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4話

 谷戸若との約束もありリクはSPを半分まで減らし中央に急ぐ

中央の中道にはNPCの露店が開かれていた。


「いらっしゃい~~安いよー」


「ポーション売ってるよ」


 道の端の方にびっしりと開かれていた。

リクはその露店の一つに目が行った。


 そこはどこにでも在りそうな屋台が一つあった。

そこではいい匂いを出している焼き鳥が売ってあった。


「オヤっさんそこの焼き鳥を五つくれ」


「お!坊主買ってくれるか

  今日最初の客はお前さんだ特別に一つ五十M(モル)でいいぞ」


「それはよかった。

  え~と三千Mあるから二百五十Mですね。はい」


「毎度ほらこれモジャの焼き鳥だ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


モジャ Fランクモンスター


 一階に生息しているFランクの鳥。

そこまで危険ではないが大群でいる為襲うと大群で襲ってくる。

モジャからとれる肉は大半が食べれる。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 焼き鳥はいい具合に焼けており目の前から食欲をそそる匂いがしてくる。

大きさはサイコロステーキを串に刺した感じだ。


「おお!これはおいしそうだな

  おふ、ふぉ、熱いそしてうまい」


「それは嬉しい事言ってくれる。

  あそこで食べな。次もここで食べてくれ」


 俺は焼き鳥持って行われた場所に行く。

俺は美味しくて次々に食べていく。

そして五つ目に入ろうとした時、視線を感じた。


「すまん、そこの若者よ

  そこにある焼き鳥を一つ下さらんか?

   儂は昨日から何も食べてなくてなダメですかの?」


「それならしょうがない

  これをどうぞ、あと少し待っててください」


 俺はすぐに焼き鳥を渡しすぐに親ッさんの所に戻った。

そこは先ほどよりは人がいるがまだ並んで買える位の列だ。


「親っさん先程の焼き鳥を十人前作れるか?

  あそこのおじさんが腹減っているみたいなんでな

   大丈夫か?」


「なんだ?もう食べたのか?

  それにあのおじさんかしょうがねえな

   五十Mを十Mにしてやるよ。そのかわりまた来いよ」


「親っさん太っ腹だな

  はい、千Mだな」


「まいど、また来いよ」


 俺は残り千七百五十M残して焼き鳥を買った。

その焼き鳥を持って先程のおじいさんの所に行く。

五つ分けてその中の一つをおじいさんに渡す。


「おじさん一つじゃ足らないだろう

  これやるよ。俺は行くから気よつけて帰れよ」


「これは!!かたじけな

  このお礼は絶対返すのじゃ」

そう言われおじさんは食べ始めて俺は指定場所に行く。









 

 指定された場所にはすでに男と女がいた。

男の方は手に大きな盾を持ち背中には背中以上の大剣を携える。

女の方は杖を持っていて如何にも魔法使いですと言っているようだ。


「待たせたみたいだな」


「いや全然だ。どうだ凛久?いや・・・名前なんだ?」


「そのまま名前をカタカナにした」


「それならリクですよね?」


「ああ合ってるぞ。弥生」


「こちらではヨミです//」


「よろしくヨミちゃん

  それでこれからどうするんだ」


「そうだなお前の武器を出すか

  俺らはβテスターだから武器はテスターの時に使っていた物の

    強化前の物が送られるから俺らはこれでいい」


「それはなんだかひどいな

  βテスター皆そんなズルをしているのか?」


「ズルは無いだろう。

  これはβテスターの特典だ

   初心者用の特典もあるはずだぞ」


 リクはすぐにメニュ―画面を開きプレゼントBOXを

開く。


 そこには四つのプレゼントBOXが入っていた。

すぐに開くと選択できる初心者用の武器と専用武器と食品アイテムが入っていた。




****************************


食人のナイフ


筋力+15 速力+3 防力-3 


特殊 ドロップ率増加[小] 


食人専用武器


鉄でできたナイフ

作りはどこにでもあるナイフだが食人専用のナイフ

これで倒すと出てくる食品アイテムが増える,,,,,らしい。


耐久率 ∞/∞


****************************


****************************


初心者の籠手


防力+5 攻力+3


特殊 武器兼防具


木でできた籠手

作りはいたって普通の出来である。


耐久率 ∞/∞


****************************



「谷戸若これにしたぞ」


「それにしたか。

  いいんじゃないか

   ならお前のスキルの中に《殴術》があるんのか?」


「ああ、正式には《喰闘士》の中にだ。

  その中に《蹴術》《食事》も入っている」


「なんですかそのスキル!!

  趣味スキルを選んだですか!?」


「お前なぜそんなのを選んだ!?」


「だって殴れて蹴れて食事ができるからこれが良いなと思ってな」


「なら普通に料理を選択しろよ」


「それなら入れたぞ?この二つがあれば食べ物の心配はない」


 その様子を二人は呆れ果てていた。

俺はなぜ怒られたのか分からず慌てていた。


 だがリクは気づかなかった

いや間違えて読んでしまった。

リクが選んだ趣味スキル《喰闘士》は

《殴術》《蹴術》そして《喰事》である。

決して《食事》ではないそのスキルはどんなスキルなのだろうか

謎に包まれている。

食べる→食事

少し付け加えました

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