男の仔ノ娘
君はどうしてそんなに自由気ままに生きていけるんだ……。僕は君を知りたかった。思春期の心と成長期の体の乖離に悩み苦しんでいた僕の前に現れた君は、まばゆく直視することすら叶わない存在だった。周りの目に怯え心に蓋をし、いつ決壊するかもわからない気持ちに答えを見つけられなかった僕と正反対の場所に立つ姿は、同じ境遇を過ごしたとは思えぬ明るさと優しさに満ちていた。
君と同じ場所に立ちたい……。僕は、いや私は……。
君と同じ場所に立ちたい……。僕は、いや私は……。
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