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7話

「おーそれは凄いそれだけで分かってしまうなんて君は本当に読書家なんだねー

  そう僕は運営の者ではない僕はハッカーだよ。

   今君達がいるゲームをハッキングした。

 でも安心して僕がしたのはNPCのAI化とゲーム内の速度を速める事

  それ以外は何も弄っていない。あっ違った一つあった。

   ログアウト禁止だよ」


 セイントは液晶画面の相手に質問した。

それも怒気を感じさせる言い方で質問した。


「何のためにそんな事をしたんだ」


液晶画面の影は言った。


「ここでいうと実験かな?

  その内容はゲームの世界に入ったままだと

   人はどうのような事をするのかと云う名の実験だよ」


 言い方は本当に実験を見ている研究員のようだ。

それを聞いたプレイヤーは悲観した。


「それで僕を見破ったリク君かな?

  質問は無いのかい?君のステータスは面白いね

   君ならどんな事でも教えてあげるよ

    教える事ができるものはだけど♪」


(コイツ俺のステータスを見る事ができるのか?)

リクは臆さず質問してみた。


「なら質問だ。なぜログアウト不可だけでは無く

  NPCのAI化などをした。

   ログアウト不可だけでも良いと思うのだが?」


影はそれを聞いて懇切丁寧に答えた。


「それはね♪

  NPCをAI化する事でより世界観を出すようにするためさ

   NPCがプログラムだったらそこはゲームの中だ。

 でもAI化すれば世界観が出る。そしてあたかもそこがもう一つの世界に感じられるようにするためさ

  そのために空腹も睡眠も必要になったから」


リクは続けて質問をする。


「ゲーム内の速度上昇とこの実験の期間を教えろ」


「そうだね。実験の期間は一年だよ

  そしてゲームの速度上昇は中での一日は外での一分だよ」


 それを聞いた皆は安心した。

なんたって一年この中で暮らしていると自然と出れるからだ。

それに中で一年待つと外では約七時間しかたっていないからだ。

だがリクはさらに質問をした。


「次だ。お前は今一年と言った。

  それはどちらの一年だ?」


 それを聞きプレイヤーの顔は安堵から引き攣った顔に変わった。

それは中での一年なら約七時間だが外での一年なら訳が違う。

外での一日が中での1440日になる。

一年なら525600日になる。

此処には小学生から老人までいる。

なら56年もいたら小学生はすでに大人になっている。



「それは教えられないな

  それは一年たってから考えたら♪」

影の奴は笑いながら答えた。


(これは間違いなく外の一年と考えた用が良いな)


「それじゃ待つ以外で脱出することはないのかよ」


これを言ったのはここまで聞いていた一般プレイヤーA


「君の質問は答えないつもりだったけど

  リク君も同じらしいから答えてあげる。

   それ以外にもあるよ。

 それはダンジョンの最上階に来ればいいよ

  そしたら全員を解放してあげるよ」


それを聞いた皆はやる気を出し始めた。


「ほかにはないのかな?

  ないならいいや

   これは僕からの注意

 僕がハッキングしたからってイベントとかは消えないからね

  そこだけは注意してねじゃ」


 それだけ言って液晶画面は消えて行った。

最初うちは皆茫然としていたが意識が戻り嘆き始め大騒ぎになった。

だがその大騒ぎはすぐに収拾された。

舞台にいた四人はすぐにさっきの話をまとめた。


まとめたものがこれだ


・ログアウトできなくなった

 だがデスゲームではない


・NPCに自我が生まれた


・最低でも一年はゲームから出られない


・ダンジョンをクリアーすることで

 一年より早くゲームを終わらすことができる


・このゲームの中では空腹も睡眠も必要になった


・それ以外はゲームを同じであること


 この答えが皆の安心の土台を作った。

そのため多くのプレイヤーがギルドに入ったらり作ったりした。

俺はもともとここではソロでやろうと思っていたのでそのままである。


「リクお前はやはりソロか?」


「ああソロでやろうと思っている

  それに死なないらしいからな

   大丈夫だ」


「それはわかっている

  だがフレンド登録だけしてくれ

   そしてなんかあったらメールか電話してくれ

 俺はお前を誘った責任があるからな」


「そんな事は気にしてねーよ」


 俺達はその後、これからの話を少しして

解散となった。


 俺はすぐに森に行かず町で

道具を集めに回った。

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