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面接
「お前さん名前は?」
「私の名前はメルカリ、人は私をメルカリおじさんと呼ぶ。」
「じゃあメルカリに質問だ、俺を手に入れたらその後どう扱うつもりだ?」
俺だったらビブリオスと仲良くなるところから始めるかなぁ。
「ブックカバーを装着して私の家の本棚にしまいますね。」
「それで?」
「私のコレクションの一部になってもらいます。」
本として扱うならそれが正解だろう。
だがビブリオスの反応を見る限りそうではなかった。
「全然ダメだな。」
「なんですと!?」
「大切に扱うその姿勢は悪くない、だが俺はずっと本棚で過ごす余生を送りたくはない。」
まぁ確かに自我があるなら動き回ったり誰かとコミュニケーションを取ったりしたいだろうよ。
「他に前に出てくるやつは居ないか?」
よし、俺も前に出てみよう。
お金はないけどな!




