3年経過
初めての狩りに同行してから3年の月日が流れた。
俺は8歳となり今ではお父さん抜きのクロス兄と2人だけで狩りに行ける様になっていた。
狩りでは相変わらず俺が荷物持ちでクロス兄が狩猟担当だ。
初めて狩りに出かけた時と比べてクロス兄は目覚ましい成長を遂げていた。
身長は大きく伸び、程良い筋肉を付けて獲物を見つけると無駄のない動きですぐに仕留めてしまう。
剣の扱いも熟練してきた様で今ではお父さんと戦っても良い勝負が出来る程だ。
そんなクロス兄をお父さんは一人前と認め、2人だけでの狩りに行ける様になったのだ。
狩りの行先も南の平原だけではなく東の森、西の川も行った事がある。
北の鉱山と森の奥地にある亜人の集落には行ってはならないと言われている。
当然行った事はない。
3年の間でたくさんの収穫があった。
基本的に狩りで獲た獲物は家に持ち帰り食卓に並ぶ。
食用でない素材は行商人に売り、狩った本人のお小遣いとなる。
つまり獲物に未だ止めをさせていない俺はお小遣いはない。
でもいいんだ。
その代わり様々な物を各地で拾ってきた。
木材、石材、多種多様な種子、売り物にならない動物の牙や骨等そんな物何に使うんだと思う様な物までとにかく集めてきた。
おかげで家に置ききれず、物置スペースを新たに作った位だ。
これだけあれば何か作れるだろう。
さて、何を作ろうかな。




