借金
「それでライズくん、地図とビブリオスの両方をお買い上げですか?」
「欲しいんだけどおいくらでしょうか。」
「これはこれは私とした事が失礼しました、地図が5000スフィア、ビブリオスが10000スフィアで販売致しております。」
この世界の通貨の単位はスフィアで、それぞれの硬貨1枚で銅貨が10スフィア、大銅貨が100スフィア、銀貨が1000スフィア、金貨が10000スフィア、白金貨が100000スフィアの価値がある。
この場合銀貨5枚で地図、金貨1枚でビブリオスを購入することが出来る。
よし、とりあえずお金借りる方向で頑張ってみよう。
「メルカリさん、ちょっと相談なんだけど。」
お金借りれるとしたらこの人かな。
さっき買おうとしてたし。
「おや、ライズくん、何かな?」
「手持ちのお金では足りないのでお金を貸してほしいんです。」
「まぁ君の様な子供には手が出せない金額だったね。」
「お金を返すまで地図とビブリオスをメルカリさんの手元に置いといてもいいので、お金を借りる事は出来ますか?」
ビブリオスはともかく地図はすぐに使わないしな。
メルカリさんの手元にあるなら大切に保管してくれそうだし。
「私ではビブリオスを買うことが出来なかったが、そのやり方なら一時的にだが私の手元にあるということか。」
「はい、そうなりますね。」
「お金を返すあてはあるのかね?」
え、ないよ。
どうしよう。
はったりをかけてやり過ごすか。
「すぐに大金を得る事は出来ませんが、一応いくつかの方法は思い付いています。」
詳細は聞かないでくれよ?
これから考えるんだから!
「いいだろう、今回の支払いは私が立て替えておこう。」




