お手伝い その3
俺達は草むしりをする為に村の畑にやってきた。
畑は村の共有財産という事で村の一角にそれなりの広さで存在している。
現在植えられている物は前世では見た事もない野菜ばかりだった。
「さぁやるわよ!」
「頑張ろうねー。」
ミカンはやる気満々である。
抜いた雑草は家から持ってきた木桶に入れて作業は順調に進んでいった。
そう言えば雑草という名の植物は存在しないって事を思い出した。
人の意図にかかわらず自然に繁殖する植物をそう定義して多種多様な雑草が存在するという。
植物図鑑や鑑定能力がない為これらの雑草の詳細は分からない。
食べてステータス上昇効果とか無いかなぁ?
たぶん食べてもお腹は壊さないだろう。
ただ、美味しいかどうかは別である。
というか仮に微々たる差で強くなったとしても数値として確認出来ないなら違いは分からないだろう。
抜いた雑草は持って帰って雑草について母に聞いてみるとしよう。
「もう疲れちゃったー。」
「じゃあ帰ろうか。」
予想通り特に疲れたりはしなかった。
例えるなら100が元気いっぱいで30で疲れを感じるとしたら今の状態は31くらい。
いくら動いてもこれ以上疲れる気がしない。
同様にお腹も別に空いてない。
状態異常判定ぎりぎりまでにしか減らないのかもしれない。
便利な体である。




