3話
ゲームの中に入ったアバターネーム、リクは目的地に向かって足を進めていた。
目の前にはステータス画面を開いたまま、ステータス画面は本人が了承しないと
他に人には見えないようになっている。
そのため歩きながら自分のスキルを決めている。
リクのステータスはこの様になっている。
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アバターネーム リク
種族 喰人
HP 100
MP 100
筋力 1
防力 1
速力 1
知力 1
機力 1
運 1
SP 30
固有スキル 喰呑得
スキル
《》 《》 《》 《》 《》
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「これどう考えてもおかしいよな(笑)」
どう考えてもおかしいい
だって中間種族の人族でもこれほどひどくないぞ
なんだこの1しかないステータスはひどいぞ
HPとMPはそれぞれ100だしそれ以外は全て1って
おかしいって
この世界のステータスの説明はこのようになっている。
HP
この世界での体力、休んでいると徐々に微少ながら回復する。
これがゼロになると死んでしまい町の噴水に送られる。
死んだらデスペナルティーがある。
MP
魔法やアーツを使うときに必要になる。
無くなるとアーツや魔法が使えなくなる。
MPは休んでいると徐々に微少ながら回復する。
筋力
アバターの力を表す
筋力が高ければ高いほど相手への物理ダメージが多くなる。
防力
アバターの防御力を表す
防力が高ければ高いほど相手からのダメージが少ない。
速力
アバターの速さを表す
速力が高ければ高いほど走ったり剣などを振る時の速さが上がる。
知力
アバターの賢さを表す
知力が高ければ高いほど相手への魔法ダメージが多くなる。
機力
アバターの器用さを表す
機力が高ければ高いほど物を作ったり攻撃を命中しやすくなる。
運
アバターの運を表す
運が高ければ高いほどドロップ率やクリティカルが出やすくなる。
SP
スキルを取得に必要なポイント
この事からリクのステータスはものすごく弱い
だが種族がレアという事はわかる。
それは喰人と書かれた所を押すとこの種族の
説明欄を見る事ができたからだ。
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種族 喰人
この世界ができていろいろな種族ができてきたころ
こいつらはやって来た。
基本こいつらは森の中で生息していて食欲旺盛であった。
植物、動物なんでもござれこいつらが食べれない物はない。
だがこいつらの種族は少なくなり今では見かけないほど少なくなっている
主な武器は弓や鈍器。狩りを主にして食べている。
こいつらを見た種族はこぞって悪魔の化身と言っていた。
この種族の合言葉は
「喰って 喰って 喰いまくれ
喰うのは 我らの 生き様だ」と残している。
レア種族
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運営なんだこの説明は他の種族はどうなっているんだ?
リクはそのまま説明を見た後少し考え説明欄を消した。
そのままリクはSPの半分を使いスキル取得を始める。
これはあらかじめ決めていた。
《善惡》《喰闘士》《料理》《発見》
を選んだ。
《善惡》
良い事や悪い事がたくさん出てくる
その確率はわからない。良い事があれば次に悪い事が起きる
※一定の間隔で逆転する。
《発見》
罠や普通では見えていない物が言えるようになる。
※常時発動型・レベルは上がらない
《料理》
果物や肉、魚を調理する時成功率が上がる。
※常時発動型
《喰闘士》
《蹴術》《殴術》《喰事》を持つスキル
趣味スキルの職業スキルに入る。
こんな風に戦闘よりも生産職よりのスキルになった。
戦闘に使えそうなものは《~術》と書かれているスキルだけだ。
「残り一つはあいつに聞くか」
リクは谷戸若の集合場所に向かった。
食事→喰事に変えました
加えました。