第二章 第四話 ライル・教会にて
評価ありがとうございます。
m(__)mスリスリ
拙い小説ですが、励みになります。
では、よろしくお願いします。
「教会はどうだったの?今年は神様に会わなかったよね?」
心配のミーニャに対してライルは、
「うん、ギフト?貰ったよ。
今日主公様と太公様と月公様にお会いしたの!」
・・・ギフト?3公様??もう両親も祖母もフリーズ・クロックストップである。
「ライル!3公様とお会いしたのか?」
カイザルは興奮している、ライルは3公様がどんな神様か知らないようだ。
「3公様は子の世界の始まりにいた神様でな、主公様が先ずこの世界を創り、太陽の化身である太公様と月の化身である月公様を生み出されたのだ。
だからこの3公様は特別な神様なのだよ、その神様にお会いできるなんて・・・。」
カイザルが興奮をしていた、そしてミーニャも。
「ギフトって何を賜ったの?」
ミーニャは鼻息が荒い。
「神様に粗相はなかったかい?」
ヤーニャはやはりライルを心配して確認した。
「大丈夫、怒られなかったよ。
主公様は優しくて、太公様はひょうきんで月公様は怒るとちょっと怖い神様♪」
どんなだよ!と云うか神様に不敬になってしまうのではと皆は思う。
「ギフト貰った、収納とナビセットと全異常耐性だって。
ナビセットは鑑定?とマップと検索を合わせたのでナビ子さんがなんかの時には教えてくれたりお話相手になってくれるって、後健康は大事だから全異常耐性付けとくって。」
皆思った、神様の考えることは判らん・・・と。
何そのぶっ飛んだ三種の神器詰め合わせセット、鑑定?マップ?検索?確か昔の文献に出てくる・しかも1人1つしか与えてられなかったような貴重なギフトをセットでナビ子さん?誰?
それに全異常耐性、神様がそこまでライルの事を大事にするのは何故?親としては有り難すぎて逆に世間の目が怖い。
後収納のギフトって・・・なんだろう?
ストレージバッグ(収納袋)みたいなものかしら?
あれならかなり高いけど売っているし。
と一頻りミーニャが思い、
「ライル、収納ってどんなの?」
と聞くと、
「どれだけでもしまえて出せるって、時間も経たないらしいよ。」
驚愕のミーニャ、ストレージバッグは入っても6畳間くらいで時間経過はある。
実際にカイザルとミーニャも使っているのでそれは良く解る、どれだけもって言うのは、
「ライル!絶対に人に話してはダメ!
ステータス見せてはダメ!
判った?」
「判った、後ギフトは見れないようにするね!」
ステータスは細かく表示を消す事が出来無い。
出来てステータスが人に見れないような事位だ。
ミーニャの表示して見せてみてという言葉に
「ステータス!」
ステータス
ライル (男) 4歳 人族
レベル 0
HP7/7 MP15/15
攻撃力 3
守備力 3
魔法力 10
素早さ 4
器用さ 8
魔法
水魔法:ウォーター
火魔法:ファイア
生活魔法:ホット
具現化魔法:おまじない
スキル
魔力制御・魔力感知・魔力付与・調合
ギフト
収納・鑑定・マップ・検索・全異常耐性
アシスト
ナビ子
称号
最高神3公の加護・最短ステータス保持者・啓示を受けし者・ギフトセット持主
「・・・後で聞くわ、では、ギフトとアシストをOFFにして・後魔法と称号をも見えなくして。
あなたが将来村から出るときや危険が迫ったときにギフトなどをONにしなさいね、皆に見られると大変なことになるから。」
ステータス
ライル (男) 4歳 人族
レベル 0
HP7/7 MP15/15
攻撃力 3
守備力 3
魔法力 10
素早さ 4
器用さ 8
スキル
魔力制御・魔力感知・魔力付与・調合
「魔力は強めでMP多目だけどこれならもし見られても大丈夫ね・・・?」
皆が斜めに頷く、それにしてもステータスは普通弄れるものではないので、これも神様の計らいなのだろうとミーニャは思った。
一息ついて祖母が食事の支度をしたライルは薬を調剤する、それを側で見ている両親はしみじみ我が子の成長を感じた。
年に三回しか会えない我が子、その我が子が薬を調合し自分達に渡してくれ・・・るぅ?
「お母さんこれ・・・何?」
「吃驚したでしょう?この子ったらハイポーション作れるようになったの。」
吃驚処の話ではない、普通ハイポーションとなれば薬を作り初めて1年位で作れるものではない。
普通体力回復はポーション(HP50回復)・ミドルポーション(HP150回復) ・ハイポーション(HP300回復) となる。作成度合いでいけば薬草の量と付与魔力の質、造るときの無駄の無さで決まってくる。
ライルは丁寧に薬草を擦り潰す時も魔力を少し流して上手に擂り潰せますようにと祈り、水と混ぜるときも少しの魔力を流して上手に混ざりますようにと各工程の度に行っていた。
魔法の基本はイメージである、こうしてライルはおまじない(イメージ具現化魔法)と言う魔法を編み出してしまったのだ。
なので一日に作る量は2本位なのに魔力はかなり無くなってしまう。
夕食を食べて両親と風呂に入り、スキルや魔法の事、家の事を話したり、両親の活動の話を聞いたりとしているうちに寝てしまうライル。
翌日には両親とも出立していた。
朝食も済ませて祖母の手伝いしようかと思ったら、
「ライルも4才になったし村の中で遊んでおいで!
村の外に行かない事とよそ様に迷惑かけない事・お昼には1度帰る事を守るんだよ。
後、日が沈む大分前には家に帰るんだよ!」
と言われて外に遊びに行かされた。
読んでいただきありがとうございます。