ジョブはテイマーじゃないのか」

「ジョブは召喚士ですけど」

「召喚士!?」


 タークスさんの驚く声がギルド内に響く。叫んだ本人はヴィンセントさんにすっぱたかれていた。耳を抑えてる辺り、大きい声で痛くなったのだろう。そういうところ、猫ちゃんみがあるよね。うちのミケもびっくりして頭皮に爪を立てております。とても痛い。


「いま召喚士って聞こえたか?」

「あのハズレジョブの」

「適性のある奴なんて初めて見たぞ」

「召喚獣も猫かよ。雑魚じゃん」


 ひそひそとした声が聞こえる。召喚士ってハズレジョブなの? 私の見える範囲にいる、魔物らしき動物を連れた人はいったい何なんだろう。


「このっ馬鹿タークス! 何のために私がリズと小声で相談してたと思ってるのよ!」

「驚いてつい。すまん、ウラナ」

「俺も無神経だった。すまない」


 2人から謝られている。謝罪の意図がつかめないんですが、誰か説明してくれませんかね。


「召喚士ってね、大器晩成型なだけあって扱いが難しいのよ。成果が物を言う冒険者となると、ハズレジョブって言われることも多いわ」

「そうなんですね。でも、この場所には私以外の召喚士もいるんじゃないですか?」

「いないのよ。貴女が召喚士と思っている人たちも、テイマーっていうジョブなの」


 ちらほら見える召喚士らしき人達はテイマーっていうジョブの人だった。テイマーと召喚士の違いってなんだろう。


「テイマーは従魔がいなくとも戦う能力があるが、召喚士は召喚獣がいないと戦えない。本人に戦闘能力があるかどうかっていう違いがあるんだよ」

「戦う能力がないっていうのが、冒険者にとって致命的なのよ。召喚獣を突破されたら、あっという間に形勢逆転されるわ」


 だいぶ大きな差があるんだね。確かに、私のスキルって契約、召喚、見切り、受け流し、豪運の5つだもの。戦闘能力ゼロですね。

お読みいただき、ありがとうございます。

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